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アルプスドライブ (2)

2008/07

ストラスブール / フランス


LRTで有名な街

バリアフリー研究所を運営している者として、ストラスブールは訪れたい街だった。欧州で急速に普及しているLRT。そのブームの火付け役でもあり、交通計画、都市計画の成功例として、あまりにも有名なのです。日本からも行政の首長などが、たびたび視察という名のもと訪問してきた街なのです。

 ・ 旧市街から、自動車を排除して、歩ける街にする。中心地の賑わいを出す。
 ・ 街の中心を通過する自動車の迂回路として、周囲に高速道路を整備する。
 ・ LRT(ライトレールトランジット)を軸とした、公共交通を整備する。
 ・ パーク&ライドを推進。

ストラスブールを訪れてわかったのは、観光の街でもあること。ドイツ国境に近いフランス。アルザス地方。運河のある旧市街地。歩いて楽しめる街。路地裏の洒落た店。散策の楽しみ。便利な公共交通。

斬新なデザインのLRTがストラスブールの象徴です。架線部分は、自動車通行禁止になっている部分も多く、道路が減ったことになります。よって、中心市街地では、自動車は不便な乗物となり、あまり運転することはできません。しかしながら、歩行者には便利です。駅間も短く、道路からすぐ乗れる。車両は小さいですが、頻繁に運行しているため、待ち時間は、ほとんどありません。日本と違って、改札がないシステムも便利です。居住者は定期券を持っています。旅行者は1日券や乗車券を購入。たまに検札があります。

開放的なLRTに乗っているだけで、観光を楽しめます。窓が大きいですから。自由に歩いて散策できるのは、最高です。

こちらの写真は、ストラスブール中央駅です。旧駅舎を囲っています。LRTのデザインと統一していて格好いいです。駅前広場も、芝生を敷いて広くて気持ちがいいです。中央駅では、LRTが十字に交差して、地下を走っています。

フランスといえばグルメ。ドイツ国境に近いこともあり、ソーセージが有名です。サラダにも、大きなソーセージが乗っていました。

 

名物料理はシュークルートと呼ばれる、キャベツとソーセージやハムの盛り合わせ。ドイツでいうところのザワークラフト。お腹に重たいです。あまり美味しいとは思いませんでした。ソーセージはやはり、本場ドイツの方が美味しいですね。

もう一つの名物タルトフランベ。 ピザのトマトがないバージョンに思いました。ベーコンとチーズが具になります。それなりに美味しいですが、ピザの方がずっと美味しいです。懐かしい素朴な味といったところでしょうか。グルメに期待していましたが、期待が大きかったためか、肩透かしでした。ドイツ料理をフランスで食べた感じです。普通のフランス料理を食べれば良かったです。失敗。


ドイツ環境の街フライブルグ

フランスのストラスブールから、スイスのバーゼルに向う途中に、ドイツのフライブルクに立ち寄った。環境先進国ドイツでも、有名な環境の街。大学都市なため意識が高いのだろう。サッカースタジアムも、天井にソーラーパネル(日本の京セラ製)が、敷き詰められている。

スポーツ観戦が趣味である私は、スタジアムを見学に。試合はないため、外から見学。地方都市のため、コンパクトな専用スタジアム。なぜか扉が開いていたため、スタジアムの中に入ることが出来ました。ホーム側のゴール裏が2階建てで大きくなっているのも特徴です。車いす席は、両角の最前列から入り、メイン、バックスタンドの最前列で観戦となります。

 

無駄なものを排斥した、シンプルな構造。建設費もかかってないようです。スタジアムも住宅地の中にはり、市内中心部からも近いです。

 

フライブルクの市民の足は、トラムです。小さい街ながら公共交通も発達しています。スタジアムの近くへも走っています。古いトラムですが、車いす、ベビーカーにも対応して、低床に改造されました。完全フルフラットではなく、板が出てきて、段差を解消します。古い駅とかがあるためです。新車両の導入で、バリアフリーになるのは素晴らしいです。日本もこうなればなあ。

 

トラムは、パーク&ライドを推進しています。郊外の駅に駐車場があり、自動車を停めて、トラムに乗り換えて、市内中心部に向います。また、バス路線の集約地でもあり、トラムとバスを組み合わせて、公共交通網を充実しています。


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