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共産主義の名残(4)

1996/08 - 09

レンタカー / トルコ


トルコへの憧れ

車イスになったときの入院中、暇つぶしにマンガをたくさん読んだ。その中に「クライング・フリーマン」というのがあった。暗殺者が活躍する劇画だ。その主人公が、カッパドキアに行き自分のルーツを探る話があった。そこに描かれていた風景は、空想の世界だと思っていたが、本当に存在することを知り、驚愕する。

以来、いつかこの目で見たいと憧れの地となる。

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トプカプ宮殿のロマン

かつて世界を支配したオスマン帝国。その繁栄ぶりが、展示されている数々の秘法に見ることができる。陶磁器のコーナーでは、古伊万里や中国の景徳鎮などが展示されている。シルクロードを通って、遠くオスマン帝国のスルタン(王)に贈呈されたものだ。

ヴァチカンのサンピエトロ寺院内の博物館も世界各地の金銀財宝があって興味深いが、同じように世界の権力者に富と宝物が集まるなと思った。

ドイツのマイセンが景徳鎮や伊万里の影響を受けているのは有名なことだが、ここオスマン帝国を通じて、シルクロードを通って物や文化が伝わったと思うと歴史のロマンに陶酔できる。残念ながら「ハレム」は長蛇の列で見ることができなかったが、トプカプ宮殿を十分に満喫。宮殿内は多少の段差はあるが、一人でも所々で周りの観光客に助けてもらいながら閲覧できる。


イスタンブール

イスタンブールは海峡の街なので坂が多い。車イスには、ちょっと大変な街。オールドバザールの中もすごい坂ですよ。ブルーモスク(下写真)とトプカプ宮殿の周囲は坂はない。

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思わぬ、カッパドキアへの旅立ち

トルコには当初イスタンブールに3日だけ滞在する予定だったが、ルーマニアでレンタカーできなかったので1週間ほど余分に時間ができた。そして、イスタンブールをゆっくり観光しようと思ったが、坂ばかりなので大変だろうと思った。このままイスタンブールで、観光はできぬと思って考えを巡らしながらホテルの下のレストランで朝食をとってっていると、日本人3人組がお茶をしていた。

思わず声をかけて、一緒にレンタカーしてカッパドキアに行かないかと話を持ちかけた。彼らもこれから2週間トルコ旅行する予定であったし、車があればカッパドキアも楽しいし、合意。

ホテルの人にレンタカー手配してもらい(オートマを探すのに時間がかかった)、夕刻に出発。これで、行くのは無理だと思っていた憧れのカッパドキアに行けることになった。人生何があるかわからない。

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一緒にレンタカーしたナイスな3人組と食堂で。写真左の彼は、SMAPの中居正広にそっくりで、女性を口説くのが得意で武勇伝がとても面白かった。


カッパドキア

レンタカーでイスタンブールからカッパドキアに行くといっても遠い。1000kmはある。高速道路も途中までしかない。道もトルコ全土の地図だけしか持っておらず、迷いながらも運転を交代しながら夜通し走って、早朝、カッパドキアにつく。

朝焼けに光るカッパドキアの奇岩群。こんな岩山にと穴を掘って作った住居。隠された教会。隠れるように生活していた様子がわかる。そもそも中東地域で迫害されたキリスト教徒が隠れ住んだ所なのだ。

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日本でいうなら、落ち武者の村、密教の村みたいな感じだ。崖に住居があって伝書バトで連絡する。住居の入口はどこかわからない。

他には、竪穴が100mにも及ぶ13階構造の大地下都市もある。人間の生への執念と信仰心がうかがえしれる。この辺りは乾燥地帯で作物も育ちにくく、冬は雪が積もり銀世界になるのに人は、どこでも生きていくものだと関心した。また、ある教会には、隠れ地下通路があり、外に逃げれるようになっている。まるで忍者屋敷みたい。

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しかしながら、現在、カッパドキアの洞窟住居に人は住んでいない。なぜかというと、トルコ共和国建国の際にギリシアとの交換条件でトルコに住むギリシア人(キリスト教徒)と、ギリシアに住むムスリムとを交換した。

カッパドキアはある説では、宇宙人が住んでいたとも言われるほど、今でも謎の多い場所です。


ハットゥシャシュ

世界で最初に金属を使用したといわれるヒッタイト王国の首都。2つの川に挟まれた小高い丘に遺跡が広がる。紀元前17世紀に栄えた街。 はるか4000年前にタイムトリップできます。本当です。

丘の上に上ると辺り一帯が見下ろせ非常に景色がいい。天然の要塞にもなり、この地に拠を設けた訳もうなずける。そやけど、古代から権力者は高いところが好きだなー。


首都アンカラ

1923年トルコ共和国建国の際、西欧諸国に少しでも遠くということでイスタンブールでなく、内陸の人口わずか6万人のアンカラにわざと首都を置いたのが街の始まり。100年も経たないのに、いまや人口360万人を越える世界有数の大都市に変化している。

アンカラが田舎だったというのは行けば如実にわかる。斜面を生め尽くす家々、無秩序に開発して広がった街。道路も混みます。日本の東京の郊外でみられるシュプロール現象がアンカラでも見れます。

トルコはイスラムというより建国の父アタチュルク主義の国でありますが、そのアタチュルクの思想、業績がアンカラでは非常に色濃く見られます。逆に歴史がないので観光には乏しいです。おすすめ観光ポイントは、アンカラ城で夕日を眺めるのがいいです。


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