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ACL
 スリウィジャヤ

2009/04

Palembang in Indonesia


シンガポール出張を利用しての観戦。
国際会議の2日前に、インドネシアのパレンバンにて、ガンバ大阪ACLアウェイの試合があるので、
同行する友人も強引に誘って、見にいくことにしました。


シンガポールからパレンバンへは毎日直行便が飛んでおらず、またメジャー航空のため値段も高い。
KLをハブ空港とする格安航空「エア・アジア」なら毎日飛んでいるので、利用することにした。
シンガポール往復4000円。インドネシア往復6000円。合計1万円と激安。

キャバクラ嬢かと見間違えるような派手な乗務員達。斬新な会社です。
ただし必要最低限のサービスなため、車いすでの利用はやっかいでした。
KLでは階段のみの搭乗なので、昇降車の事前予約が必要です。外国からの電話予約は困難。

利用1本目は現地での依頼になりましたが、規則にはないため、昇降車の手配は出来ないとのこと。
なら、階段を担いでもらうか、自分で這っておりるか、同行者に後ろ向きで一段ずつ降ろしてもらうか、
いずれかの方法で降りようとすると必死に止められ、次の乗客が全員乗るまで車内で待って、
やっと昇降車が来ました。こちらの責任で、勝手に降りさせてくれると嬉しいのだけれど。
2本目からは、空港のサービスセンターを訪問して、事前予約をしたので、昇降車が用意されました。

KLでは、駐在員の友人宅に2泊の滞在。14年振りの訪問でしたが、すっかり別の街になっていました。
高速道路、メトロ、モノレール、高層マンション、ビル、ショッピングセンター。
アジアの中で発展した都市であるのは疑いのないこと。変化の速さは凄い。
過去旅行したところを再訪するのも面白いですね。


パレンバン。年配者には、太平洋戦争で日本軍が落下傘作戦による侵攻をしたことで知られる街です。
インドネシアの工業都市。サッカー観戦がなければ、行くことはないでしょう。
しかし、観光客がいない=地元らしさがある。1泊しか滞在できなかったのは残念。

試合は夜。スタジアムの周囲にはチケットを束にして持ち、売りさばく人の群れ。
券売所なんてありません。車いすで見れる座席に座りたいので尋ねることに。
人に囲まれ質問されたり、現地テレビ局からインタビューを受けたり、注目の的でした。

困っていると、日本語を話すインドネシア人2名が声をかけてくれた。
「ちょっと探してくるね」と応えてくれたので、彼らを信用して待つことに。

しばらくして、こっちから入れそうと教えてくれた。
どの価格の座席を買ったらいいのかわからないので、とりあえず一番安い座席を購入。
周囲をうろちょろしている券売人を捕まえて、40000ルピア(400円)を支払う。

警備員や職員に説明しながら、横から入場。ピッチの横で見ろと言われるが拒否した。
看板があって見にくい。高さが欲しい。ベンチの横なら歓迎するけど。
メインスタンド最前列の端にピッチへ降りるスロープがあるので、上って見たい!と要求した。
しかしスロープの終点には鉄柵があり、入れない。うーんどうしよう。

粘りの交渉の末、こっちに来いと言われた。スタンドの中に入ることになった。
インタビュー通路、更衣室などを通過。もしや!と期待したら、やっぱり。
メインスタンド中央部。VIP席の隣に座らしてくれた。
エレベーターはあったが動いていないので、階段を担いでもらって上った。

日本語を話せるインドネシア人のお陰なり。一人は日本人女性と結婚していた。
彼は労働者を日本へと派遣する仕事をしている。介護の人とか日本にもっと来るといいね。
私だけの交渉であれば、こんな良い席に座ることはできなかっただろう。
地元VIPと共に、ガンバの社長も隣に座った。顔見知りなため、会話を交わして握手。

 

湿度の高い夜。観衆は9000人。
ガンバのゴールのとき、オフサイドぎりぎりセーフの判定に腹を立てた観客がペットボトルを投げたりと、
アウェイの雰囲気。チャンスには大声。油断すると危ないです。一気に流れが傾いてします。
アジアの戦いになれたガンバの選手達はたくまくしく、3-0でガンバの快勝。

階段を下りると、選手が控室に向かう通路が見えたので、図々しく中に入れてもらう。
疲れた選手達が帰ってくるのを出迎え。西野監督は私に勝ったぞと合図してくれた。

東南アジアの僻地での試合。今回は車いす対応がないのを逆手に、VIP席での観戦へとジャンプアップ。
融通を利かしてくれた現地球団職員に感謝です。貴重な経験。至福の時間。

帰りの飛行場では、ガンバの熱血サポーターに会いました。
彼はホテルが選手と同じだったので、プールやレストランで選手と会えたそうな。
パレンバンに応援に来たのは、9名とのこと。皆さん、個人参加のトンボ返り。
ピリピリとした国際試合のアウェイは痺れるようなカタルシス。病みつきになります。


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