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香港 バリアフリー写真

 
香港 空港エクスプレス 車内  (2004年 撮影) 

香港国際空港と市内を結ぶ特急列車は、ユニバーサルデザインの見本ともいえます。最高!ホームと電車も段差なし。車内も広く、スーツケースのお客さんも快適。車両の一部分が広くなっていて、そこに車いすを止めれます。車いすの乗客がいない場合に使える折りたたみのイスも出るようになっていますが、使う場面はなさそうです。なぜなら本数が多いこと、地下鉄やバスより高額でもあること、により車内が満席になることがないからです。

 

2017年の訪問。空港からバスで市内へ行きました。全部のバスがダブルデッカーで低床バリアフリー。快適です。

 
香港国際空港  (2008年 撮影)

車いす用トイレです。リニューアルされ、すっきりきれいなデザインになりました。日本と同じように非常用ボタンがありました。これは珍しいです。

 
車いすトイレ  (2008年 撮影)

新しい建物のトイレは、車いす対応の大きなトイレが作られるようになりました。香港もバリアフリーが進みつつあります。レストランのトイレにも、一つ車いす対応トイレがありました。物置小屋になってなくて良かったです。

 
リフト付きバス  (2008年、2017年 撮影)

香港リハビリテーション協会が所有するリフトバスです。障害児の登下校、高齢者などの通院、デイサービスなどに利用されています。

2017年の訪問。スカイキャブという会社が、スロープ付きタクシーをインターネット配車していました。中国語や英語ができるなら、自分で予約することができます。香港もどんどん変化しています。 (写真は公式サイトより拝借)

 
ノンステップバス  (2008年 撮影)

香港のバスはダブルデッカーという2階建てバスです。イギリスやアイルランドと同じですね。訪問時には、40%ほどがノンステップバスになってました。近い将来は100%になるそうです。金色が目印です。主要路線から外れる枝葉の路線は小さいミニバスが走っています。

 
スロープ  (2008年 撮影)

スロープがたくさんできました。階段注意のため、黄色にしているのも多くみかけます。道路の横断にも、緩やかなスロープがあり助かります。別に階段もあります。

 
黄大仙  (2008年 撮影)

有名な観光スポットです。多くの観光客、地元民が、お参りにきています。スロープもできており、バリアフリーになってました。内部のほとんどを見ることができます。

 
香港の地下鉄   (2017年 撮影)

ほぼ全ての駅で、エレベーターの設置が進みました。嬉しい変化です。幅広改札も完備されています。人がとても多い香港。幅広改札も一方通行なので、安心です。日本の巨大駅や利用者の多いところも、早く幅広改札を複数用意するか、一方通行の改札にして欲しいですね。

エレベーターの混雑は、どこの国でも問題。マナーが決して良いとはいえない香港。ルールが明確化。2列が作れるようになり、本当に必要な人が優先利用できるようになっていました。日本も真似たらいいのに。強制しない。報酬や罰則を与えない。自然に行動変化を促す「ナッジ」の例に当てはまると思います。

電車からホームに降りると(段差なし、隙間なし)、エレベーターの案内が地面にあり。素晴らしい。

もちろん壁にも、エレベーター案内があります。こちらは日本でも見られますね。わざわざ写真を載せたのは、看板が2つとも日本語が書かれているから。ここは香港なのに。

20年前に初めて来たときに訪れた 尖沙咀(チムシャーツァイ)。そのときは地下鉄には階段だけだったが、現在はエレベーター完備。地下街もバリアフリーに。案内図にもエレベーター表示。時代は変わった。嬉しい。しみじみと涙目。


ホームドア  (2010年、2017年 撮影)

香港が日本より優れているところは、ホームドアの設置です。 屋外の駅でも設置されています。人口密度が非常に高い香港は、東京の地下鉄と同様に非常に混雑します。ホームドアはとても安全です。ホームも傾斜がなく平坦です。幅も広いです。電車とホームの段差や隙間もほとんどなく、電動車いすでも介助なしでOKです。

誘導ブロックもタイルではなく、ゴム製になっており、雨の多い香港。滑ることがありません。車いすでも快適。日本でも、ゴム製にすべきです!

車内には、広い車いすスペースが作られています。