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バンコク旅行(1)

2015/05

お寺巡り


電車で市内へ

タイ人を妻にした友人は、障害のある人をタイによく連れていっている。私がたまに知人を海外案内するのと似て、実費は負担してもらう手法。連れていく人も楽しむ。皆で楽しむ旅行。ベタなバンコク観光旅行が企画されたので、参加させてもらうことになった。タイは過去6回訪問しているが、まともに昼の観光したことがない。乗換で立ち寄ることが多く、昼は寝るかマッサージで脱力していた。

私だけ関空からの出発。他の皆さんは成田から。夕方に現地合流。朝到着で時間あるので、空港から一人でホテルへと移動。

4年前に来たとき、空港と市内を結ぶ鉄道が開通。駅にエレベーター。車両とホームの段差もほぼ無し。空港列車のバリアフリーに感動したが、駅の外は段差だらけで歩きにくい。結局は駅からは、タクシーだった。しかし今回、空港列車の駅と、地下鉄の駅がつながっていた。段差のない高架歩道が完成。雨に濡れることもない。地下鉄の駅も地上に上がるエレベーターが複数できていた。バンコクの道路は、信号や横断歩道もない何車線もあるから助かる。

スカイトレイン(モノレール)も、2016年までに全駅エレベーター設置になるらしい。バスも低床になるらしい。車いすで自由に動きやすくなるだろう。しかし現地タイ人の車いす利用者は見たことがない。自宅から駅までの移動が難しいから遠いからか、結局は自動車やバイクになる。日本の地方と同じですね。線でバリアフリーがつながると良いのだけれど。


待望のバンコク観光

今回の参加者は、おばあちゃん、おじさん、ニートの青年、車いすの私、タイ好き友人、計5名。日本語通訳ガイド、運転手をつけて、ワンボックスカーを貸切。ホテルは駐在員が滞在するアパート。旅行者も使える。自分のマンションより広い90平方メートル。居間があり落ちつく。古い建物なので、料金は高くない。静かな場所で繁華街からは離れる。最初の観光は、王宮から。

たくさんスロープがあった。車いすでも廻ることができた。嬉しい。

日差しが強い。観光客が多い。

本堂の中とか入るには階段しかないので担いでもらう。しかし、とにかく人が多い。うるさい。団体旅行者と重なると興ざめしてしまう。。。

混雑した王宮の外へ。衛兵と記念撮影。


ワット・ポー

寝ころんだ大仏がいる「ワット・ポー」へ移動。こちらも入口にスロープ。同行する日本語ガイドさんが昔、観光省に交渉したんだって、バリアフリーにしてよと。有り難い。

「ワット・ポー」の中にある小学校。かわいい制服の生徒達。タイに寺が多い理由は、もともと学校だったから。日本でいう寺子屋ですね。

入場券を買って、中へ入る。

金箔の仏像。体の悪い部分に金箔を貼ることで、そこが治癒するらしい。

立派な石造。王宮と違って、混雑もなく、落ち着いた雰囲気で観光できました。

寝大仏がいる建物へ。5段ぐらいありましたが、担いでもらいました。

 

「ワット・ポー」も、スロープが整備されているので、車いすでも廻れます。

建物の壁に書いてある医学書。お寺はもともと学校だった、大学でもあった。知的財産の集積地であった。その証ですね。

派手な装飾の仏塔。

ガイドさんに案内されて。スロープがあるので嬉しくなります。

スロープのない場所もありますが、それは景観保護です。現状の維持です。きちんとどこかに車いすで通れるルートがあるので問題ありません。


暁の寺院

「ワット・ポー」から、そのまま歩いて、渡し舟乗り場へと移動。チャオプラヤ川の対岸にある「暁の寺院」へと向かう。

運賃は、3バーツ(12円)。 自転車は10バーツ。車いすも別に10バーツを取られた(笑)。

乗り場に段差もあるが、皆さんに担いでもらう。他の乗客も手を貸してくれる。設備はないけれども、緩く柔らかい雰囲気で、助け合いも起きやすい。

 

川からの眺め。 風を感じて、とても気持ちがいい。 五感で楽しむのがリアルな旅。

船内の様子。地元民、観光客が入り乱れ。5分ほどで到着。

暁の寺院は工事中であった。車いすの私は階段を上ることはできないし、信心深くもないので、あまり寺には興味なし。それでも大きな建物を近くで触れて見て、荘厳な雰囲気を感じる。

7回目のバンコク訪問にして、やっとまともな観光ができました。


カオ・マンガイ

ガイドさんお薦めの地元屋台へ。チキンライスです。シンガポールが有名ですね。蒸し鶏を、鶏の出汁で炊いたご飯と一緒に、鶏肉を食べます。血を固めたものも注文しました。

 

出汁の利いたスープを期待したら、レモングラスの酸味だけの味、化学調味料の香り。勿体ない。ローカルの人々は辛いソースをつけて食べますが、それだと素材の味が消えてしまうような気がする。日本でも鍋にポン酢だと、具を食っているのか、ポン酢を食べるためなのか何だかわからないときがありますね。


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