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アルプス スキー旅行(2)

2014/01-02

スキーを満喫/グラン・ボルナン


夢のよう

1年前に感動しまくったアルプスのスキー場。再訪を誓い、有言実行。現地の宿泊は1週間契約。4人~10人ぐらいのロッジが多く、同行者を探す必要あり。色々と声をかけ、2組の夫婦が来てくれることになった。1週間のスキーは日本人には長いので、スキーは4日間にして、アルジェ、パリと旅行することにした。

フランス人の友人メリーが、新しいスキー場を見つけてくれた。障害者スキーのレッスンや、道具レンタルをするNPOがゲレンデ横にある。完全バリアフリーのロッジ(2部屋)もあるが、先約があり私達は泊まれず。別の段差のないエレベーター完備のロッジに泊まり、毎朝自動車で移動することになった。

さて、車いすから、モノスキー(チェアスキー)への乗換。慣れてないので介助が必要。このNPOは転倒防止の手作り板を持っており、モノスキーを入れて固定できるので、簡単に移乗できた。

いざ道具をレンタルして、サイズを調整して滑ることに! 種類も豊富。道具も新しい。値段も安い。このNPOのある場所は、そのままゲレンデのスロープ横に繋がっている。

ちなみに地元フランスのチェアスキーヤーは自家用車をそのまま乗り付けていました。ゲレンデ横にまで自動車で来れるのは、とても良いですね。

スキーレッスンを受けていた男性。私と同じモノスキー。寒さ防止のため、足に巻いた毛皮がかわいいです。

さて、私のスキー。既に日本で3回(計5日間)滑っていたので、かなり滑れるように。フランスの道具にも慣れて快調。3日目が快晴で、皆でスキー場の最深部にある山の頂上へ。全員集合で記念撮影。

スキー場。日本との違いは、初心者からプロまで、楽しめる幅が大きいこと。上手な人は無限大に楽しめる。木が少ないので、どこでも滑れる。非圧雪のコース外もガンガン滑る熟練者の多いこと、多いこと。

流行りのスキーパークもあり、ジャンプ台では1回転する人もいました。 着地点にはでっかいエアーマットが置いてあるので安心。車いすでなければチャレンジしたいなあ。

ランチは、ロッジのテラスで食べました。宿泊先から持ってきたパンやサンドウィッチ、ジュース、ハム、チーズ、パテなど。

こちらは2日目の大雪。その朝は自動車の天井に50センチ近い雪が積もってました。新雪。街の道路は、早朝から除雪車やトラックが道をきれいにするので、スノータイヤでなくても大丈夫なのに驚き。

最終日。雪質も最高。景色も極上。広いし、長いし、スピードも出せる。豪快に滑ってきました。友人メリーは、見違えるように上手になった私に「自分で自分を誇りにもっていいよ」と褒めてくれました。ようやく念願のスキーヤーになれた瞬間かもしれません。

4日間。滑りまくった。転んだのは1度だけ。最終日に上級者コースに突入して斜度がキツくビビって転んだのみ。中級者コースもガンガンと滑れるようになりました。快晴のときはバーンも良く見えるので、飛ばすこともできる!ただリフトの乗降だけは、慣れない道具なこともあり下手なまま。


宿について

前述したように、フランスのスキー場、宿泊施設のロッジやホテルは、1週間単位の契約。土曜に借りて、金曜に返すのが基本となる。バリアフリーロッジは予約済みだったので普通のロッジに。

部屋から、ゲレンデが見えました。夕暮れで天気が崩れていました。

食事は自炊です。もちろん外に出てレストランやバー、スーパーで惣菜を買うことも可能。フランスのスキー場。名物は焼きチーズを、ジャガイモにかけて食べる料理「ラクレット」。ハムも付け合わせ。

料理上手な友人メリー。毎食美味しいものを作ってくれました。フランス手料理を満喫。ワインもパンも最高です。


古城レストラン

このスキー旅行の初日。スキー場へ行ったら自炊になるので、レストランで贅沢にランチを楽しむ。リヨン空港から車で30分のところ、グルノーブルに行く途中にあるブールゴアンという小さな町。古城を改装した高級レストラン Domaines des sequouias  。ホテルも併設。嬉しいことに、バリアフリーだった。正面玄関は段差だが、テラスにスロープがあり、車いすアクセス可能!

高級な香りがします。雰囲気だけでも満足。インテリアのおしゃれなこと。庭や敷地の大きなこと。貴族になった気分です。おほほ。

高級レストランなのだが、お得なランチコース(ネットで調べた)があったので来店した。28ユーロ/人。 安い! パリじゃ考えられない値段。前菜+主菜、あるいは主菜+デザート、をチョイスする。6名全員が前菜+主菜。 安いので2皿のみ。

最初に出てきたもの。ポテトとおせんべい。お皿は軽石。わさびとトビコが使われていた。

シェフがテーブルまで出てきて説明してくれた。実は日本人シェフがいるので、日本テイストが入っていると。残念ながら、その日本人シェフは埼玉の実家に帰省中らしい。こんな田舎(失礼)のレストランで日本人が活躍していることに嬉しくなりますね。

次は、卵を60度だかで、ゆっくり湯がいた科学的な皿。未知なる触感を楽しむ。これが前菜だと思ったら違った。

こちらが前菜。というか1つめの皿。フォアグラでした。絶妙な火加減。美味しい!

主菜は、魚。タラかな? イカスミが面白い。色合いが美しい。茶色のソースはなんだっけ、とにかくおいしかった。

デザートの皿は注文していないのだけど、プチデザートが無料でついてきます。カヌレ、レモンクッキー、クッキー、マシュマロ、飴。ちょっとずつ食べれて満足っす。 

28ユーロは安い。この雰囲気、この味。とっても満足。 白ワインも美味しかったです。


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