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ロシア サッカーW杯観戦(2)

2018/06

冬季五輪のあったソチで、ベルギー対パナマ戦


鉄道に乗る

ノボシビリスクから、ソチ空港へのフライトは午前中に到着。市内観光をして、夜に試合を見て、深夜の飛行機で次の都市へ移動。荷物を預ける場所があることは事前調査済み。空港の外でしたが、預ける場所がありました。1000円ぐらいとかなり値段は高いけど、身軽になることを、もちろん選択。

空港から市内への電車が五輪で開通した。空港駅は完璧なバリアフリー。試合のチケットを持っていると、チケットは無料になるシステム。1時間に1本ぐらいと本数は少なく、しばらく待つ。 

全ての改札が広い。全部、車いすで通れる。良いですねー。 

待っているとき、トイレを利用する。車いす対応も、もちろん有り。 

ロシアの点字ブロック(誘導)。

電車の前で記念撮影。案内してくれた駅員さんに撮ってもらいました。ホームと電車にも段差がない。

ソチ五輪の時に作られた路線。車両にも車いすスペース、トイレも車いす対応の広いもの。 

ところが、目的地の市内中心部であるソチ駅に到着したら、ホームには40センチの大きな段差。乗客に頼んで、車いすを担いでもらう。空港と五輪センターだけの中途半端なバリアフリーで残念。でもホームにあるエレベーターはちゃんと動いていたのは良かった。無事に外に出れた。 

ソチ駅の周囲はごちゃごちゃ。道路を渡る地下道を通るのも面倒というか、無理。売店でピロシキを食べながら、麦芽ジュース「クワス」を飲んだら、さっさとスタジアムへ移動することに。低床バスが、市内とスタジアムをピストン輸送。空港から直接バスも出ていたが、時間潰しのため市内へ出ていた。


ソチ・オリンピック・スタジアム

鉄道駅のあるところが、バスターミナル。ここからスタジアムまで1キロ

見えてきました、オリンピックスタジアム。周囲は公園。騒ぎながら、写真をとりながら、観客はゆっくり歩いていく。途中のベンチで少し昼寝。

スタジアム周辺は、お祭り。

オリンピックパークは、現在自動車のサーキットになっており、スケートリンク、アイスホッケー場などは分断。あんまり使われていなそうな五輪の施設が遺跡みたいに残ってます。巨大な公園でもあるのですが、いかんせんソチ市内からは車で30分はかかる場所。遠くポツンとある。でも隣に遊園地と、黒海のビーチがあるので、リゾート地ではあります。

今回のワールドカップ。ボランティアが大活躍。大学生らしき若い人が多く、笑顔を振りまき、ハイタッチなど多数。本当にロシア人?と思ってしまう。そんなボランティアの中に車いすの人もいました。記念撮影。

ロシア美女が演奏する太鼓。かわいいです。賑やかです。試合以外でも十分楽しい。

スタジアムの中に入りました。ビーチが見えます。海でくつろいでからスタジアムに入る人も多かったです。

観戦したのは、ベルギー対パナマ。中米の小国パナマのサポーターが1万人以上きていたことに驚く。スタジアムへの道中は、ビバ・パナマ!の大合唱。サッカーが盛んなイメージはなかったが、W杯出場を決めた日が祝日になったとかニュースであったから、熱狂的なのかも。

車いす席はバッチリの設計。メインスタンドの良い位置で観戦。

公式サイトで、車いす席を買うときに、「enhause seat」というのがあった。太っている人のための座席。肥満証明が必要とか。どんな座席なのか気になっていたが、端っこに2つの座席を使って一人分のシート。相撲取りでも座れる大きさ。でも誰も座っていなかった。新しい試みなので、そもそも購入する人がいないみたい。

バックスタンドの拡張シートには、観客がいましたが、別に体の大きな人ではないので、勝手に座っているのかな?それとも席が余ったので、関係者が座っているのかも。

試合開始。 ラテンの人々は賑やかだ。陽気に騒ぎまくる。スター選手揃いのベルギーを応援するつもりが、判官びいきでパナマを声援。前半は秀逸な闘い。サッカー観戦人生3本の指に入る、とても楽しい試合だった。

パラリンピックもあった会場。車いすトイレもバッチリ。

ところで、私の座る目の前に、ドイツチームのスタッフ3名が座っていた。次の試合がソチであるから前乗り視察だと推測。チーム関係者とわかる格好をしているのに、態度があまりよくなく試合もスマホいじりながら適当に見ていた。初戦メキシコに負けているのに緊張感ないなあ、おごりがあるのかなあと感じた。そのときにドイツは予選敗退するなと思ったら、予感的中。後出しじゃんけんですけど


試合後、バスで空港へ戻る。カフェで、お茶とティラミスを食べながら、ライブ中継の他の試合を観戦。すると往路、駅で会った日本人と再会。一緒にテーブルを囲むと、北大阪で地震があったと聞く。

ロシアのホテル空港などの無料WIFIは、携帯番号がないと使えない所ばかり。ショートメッセージを受け取り、それを打ち込む。日本の携帯は海外で使えないから不便。だから地元で地震があったことを発生から1日近く、知らなかった。すぐに乗る飛行機があったので、ソチから移動したサンクトペテルブルグの空港でSIMカードを購入して、最近購入したSIMフリースマホに入れる。で、大阪に住む家族の安否確認。何事もなく安心。パパは呑気にサッカー観戦を続けます。


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