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もう一つの日本へ(3)

2003/07  -  08

バス移動 / アルゼンチン


大移動

ブエノスアイレスから、パラグアイ国境の町ポサーダスへの夜行バスに乗った。予約時に、座席を1階席の入口に一番近いところを指定した。もちろん車イス用の設備なんてないが、介助を頼みながら、強引に座席に移動するのだ。南米の移動手段はバスで、それも色んな種類があり、サービスが良いのが特徴。競争が激しいので、値段も安いし、シートも大きくて快適だし、食事もつく。

バス乗り場は、ものすごい熱気だった。自分のバスを見逃さないように、電光掲示板をチェックして、放送を聞いて、周りの人に聞きまくる。なにせ、100レーンぐらい乗り場があるのだから。。。

周りの人にお手伝いしてもらいながら、無事バスに乗り込み、一休みする。途中、バスガイドさんが飲み物や食事を運んでくれる。食事が上手いのにはビックリ。高速道路が整備されているので、ぶっ飛ばして、夜が明けたら目的地についていた。

ポサーダスから、パラグアイのエンカルナシオンへは、小船で渡ることにした。そのほうが風情があると思ったから。また、あまり例のない入国方法だから。早朝にバスがついたので、観光案内所が開くまで2時間、トイレや朝食など取りながら時間をつぶした。観光案内所で、国境の越え方の情報を教えてもらい、船乗り場の場所を教えてもらった。船乗り場へはタクシーがいいとのアドバイス。

船乗り場に着いた。警備員はキョトンとしていた。おいおい車イスで乗るのかよ!って。無視して、切符を買い、出国手続きをして中へ。ちょうど出発するところだった。しかし、長い階段。助けてー! と周りにお願いして、皆に担いでもらって、車イスごと船内へ。

やっぱり船は、風情がある。大河ラプラタをトコトコ渡る。向こうには国境の橋が見える。乗客もローカル丸出しで、生活感ありあり。値段も2ペソ(80円)と安いしね。

 

さようなら。アルゼンチン。 短い滞在だったけど、きっと再訪して今度はパタゴニアを旅するからね!

パラグアイに着いた。入国審査をするが、なーんと判子を押せないとのこと。この港では入国した印がもらえない!ローカルな日常的に利用される交通手段なので、名簿に記帳するだけなのだ。入国審査官は、橋に行って、そこで判子を押してもらえとのこと。入国した印がないと、密入国になってしまうので、仕方なくタクシーに乗って橋へ。

アルゼンチンからパラグアイへの入国。船という安い手段にしたが、入国スタンプのためにタクシーに乗るという、アホな結果に。変わったことをすると、手間とお金がかかる。


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