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ノンステップバス
 

欧州 世界的に、ノンステップバスの普及が急速に進んでいます。普及のポイントは便益者を拡大すること。車いすだけでなく、高齢者、ベビーカーも含めてのバリアフリーです。
日本 日本のノンステップバスは、高さが低くなく、ドアも狭いです。道路やバス乗場が狭いため、バスへの乗り込みが容易でありません。バス路線の減少や廃止が相次ぎ、路線継続も大変です。
理想 もっと開放的なデザインにして、利用しやすくします。高齢者、介護、身体障害者など、より多くの人が利用できるようにします。 

 
フィンランド  (2006年 撮影)

市内を走るバスは、ほぼ全てがノンステップバスです。開放的なデザイン。高さもとても低いです。お年寄りマークも貼られています。もちろんベビーカーも歓迎です。でも飲食はダメよ。乗降時には板が出てくるので、その呼出ボタンがあります。利用者で最も多いのはベビーカーです。

 


ポーランド  (2006年 撮影)

市内を走るノンステップバスにひあ、車いすマークと一緒に、お年寄り、ベビーカーも書かれています。つまりベビーカーの利用がとても多いのです。バリアフリーの用途が広いことを表示しています。


ラトビア  (2006年 撮影)

バルト三国のラトビア。新しいノンステップバスが急速に普及しています。


チリ  (2007年 撮影)

少数ですが、ノンステップバスが走っています。町に車いすの人は多くみるので、利用者も多いでしょう。ドアが広くなっていたり、窓が大きかったり、開放的なデザインです。

 


スウェーデン  (2004年 撮影)

スウェーデンの都市を走る市内バスは全て低床バスでした。車いすでも楽ちん。高さも低いです。しかし、空港と市内を結ぶ高速バスは、低床でなく普通の観光バス。 運転手に介助してもらいながら乗車しました。


フランス  (2007年 撮影)

欧州の有名観光都市どこでも見られる、市内周遊二階建て観光バスですが、ノンステップがありました。残念ながら二階には上がれませんが、そこまで求めるのは筋違いでしょう。


アイルランド  (2007年 撮影)

たくさんの二階建てバスが走っています。ほとんど全てが低床。このバスはスロープがついています。緑色の空港へと行く路線バスも、低床バス。車いす下車ボタンもバッチリあります。

 

 


韓国  (2010年 撮影)

ソウル市内には、2割ほど、ノンステップバスが走っていました。地方都市は、まだ導入が少ないようです。バスの電光時刻表には、次に来るバスが、ノンステップバスなのかわかるような表示もありました。2回利用しましたが、いずれも電動スロープで、対応はスムーズでした。