145.00 バリアフリーな教育計画

145.00  バリアフリーな教育計画

大学の設備が障害を持つ個人にとってバリアフリーでなく、使いにくいものなのあったり、利益供与や、参加からの排斥など、大学教育計画、サービス、活動のもとで障害を基にした差別を受けている、障害を持つと認定された学生は大学には一人も存在しない。大学は障害を持つ個人にとってバリアフリーで使いやすい、教育計画、サービス、活動を作らなればならない。ただし、教育計画、サービス、活動の基礎となる部分での変更や、過度の財政補助や管理責務がある場合を除く。

※ACCESSIBILITYを、バリアフリーと意訳しています。
 


145.10  実際の設備

どの教育計画、サービス、活動も、完全に見える形で、障害を持つ個人に、容易なアクセシブル(バリアフリー)環境で使用可能なように運営される。ただし、それらが教育計画、サービス、活動、の根幹となる部分を変えるものである場合、あるいは過度の財政的、管理責務を負う場合は除く。この要求は、どの設備、どの学部も、障害を持つ個人にバリアフリーで使いやすいものであるということを意味しない。バリアフリーは、以下のような他の手段を通して達成される。

a. 設備のデザイン改善
b. バリアフリーな建物で、授業や他のサービスをする再指定
c. 介助人をつけること
d. 自宅訪問
e. バリアフリーな場所を提供する代わりの、健康、福祉、その他社会サービスの配達
f. バス、シャトル、バンなどの、他の便利なバリアフリー社会資源の利用
g. 改築、増築、構造や土地の修正など、存在する設備の手直し。それは、理事会の決議が、バリアフリーな教育計画を作るのに、実行できそうになく、選ぶべきものでなく、他に選択肢がないときにだけ実施される。要求されているのは、完全なバリアフリー環境や、存在する設備のすべての建築的バリアを除去することではない。選ばれた方法をとることにより、個人の要望や奨励されるもの、障害を持つ個人を含めすべての利用者に相互利用できるもの、が考慮された最も最適な状態で、障害を持つ個人への教育計画、サービス、活動の優先権が与えられるべきである。

もし、存在する設備を使用する十分な授業の再配置が不可能なら、バリアフリーな教育計画を保証する変更がされるべきである。障害を持つ学生は、バリアフリーな場所ではないところに作られた特殊な授業コースから排斥されない。しかし、そのコースのどの部分も、バリアフリーにする必要はない。

大学が借りている建物は、大学所有の建物ではないので、バリアフリーの基準が要求される必要性がない。しかしながら、そのような建物は、上述されたバリアフリーな教育計画要求が条件とされる。もし、借りている建物が改築されるなら、それらの建物は、連邦政府や州のアクセシブル(バリアフリー)基準に従って建築されるだろう。
 


145.20  新しい建造物

145.21  新しい設備

大学の使用のために使われる、すべての新しい建造物は、障害を持つ個人にとって容易なアクセシブル(バリアフリー)で、使用可能なように、デザインされ、建築される。他らしい建造物は、適応されるすべての連邦政府のアクセシブル(バリアフリー)規則や州の建物規制にもとづき、計画され、建造される。

  

145.22  手直し、改築された設備

大学の使用のために使われる、どの設備、設備の一部、改築される部分は、障害を持つ個人にとって容易なアクセシブル(バリアフリー)で利用可能なように、デザインされ、建築され、手直しされる。手直し、改築された設備は、適応されるすべての連邦政府のアクセシブル(バリアフリー)規則や州の建物規制にもとづき、計画され、建造される。
  


145.30  移動

キャンパス・研究所の移動システムとサービスは、適応される連邦政府、州の法律に順守して提供される。


日本でも障害を持つ人が、自由に大学に行ける環境を整えるために訳しております。
カリフォルニア大学の公式日本語訳ではありません。あくまで参考にとどめてください。

翻訳/文章責任  木島英登

2003年 8月

原文

カリフォルニア大学バークレー ”障害を持つ学生の教育計画” 日本語説明資料トップページ