研究所紹介 代表プロフィール コンサルティング 講演/研修 研究員 お問い合わせ
木島英登バリアフリー研究所トップページ


Travel for All トップページ

世界の事例紹介 日本のバリアフリーの特徴 豆知識 考察 リンク

 
東海道山陽新幹線 新型車両 N700系

2007年

2007年7月1日デビューの第5世代車両。バリアフリー対応に大きな変化がありました。時代の流れですね。
多目的室、多目的トイレの大幅なデザイン変更がされ、広いスペースと使い勝手が良くなり、かなり進化しました。
JR東海とJR西日本の共同開発です。

 

JR西日本から、運行前の試乗会に招待されました。一般の人も抽選で申し込み。100倍以上の倍率の大人気!無料です。
ただし子ども連れでないと申し込めません。よって家族連れでいっぱい。子ども達のはしゃぐ声で賑やか。
顧客と接点を持つこと、企業の社会貢献活動、とても良いイベントですね。いいことやってくれます。

ホームにて記念撮影。ちょっとタイミングがずれてしまいました。
N700系は、四角い車両が特徴です。つまり車内が広くなっているということです。居住性重視。

 

東海道山陽新幹線のバリアフリー対応車両は、11号車。 N700系でも変わりません。
表示が大きくなっていました。電光掲示板も、車両表示も、車椅子マークも。 こちらは、わかりやすさ重視ですね。

 

11号車には、多目的室というのがあります。曲線デザインを採用しスペースを大幅に拡張したのが最も大きな変化です。
「乳幼児の授乳、着替えなど、周囲を気にすることなく、ご利用いただけるゆったりとした個室スペースをご用意しています。気分のすぐれない時など、どなたでもご利用いただける設備です」と、パンフレットに書いています。

障害者用個室だとてっきり思っていたのですが、そのような表記ではないのです。いい表現ですね。
車椅子の人、電動車椅子の人、病気の人、希望すれば使用は可能です。

椅子を倒せばベッドのようになります。旧型車両はベッドにする操作が難しかったのですが、とても簡単に動かせます。
また椅子を倒してもスペースが確保されているので、車椅子を部屋の中に置くことが可能です。
一応、外にも車椅子保管スペースというのが用意されています。

多目的室に、パイプ椅子が置いていました。介護者などが気軽に使うものでしょう。
工夫ですね。ちょっとした配慮がされているところ、とても素晴らしいです。

ドアの開閉は押しボタンに変わりました。色による識別もされており、緑が開く、赤が閉まる、となっています。
情報のバリアフリーも、新型車両には導入され、工夫がみられます。

 

多目的トイレです。電動車椅子でも回転できるように広くなりました
スペースを確保するために曲線デザインが採用されています。欧州の列車でよくみられるデザインですね。
オストメイト対応設備、オムツ交換台、自動開閉便座(暖房付)と、豪華になりました。多機能すぎてちょっと混乱しますが仕方ない。
以前と比べて、格段に利用しやすいデザインとなっています。押しボタンも識別がしやすくなりました。

 

11号車のデッキから、多目的トイレを撮影したものです。曲面デザインが格好いいです。洗面台もアプローチ可能になりました。
出来るなら、11号車以外にも車椅子が入れる「ゆったりトイレ」を設置して欲しいものです。豪華なものでなくて良いので。

 

車両です。通路が少し広くなりました。シートもより快適なものに変更されました。
薄くシンプルになり、椅子の前後幅が広くなりました。足元が広くなったのは良いですね。
窓も小さくなりました。車体の強度確保のため、軽量化のためだそうです。なんだか飛行機のようです。
各座席の端にある丸い出っ張りは、歩くときにつかまれるもの。とってもかわいいデザインです。

車内表示のテロップも大きくなりました。情報のバリアフリー。視覚に障害のある人への配慮ですね。
でもちょっと大きすぎるような気がします。どこまで大きくすれば良いのか難しいです。2段表示も可能となりました。
ただし識別しやすいフォント、コントラストがハッキリすることなどは重要です。

 

11号車の車椅子スペースです。ドアの手前の3列席の端2つが取り除かれています。
2列目の席だけが、手すりが上がるようになりました。以前は固定式でした。嬉しい配慮です。

しかし、16車両1300以上の座席があるなかで、車椅子が進入可能席が2つだけとは少ない気がします。
豪華な多目的室が利用できるのは、とても有り難いことなのですが、全ての車両の入口付近の座席を1つ取って欲しいものです。
であれば、16席に増える。車椅子のお客さんだけでなく、ベビーカーなども置くことが可能になります。
同時に、ちょっと広い手動車椅子が入ることが可能な「ゆったりトイレ」も各トイレに設置して欲しいです。

というのも、短距離で新幹線を利用する場合もあるからです。品川-新横浜、京都-名古屋、大宮-東京など。
駅のバリアフリー化が進み、案内なしでの行動も可能となったため、来た新幹線に飛び乗りしたい。
短距離なら座席でなくて、デッキに居ても良いのですが、11号車以外もバリアフリー化する時代が来て欲しいものです。

仮にもし、全ての車両に広いスペースを設けた場合、自由席などでは、その座席が人気になることが考えられます。
車椅子の人や、ベビーカーの人が使いたくても使えないという問題が起きる可能性もあります。優先座席にするしかないかも。

 

N700系。ビジネスパーソンの利便性向上のために、座席にコンセントがついています。テーブルも大きくなりました。
オススメは最前列です。机が大きいです。コンセントは窓側なため、パソコン利用する人は、窓側を予約しましょう。
でも実際には、パソコン利用というより、携帯電話の充電に使われることが一番多いかもしれません。いずれにせよ便利です。

 

グリーン車がとても快適になりました。航空機のビジネスクラスみたいです。
快適なリクライニング機能。長時間の乗車にも疲れることがないでしょう。セレブになって利用できるようになりたいものです。
快適な座席。これこそバリアフリーですが、全ての座席を広くゆったりすることは不可能です。安い価格も重要ですから。

試乗会。ポラロイド記念写真プレゼント、クイズ&景品贈呈など、楽しかったです。

全席禁煙になったこと(喫煙ルーム有り)も、私には嬉しいです。きれいな空気。
新幹線。速くなったのは良いのですが、
振動が増え(特に500系)、乗ると疲れることが多かったのですが、
N700系は、居住性が随分と改善されたと思います。揺れが少ないです。車体傾斜システム。
音が静かになっているため心理的に楽です。全周ホロ、台車スカート、車体改良。

バリアフリーの設備も大切ですが、根本の居住性が向上し快適になったことが嬉しいですね。


東海道新幹線(700系) UDトイレ

2006年

旧型車両です。東海道新幹線は11号車がドアやデッキが広くなっており、個室があり、車いすでも利用可能なトイレがあります。
手すりがあるのは良いのですが、車椅子を正面につけての180度移動になるので、移動しにくいのが欠点です。

車いすが横につけれるの方が良いデザインです。便器を横向きにすれば解決します。欧州の列車のUDトイレは横向きです。
また、自動扉なのですが、ボタンがわかりにくく、一般利用者もよく間違えています。自動と手動双方可能であれば良いですね。
新型車両(N700系)では、旧デザインの問題点を解決しています。

 

  .