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ドイツ・ベルギー出張(1)

2018/09-10

マンハイム・ハイデルブルグ / ドイツ


ドイツ新幹線(ICE)

カリブ海の旅を終えて、パリへ戻り。そこからドイツへ鉄道移動。TGVではなくドイツ新幹線(ICE)の車両。パリ東駅には、車いす(お手伝い必要な人)案内センター有り。行ったらランチ休憩なのか閉まっていた。

しばらくして係員が戻ってきたので、私の便を伝える。ドイツ新幹線の車いす対応車両は25号車。東海道新幹線11号車みたいなもの。ただドイツの方が車いすのまま座れる席が3つと数も多い。トイレも使いやすい。しかし、ホームと車両にかなりの段差があるので、昇降機(手動)が必要。

携帯電話を片手にアラビア語で友人と話しまくりながら働く移民労働者が介助役。勤務態度は悪いが、仕事はテキパキ。一応プロフェッショナル。介護など低賃金労働は外国人の役目。

ドイツ新幹線の車いす席は、全部で3つ。1列抜いているので、そのまま車いすOK。あるいは座席に乗り移ることも可能。2等席で、席番号は切符にもあるが、なんだか適当に座っている場合もあり。車いすスペースはいわゆる優先席になっていると推測するが、スーツケースが置けたり、広かったりするので、関係のない人も結構、座っているので、先客とかいたら、車いすなので使わせて欲しいと、スペースは譲ってもらうのが良いだろう。トイレもばっちり。25号車は車いす対応。座席番号でいうと、74番が一人掛け。76番、78番が下左写真の2人掛け。

ドイツ新幹線は、WIFIフリー。勤務中だけど車掌もスマホいじり。フランスから国境を越え、マンハイムに到着したら、ホームには迎えなし。そんな事態も想定して車掌を捕まえていたので、車掌2名に担いでもらってホームに降りた。

マンハイム駅。駅前はトラム乗り場。反対側はタクシー乗り場。公共交通の導線がきちんと管理。機能的です。ホテルは駅から徒歩5分。街並みを楽しみながら、歩いて移動。


ハイデルブルグ観光

マンハイムでは2泊。中日を利用して、近郊電車で観光都市ハイデルブルグへ。駅のエレベーターは自転車も乗れる。ボタンは壁に横配列なのは北欧と同じ。シンプルデザイン。

車内の様子。車いすと自転車が同じスペースを利用します。新しい電車は車高も低く、ホームと段差がないので、車いす単独乗降可能。

ハイデルブルグ駅前の観光案内所で、城までの往復バス、登山列車の切符を購入。もちろん低床でバリアフリー。登山列車のバス停で下車。登山列車も昇降機がついていたりして、車いすでも利用できるようになっています。嬉しいですね。

ハイデルブルグ城の駅で降りて、お城へと歩く。石畳が一部舗装されていました。車いす、ベビーカー、杖の人への対応ですね。安心して車いすでも歩けます。

ハイデルブルグ城に到着。基本、外から見ます。中にも入れるのかもしれませんが、車いすでは無理だろうから調べませんでした。一人旅なので、私が入った写真は無しです。

見所は、城から見る街の絶景です。庭園もフラット。散歩して景色の良い場所を見つけましょう。

もう一度、登山列車に乗って下へ降りて、旧市街を散策。教会前の広場。昼食を食べて、帰りは駅まで3キロ弱。ゆっくり商店街を通ったりしながら戻りました。甘いものが美味しいドイツ。お茶しながら、ぶらぶらするのも良いでしょう。


マンハイム市内観光

ハイデルブルグから戻り、夕方はマンハイム市内観光。古い建物、公園、活気のある中心街など、それなりに楽しい町。大学が有名ですが、住むのなら、コンパクトで良い感じ。いい街です。色んな移民や人種が住んでいた。トルコ、タイ、中華、すし、ベトナム、アラブと、様々なレストランがある。地方都市なので値段も安い。

マンハイムの旧市街。メインストリートは、路面電車が走る。いわゆる歩行者天国で、とても歩きやすい。小さな商店、個人経営のレストラン、お洒落なカフェやブティックもたくさん残っており、活気があった。

スーパーに入ったら、3台のレジ全てが、おっさんだった。1名は全身タトゥーにピアス。でも仕事は丁寧。何ら問題なし。レジや銀行の窓口に女性しかいない日本が、逆に西欧人には異様に見えるかも。

フランスからドイツ国境の車内を男女ペアの警官が車内チェックをしていた。日本では逞しい女性警官は少ない。マンハイム旧市街に大きなポルノショップがあったので中を覗いたら、女性用バイブがワンブロック、女性セクシー衣装や小道具も充実しており、女性用の生玩具が2割ぐらい占めていた。もちろん女性客も来店していた。日本だと完全に男性用しかありませんから。日本はやっぱり、ジェンダー(社会的性差)ギャップが大きいとドイツを旅行しながら再認識。


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