UNIVERSITY OF CALIFORNIA, BERKELEY
SERVICES TO STUDENTS WITH DISABILITIES

Practices for the Assessment and Accommodation of
Students with Psychological Disabilities

心理的な障害を持つ学生の査定と学習環境の実施


連邦政府と州の法律、カリフォルニア大学の指針は、大学に、
心理的な障害を持つ学生を含む、障害を持つと認定された学生の教育計画に対して、
効率的な学習環境を提供することを要求しています。
 


大学は、適切な形で個々の証明された心理的な障害に対して、すべての学習計画、サービス、活動をにおける、効率的な学習環境を提供することを約束する。現実に心理的な障害という定義の中で、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (DSM - IV) の最新版の記述を参考にして、心理的な障害を決定することにしている。

これらを実施する目的として、 心理的な障害は、障害として立証できるものである。一般生活の中で実質的な制限を受けてきたことだけでなく、学業上の機能においても、そのような損傷があった記録や、そうでなくても個人として、そのような損傷があるとみなされたときにおいても立証できるものである。心理的な障害は、不快、苦痛、あるいは障害が原因かもしれないので、心理的な障害を持つ学生が必ずしも学習環境が必要でないということは、強調されるべきである。サービスを受ける適任者は、大学の障害者センターの専門家によって、州や連邦政府の法、大学の指針に矛盾がなく基づき、決定される。


書類の要求

査定の指揮をとり、心理的な障害の診断を与える専門家は、以下のことを満たし、選出されなければならない。心理的障害の異なった診断の包括的な訓練、成人の診断や治療の直接的な経験が必要とされる。 選ばれた診断の専門家は、心理学者、精神病医、神経学者、診断ソーシャルワーカー、結婚/家族治療者、経験のある内科医、いずれかの資格がなければならない。診断する専門家は、心理的な障害を証明する診断の経験と、その分野における定期的な勉強の継続が、されるべきである。障害の証明書には、専門家としての署名と資格番号が入った文書であるべきである。証明書は、また最新のものでなければならない。大学の障害を持つ学生へのサービススタッフは、場合によっては、証明書を更新したり、補充したりすることを要求する権利を保有する。また、時には、学生の証明書が適当なものであるかを、他の専門家に相談したりすることもある。

証明書は、以下の問いに答えるものを提供すべきである。

  1. Does the student have a diagnosable mental disorder? If so, what is the specific Multi-Axis DSM IV classification? Please code in 5 axes.

  2. What were the assessment or evaluation procedures used to make the diagnosis?

  3. Is there historical data that is pertinent to the disability?

  4. What are the major symptoms of the disorder currently manifested by the student, including level of severity?

  5. If medications are currently prescribed, are there any substantial side effects for this individual?

  6. What are the current functional limitations imposed by this disorder?

  7. What is the current prognosis? When did you last see this individual?

 


学習環境とサービス

Each student with a psychological disability should be provided with accommodations and services that are appropriate to the student's disability-related academic needs. It is the responsibility of the campus disabled student services office to determine appropriate accommodations and services based on the documentation provided and in consultation with the student and other professionals, as appropriate. |8|

University accommodations and support services for a student with a psychological disability should be designed to minimize the limitations imposed by the student's disability, thus providing an equal opportunity to learn, and to demonstrate what the student has learned in an academic setting. Academic accommodations should be provided in the most integrated setting possible and designed to meet the disability-related needs of qualified individuals without fundamentally altering the nature of the instructional programs or any licensing requirements specified by the student's intended profession.

Campuses should stipulate procedures for resolving disputes regarding the provision of academic accommodations and services.


Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (DSM-IV) 解説.

日本国内の精神医学界においても、DSM - IV は重用されています。DSM - IV (1994年)によると、精神科疾病分類は以下

  1  通常、幼児期、小児期または青年期に初めて診断される障害 
  2  せん妄、痴呆、健忘および他の認知障害 
  3  一般身体疾患による精神疾患 
  4  物質関連障害 
  5  精神分裂病(現在、日本では「統合失調症」と病名が変更)、および他の精神病性障害 
  6  気分障害 
  7  不安障害 
  8  身体表現性障害 
  9  虚偽性障害 
  10  乖離性障害 
  11  性障害 
  12  摂食障害 
  13  睡眠障害 
  14  他のどこにも分類されない衝動制御の障害 
  15  適応障害 
  16  人格障害

DSMは科学的証明のない特定の理論は排除して、記述的・症候学的に分類していることが特徴。精神科で扱うのは、目に見えない疾病なだけに、1960年代から、 精神か領域における診断の不一致が指摘され、ゆえに“より信頼性の高い診断体系”をつくる努力がなされてきました。たとえば精神分析理論(フロイトにはじまったもの)を前提とする「神経症」と いう用語は DSM - Ⅲから排除されています。 また、明確な診断基準が導入されていること、多軸診断を採用していることも特徴。 多軸診断とは、 

  第Ⅰ軸  臨床症候群 
  第Ⅱ軸  人格障害および特異的発達障害 
  第Ⅲ軸  身体疾患および身体状態 
  第Ⅳ軸  心理的社会的ストレスの強さ 
  第Ⅴ軸  各一年間の適応機能の最高レベル

※参考文献「心理学基礎辞典」(至文堂)


1999年 9月20日 更新


日本でも障害を持つ人が、自由に大学に行ける環境を整えるために訳しております。
カリフォルニア大学の公式日本語訳ではありません。あくまで参考にとどめてください。

翻訳/文章責任  木島英登

2003年 8月

原文

カリフォルニア大学バークレー ”障害を持つ学生の教育計画” 日本語説明資料トップページ