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台湾 バリアフリー写真

 
補助輪付き原付バイク  (2008年 撮影)

台湾全土で、多くの補助輪バイクを見ることができます。原付バイクを改造して、補助輪をつけています。
改造費の助成が政府から降りるそうです。バイクが市民の足のため、障害のある人も利用できるようにしているという訳。
自動車は高価で、駐車場も必要です。大都市の台北などでは駐車スペースは限られます。

 

補助輪付バイク、あるいは改造三輪バイクは、西アフリカで障害のある人が乗っているのを見たことがあります。
それらの国々では、通常の車いすも三輪自転車タイプで、それにエンジンがついたと考えてもいいでしょう。
エジプトでは貨物運搬用として、荷台付改造バイクがあり、足の不自由な人が乗っているのを見ました。
日本にも、オート三輪がありましたが、復活してもいいかもしれません。

バイクが市民の足となっている途上国など、もっともっと普及すると嬉しいですね。
ポリオの人、高齢で足腰が不自由になった人、杖の人、下半身麻痺の人など非常に有効でしょう。
ちなみに、米国では三輪バイクがありますが非常に高価です。最近では四輪のクワッドバイクが普及してますね。

 

多くの人が乗っている証拠に、あちらこちらに専用駐車スペースが用意されています。バイクの駐車スペースもたくさんあります。
右側の写真は、美術館の駐車場ですが、自動車1台に対し、バイクは4台と、スペースが確保されていました。

 

3輪バイクは、西アフリカ(ニジェール、マリ、セネガル、ブルキナファソ)でも、たくさん見ました。工夫して製作していました。
障害のある人(主に小児麻痺)が、乗っていました。通常の車いすも3輪自転車タイプが多い地域です。
自動車の所有はお金がかかるし、一般的でない途上国では、3輪バイクは、バリアフリーな交通手段です。

下3つの写真はバイクの国ベトナムの三輪バイクと、マレーシアで見たサイドカー付き3輪バイクです。
これらは障害のある人の自立に多大なる貢献をすることでしょう。


台湾新幹線  (2008年 撮影)  http://www.thsrc.com.tw/jp/ (日本語HP)

日本の技術をそのまま輸入したので、日本の新幹線とそっくりです。
バリアアフリーも日本風になっています。台湾のバリアフリーは米国風が多いのですが、その違いが面白いです。

台北駅は地下にあります。古い構造の国鉄の駅舎を利用しているため、スペースがなく、エレベーターはホームに直結。
よって係員の案内が必要になります。介助案内の問い合わせ場所が用意されているので安心です。
エレベーターは、車いすだけでなく、妊婦、高齢者、ベビーカー、荷物と、ユニバーサルな表示が素敵です。

 

7号車に車いす対応の座席があります。日本の東海道新幹線では11号車ですね。扉が広くなっています。デッキも広い。
ホームと列車の段差は、日本より低いです。日本よりずっと優れています。日本も真似て欲しいもの。

 

車いす対応座席は、4つ用意されています。
2列、3列の座席の、ドア付近、1席、2席を取り除いてスペースを作っています。素晴らしいです。

日本の東海道新幹線では、2席+個室(多目的室)となります。台湾の方が数が多い。利用者も多かったです。
個室は別離保護になるので、必要ないと思います。その代わり、自由席にも車いすスペースを作って欲しいもの。
指定席では、ドア付近の車いすが置ける対応席は、一般には販売せず、常に確保して欲しいのですが、
1列で隣がいなく快適なため、誰かがいつも座っています。優先席にすべきです。特急列車などでもそうですね。

 

台湾新幹線には、サービススタッフがいます。揃いの制服。皮のポシェット。
飛行機の客室乗務員のように、かわいい女性と格好いい男性です。若い人ばかりでした。
彼らが、車いす席のお世話をしてくれます。乗り移りの手伝いや、車いすの固定などです。

 

障害のある人用の個室はないのですが、そのスペースが必要ないため、トイレに充分な広さが確保されています。
車いすの横付けも可能です。トイレの形、構造、開閉ボタンなど、やはり日本の新幹線と同じですね。

 

ホームには必ずエレベーターがあります。開放感のある設計です。幅の広い改札もあります。

 

左写真は、台中駅の車寄せです。歩行者優先で、車道が底上げされ減速と停止を促しています。信号はありません。
右写真は、左營(高雄)駅の、車寄せの英語表記が、Kiss and ride と、キスするように近づけるという表現が素敵です。
車いす用の乗降スペースがあり、車道と歩道の縁石がなく、段差解消されていました。

 

台中駅構内の車いすトイレです。子供用も併設されていました。かなり豪華です。
日本の関東地方に多い、ドアの自動開閉ボタンも設置されていました。台湾の他の車いす対応トイレでは見られない設備です。
台湾新幹線は、バリアフリーも日本風でした。

 

 
車いす対応トイレ  (2008年 撮影)

こちらが一般的によく見られる台湾の車いす対応トイレです。北米、中南米で一般的に見られる構造です。
一つを大きくして、車いすでも入れるようにしています。したがって障害者専用トイレではありません。

 

木製の草履で有名な観光地です。展示館に、車いす用の広いトイレを裏手に新しく作っていました。
掃除用具置場と兼用なのは、世界中どこでも見られる光景ですね。

  

台北郊外の淡水にあるトイレ。車いす対応のものもあります。中は簡素です。

MRT(台北地下鉄)のトイレ。一番奥が外開きで広いゆったりトイレになっています。
日本と比べると、ちょっと汚いですが、日本のトイレはキレイすぎです。
備え付けのトイレットペーパーは無し。使った紙はゴミ箱へ。流すとすぐ詰まります。

 
障害者無料  (2008年 撮影)

テーマパークの入場券売場です。学生割引、高齢者割引があります。障害者、児童は無料となっています。
完全バリアフリーの新しい施設のため、車いすでも不自由は感じません。無料なのは気がひけます。

施設にある階段です。斜めにスロープが作られ、車いすでも下りることができました。
景観を損ねない構造になっています。

 
台北 地下鉄  (2012年 撮影)

台北の地下鉄は完全バリアフリーです。一歩進んでユニバーサルデザインともいえます。
車いすだけでなく、ベビーカーや高齢者も使える、エレベーター、改札、広いトイレがあります。
誰も使えるものがいいですね。世界の見本となる地下鉄です。 

台北駅のホームドア。乗降客数が多いので安全対策。透明などで開放感あり。
ホームと車両の隙間も、ほとんど無し。介助なしでも大丈夫。日本も真似して欲しいもの。

車内も広いです。車両の両先端に広い車いすスペースが有り。電動車いすでも大丈夫。車両の連結も段差なし。

ホームには、エレベーターがどこにあるかの表示が。とても親切。
米国ワシントンDCの地下鉄も同じように、降りた瞬間にどちらに行けばエレベーターがあるかわかる表示でした。

全駅エレベーター有り。ときに混雑します。優先搭乗の推奨をしています。適応の幅は大きいです。
電動車いすユーザーに、「乱暴に乗らないで」との警告が。車いす利用者もマナーを守らなければなりません。

台北駅の構内図。さすがに巨大駅になると複雑です。利用者も多く、地上に出るのにとにかく時間がかかります。
複数のエレベーターや、ルートがあれば良いのですが。時間に余裕をもって動くことが必要です。

 
高雄 地下鉄  (2008年 撮影)

2008年に開業したばかりの新しい地下鉄です。完全バリアフリーで、駅員の介助なしで、車いす1人で乗降できます。
エレベーター有り。広い改札。ホームと電車の段差ゼロ。その隙間も狭く、渡し板も必要ないでしょう。

 

 
リフトバス  (2008年 撮影)

エデン財団というのが、多くのリフトバスを運行しています。
観光用にも貸し出しをしているそうです。日本の旅行会社もバリアフリーツアーで手配をしているそうです。
レンタルがあると便利ですよね。車いす参加者の多い団体旅行が容易になりますから。

 
観光地の車いす用トイレ  (2009年 撮影)

車いす用トイレの整備が進んでいます。別途、作る場合と、中に作る場合があります。
左の写真をご覧ください。一般トイレに入るのに15センチぐらいの灰色の段差があります。こちらも段差解消して欲しいです。

 

 
野柳岬  (2009年 撮影)

台北から、北東へ1時間。野柳風景特別区は、車いすでも観光できるように配慮がされています。
波の侵食でできた奇岩が無数にあります。柵はなく、中に入って触れるので、冒険気分が味わえます。おススメです。

  

 

 

 

 
淡水  (2009年 撮影)

台北市内からMRT(地下鉄)で行ける、淡水河の河口にある港町。夕日が美しいのが有名です。
屋台が立ち並び、河口沿いの遊歩道が気持ち良いです。船で対岸の八里に渡ることも可能です。
漁船を改造した、変わった船でした。スロープが出てくるので、乗り降りは簡単。船員の手つきは慣れたもの。

 

 

リンク : 高雄市 障害者雇用への取り組み