141.00 定義

141.10  障害を持つ個人

 
141.11

「障害を持つ個人」とは、その代替が限られていたり、「主要な生活活動」をする上で 肉体的な、あるいは精神的な損傷がある人のことを意味する。あるいは「そのような損傷が過去にあった人」、「そのような損傷があったと考慮された人」のことを意味する。

141.12
「肉体的な、精神的な損傷」とは、神経、筋肉、骨格、臓器、呼吸器、心臓、生殖器、消化器、泌尿器、血液、リンパ、肌、内分泌ホルモン、これらの組織の一部、多くに影響する、生理学上の異常、状態、外見上の損傷、構造上の損失のことである。

「肉体的な、精神的な損傷」とは、また、精神的な、心理学的な異常、乱れのことである。それは、精神的な遅延、発育上の障害、脳組織の行動様式、後天的脳損傷、感情的精神的病気、特別な学習上の障害などである。

肉体的な、精神的な損傷は。また、伝染病、伝染病ではない整形外科上、視覚、言語、聴覚上の損傷と損傷状態、脳性小児まひ、てんかん、筋ジストロフィー、筋硬化症、がん、心臓障害、糖尿病、知恵遅れ、情緒不安定、HIV(兆候があろうと、なかろうと)、結核、のことを含む。

141.13
「主要な生活活動」 とは、自立生活を送ること、作業を遂行すること、歩くこと、見ること、聴くこと、話すとこと、息をすること、学ぶこと、そして働くことを意味する。
141.14
「そのような損傷が過去にあった人」とは、主要な生活活動に支障をきたす精神的な肉体的な損傷があると過去に診断されたことがある、あるいは損傷があるにも関わらず不正確な診断をされたことがあることを意味する。
141.15
「そのような損傷があったと考慮された人」とは、主要な生活活動に支障をきたすことのない肉体的精神的な損傷のことを意味する。しかし、大学によってそのような活動をする上で支障をきたすと判断されている。そのような損傷が影響した態度や行動の結果として、主要な生活活動に支障をきたす肉体的精神的な損傷がある場合、あるいは 141.12条の損傷リストに含まれないもの、薄弱な人、外見上に傷つけられた人、心に傷を負った人などのように、そのような損傷があると判断された人なども意味する。
141.16
「障害を持つ個人」とは、不法なドラッグ使用に現在束縛されている人は含みません。しかしながら、現在ドラッグ使用を止めようとしている人、克服に完全に成功した人、ドラッグ復帰プログラムを受けている人、過去の中毒者、もうその使用をやめようと思っている人は、141.00から141.15の条項の定義に当てはまらなくても、障害を持つ個人として考慮されます。
141.17
不法なドラッグ使用に現在束縛されている人ではない、141.16条に書かれているようにもうドラッグやアルコールの使用をやめたいと思っている、ドラッグやアルコール中毒者は、もし彼らがその大学の教育計画に成功的な参加ができるなら、大学の指針やキャンパスや研究所の規則に従うのなら、彼らの態度が他の生徒の勉強に影響を当たらないなら、大学への出席を禁止しされるべきではない。


※医師の診断だけに頼らず、大学の判断で柔軟に障害を持つ生徒というのも定義ができます。
  ドラッグ、HIVや、外見上の損傷、心の傷、その範囲はとても広く、それぞれに合わせ、学習環境、大学生活を提供します。 


141.20  障害を持つ個人の認定 

141.21
大学に入学した学生に関して、障害を持つと認定された個人は、141.00から141.16の条項に指定されたように、障害を持つ個人として認定され、問題とされた基本的な任務(勉強することなど)を発揮できるような環境が与えられる。
141.22

高等教育機関として、障害を持つ持たない関係なく、入学に必要な学業成績が求められ、大学の教育計画へ参加しなければならない。また、141.00から141.16の条項に指定されたように障害を持つ個人と定義される権利を持つ。

141.23
他のサービスに関して、障害を持つと認定された個人は、141.00から141.16の条項に指定されたように障害を持つ個人と定義される人に提供されるサービスを享受する資格を持つ。
 

141.30  設備

「設備」とは、建物、建造物、ウェブサイト、設備、運送手段(バス、シャトル、自動車など)、道路、駐車場、あるいは不動産(住宅など)、それらのすべて、その一部分を意味する。また建物、不動産、建造物、設備が、どこにあるのかを示す案内も含んでいる。

注:単に大学内のハードウェアだけでなく、その環境、ウェブサイト、情報を取得する場所まで含んでいるのが特徴です。


日本でも障害を持つ人が、自由に大学に行ける環境を整えるために訳しております。
カリフォルニア大学の公式日本語訳ではありません。あくまで参考にとどめてください。

翻訳/文章責任  木島英登

2003年 8月

原文

カリフォルニア大学バークレー ”障害を持つ学生の教育計画” 日本語説明資料トップページ