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米国留学 報告書(1)
 
2002/09 - 2003/08

レクリエーショナル・スポーツ・ファシリティ


地域のレクリエーションセンターにもなっている

米国の大学は、勉強の環境だけでなく、生活の環境まで、学生に提供しています。その一つが、スポーツ施設。地方都市の大学だと学生サービスとして、無料で使えることが多いが、バークレーは、街中に立地することもあるせいか、学生も有料である。といっても、半期25ドル。一般の利用は、職員料金、卒業生料金、一般、VIPまで、多種多様な料金体系。

バークレーのスポーツ施設は、ここだけではない。大きいジムが4つある。この施設は、その中で最大。一日に、なんと4000人の利用者(夏休み除く)がいる。学生数が約4万人。そのうちの75%が登録。教職員や地域住民の利用も多い。もちろん、フットボール(アメフト)や、バスケットなど、超一線の選手は、専用のジムと施設がある。

レクリエーションという言葉に象徴されるように、ただのスポーツジムではなく、教室、レクリエーションイベント、スポーツ大会、マッサージ、イベント、いろんなプログラムがあります。

エアロビ、ダンス、バスケットボール、ボクシング、ボート、カポエラ、剣道、柔道、中国拳法、救急法、ゴルフ、太極拳、ヨガ、ソフトボール、サッカー、バレーボール、水泳、カヤック、ヨット、テニス、ウィンドサーフィン、サイクリング、等々。 それぞれのスポーツクラブもある。子ども向けプログラムも多くあり、サマーキャンプや、スポーツ体験などする機会を提供している。

もちろん、バークレーらしく、障害を持つ人のプログラムもある。障害を持つ人のヨガ教室(週に一度)と、障害を持つ人の護身術講座(半期に一度)です。

プールもでっかく、横にコースを使って、18コース。縦に使えば50メートル以上。全米一になることも多い、水球のコートも十分に作れる。飛び込み台もある。私は、よく泳いでいるが、みんなの上手なこと。水深が、どこも3メートルくらいあるので(水球の影響か)、泳げない人が来ないのも当然といえる。真冬でも青空天井。温水になっているとはいえ、水の外は寒い。下半身が不自由でもプールに簡単に一人で入れるように、水圧で上下するイスを取り付けてくれる。

ここで、トレーニングしていると、若い女子学生のはちきれんばかりの体が飛び込んでくる。ショートパンツをはいて、お尻をプリプリしていたり、タンクトップの胸がこぼれてたり。腰のタトゥーがチラリと見えたり。やはり、ここはカリフォルニア。みんな開放的である。ロッカーのシャワーも、壁がないので、利用者の裸がいつも丸見え。見たくないもの、たくさん見ました。

ウエイト・トレーニングの部屋では、一般的なデブな米国人とは違う人達がいます。マッチョ信仰が強いせいか、みんな鏡を見ながら、筋肉を鍛えています。すごい体の人ばかり。米国は、とてもでかい国で、いろんな人が住んでいるので、デブばかりではありません。ファーストフードを食べない、ベジタリアンの人も多くいますし、ジムの世界もまた違う世界。

バークレーは、アジア系の学生が多い。サンフランシスコを中心とするベイエリアも、アジア系が多いところ。その地域性か、武道がとても盛んです。いろんな人が、武道を楽しんでいる。週末など、この施設で武道大会が開かれることもよくあります。学生だけでなく、地域住民も多く、男女、人種、年齢、関係なく習いにきています。バークレーの他にはない最大の特徴は、この武道教室の充実だと思います。

学生が、スポーツサークルを作って、バスケットをしている光景を目にします。バスケットや、テニス、バトミントン、バレーボール、卓球など、使用できる時間帯が決まっており、そのときに集まって楽しんでいるようです。これならレッスン料は必要なく、利用料だけです。

障害を持つ人も、たくさん利用にきています。なんといっても、ここは、バークレーですから。”CAL STAR” という制度があり、障害を持つ利用者は登録し、ボランティアを受けることができます。逆に、ボランティアをする方は、月に決められた時間を働けば、施設利用料が無料になります。器具をとりつけるのを手伝ってもらったり、ヨガ教室のアシスタントなどです。スキーやラフティング、ウォーキングなど、イベントもあります。

日本では、街にあるジムを利用することは、ほぼ不可能です。物理的な設備が整っていないのと、施設側の理解がないからです。よって、公共の障害者専用スポーツ施設の利用がほとんどです。「障害者専用スポーツ施設があるから、一般の施設を利用しない」という弊害もあると思います。障害者施設があるのだから、それを利用しなさいと、一般のジムから言われることもあります。

分け隔てることなく、どんな人も一緒にスポーツを、レクリエーションを楽しめるようにならないかなあ。イギリスの地域スポーツセンターも、障害を持っている人を分けてなく、皆が一緒だったなあ。地元で、10年以上、市民プールを利用していますが、私以外の車イスを見たことありません。障害者専用スポーツ施設は、遠いので利用していません。だって面倒だもの。

ところで、利用料が無料となることに魅力を感じ、私はずっとボランティアしていました。障害を持つ人が、ボランティアしてもおかしくないのです。 実は、彼らから誘われました。「あなた無料で使いたいならボランティアしたら?」と。仕事は適当に柔軟に考えようって。大学バスケットの車イス席の会場整理や、事務作業などが、私の仕事となりました。バスケットも毎試合、無料で見れるおまけつき、チケットは、30ドルですよ。1万2000人収容の体育館が満員になることもあるのですよ。とっても、おいしい仕事でした。

大学スポーツ

障害を持つ人も、ボランティアする方に廻ること。する立場がわかっていいかもしれません。ボランティアを受ける立場しかずっと経験していないなら、する方の立場を理解できなく、ボランティアする人との関係に、微妙にズレが生じると思います。障害を持つ人には、できないこともありますが、できることも多くあります。それを生かしたらどうでしょう。

話を戻して、施設には、障害を持つ人も簡単に利用のできる器具も充実しています。上の写真は、ハンドサイクル・マシーンです。手のペダルと、足のペダル、どちらでもこげるようになっています。上半身を鍛えると同時に、足が動くので、とても気持ちがよく、健康にもいいので、常用してました。日本のジムにも、ぜひ置いて欲しいですね。なら会員になるのに。手でこぐだけの器具は2つ。ウエイトトレーニングで車イスでも利用しやすいものは多数ありました。おかげで、米国滞在中は、太ることもなく、健康的になりました! バンザイ!


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