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コロン劇場

 
2003/
08


アルゼンチンは、欧州からの移民の国。白人ばかりの国。アニメ「母を訪ねて三千里」に代表されるように、イタリア系移民がとても多い。文化や食事も、イタリアやスペイン、ラテン系欧州の香りが漂う。

20世紀初頭。アルゼンチンは欧州の食料庫として、農業を中心に栄えた。そのときに建てられたオペラ座 コロン劇場は、ミラノのスカラ座、パリのオペラ座と並んで、世界三大オペラ劇場ともいわれる。

ちょうど、ブエノスアイレスに着いた日。オペラがやっているかなと劇場を訪問すると、その夜のチケットが売っていた。
券売員に車イス席があるかと尋ねると、2階のバルコニー席がいいといわれた。スペイン語がよくわからず、70ペソ(3500円)と思ってたチケットは、おつりが返却されないので、じっとまったけど、100ペソ(5000円)だった。高いなあと思って買いなおそうと思ったけど、良い席っぽいので納得することにした。

不思議なことに、チケットには、公演日、時間、座席番号が書かれていなかった。演目と、バルコニー席何番とだけの非常に簡素なチケット。本物か疑ってしまいそう。8時開演と聞いていたのも間違いで、8時30分に開演だった。ブエノスアイレスに着いたばかりで忙しい初日だったのに、慌てて劇場にきたというのに、まだ誰も入場していなく、時間を勘違いしたのだとわかった次第。

座席は、2階バルコニー席の舞台から2つ目の場所。今まで見たオペラでダントツに一番良い座席だ。お金をだした甲斐あり。老夫婦、30歳前後のタンゴダンサーカップルと相席しての観劇。

演目は、ワーグナーの "El Holandes errante" さまよえるオランダ人。一幕しかなく、それが長かった。幕間の雰囲気を楽しみかったのに残念。コロン劇場は歴史が感じられ、非常に素晴らしかった。天井も高く美しい。

出演者の質は高く、オペラ文化があり、人材が豊富だと驚いたが、お金がないので、舞台セットや衣装が、とてもみずほらしかった。人的リソースに頼ったオペラになっていた。平日の夜とはいえ、劇場は満員で、素晴らしい雰囲気。オペラを堪能できた。

バリアフリーだが、パンフレットに車イス席の言及(エレベーターがあること)がある。しかし、劇場の入口には段差があった。車イスで入れる段差のない扉は壊れていた。トイレも車イス用があったが、内開き扉で、車イスが入ると扉が閉まらなかった。とりあえず作ったというところで実際の利用者の立場のことまでは考えられてはいなかった。


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