Disabled Students' Residence Program 障害を持つ学生のレジデンス(住居)プログラム |
レジデンスプログラムは、DSPの活動です。 機会 レジデンスプログラムは、肢体不自由な学生に対し、大学生活を学術的に積極的に参加する機会を与えるものです。同時に、自立して生活するために必要な能力や自信を持たせる目的もあります。 このプログラムは、日常的に電動車いすを使用することが必要とされ、日常生活に介護が必要な肢体不自由な学生を支援するものです。 レジデンスプログラムへの参加は、学生に自己を認識力を磨く訓練となります。その生活自体が、大学生活の環境を考え、自らの将来への準備となる。つまり自分自身が自立するチャンスとやり遂げた結果を与えるものとなっています。 1年間の独立した生活 学生は、連邦政府、各地域のリハビリテーション局から紹介されてきます。彼らは2セメスター(1年の勉強)参加し、自立するための能力を高めます。過ごす時間の中で、自立能力は高められる。レジデンスプログラムの学生は、引き続き必要ならばプログラムを継続することを認められています。 設備 レジデンスプログラムは、バークレーの大学寮の中にあり、対象となる部屋はすべて、車いすでも完全に利用可能になっていいます。一般のUCバークレーの学生は、学生数の多さから、部屋を2名か3名でシェアをすることになっていますが、レジデンスプログラムの学生は、一人で個室を持つことが認められています。 スタッフ 6名か、それ以上の学生が、プログラムに参加しているとき、スタッフメンバーは24時間、一年中休みなく、誰かが常に在住しています。スタッフは障害を持つ人を介助するのに特別な経験を持っています。スタッフは学生が個人的な介助者として雇用され、トレーニングされている。学生がこの場所で介助人を自らが選び見つけるまでは、スタッフが必要とされるパーソナルケアも行っています。 パーソナル介助 どの学生も、定期的に来てくれる介助人を雇用します。通常、朝と夜です。学業上における、大学内での介助人は、DSPを通して認定され、必要とされる分だけ派遣されます。そして学生はその介助人を雇用するか否かを決定します。多くの学生は、介助人に給与を払うため、アラメイダ郡(住むエリアのこと)の「家庭内サポートサービス(IHSS)」に申請書を提出しています。 しかしながら、スタッフメンバーは大学の職員です。スタッフは、初期のパーソナル介助を手助けし、授業を受ける際に、介助人を欠くことがないように注意を促し、学生が生活になれるまで必要に応じて介助をしています。 医療ケア レジデンスプログラムには、医療設備はありません。どの学生も、自分自身の健康管理と医療ケアについては完全なる自分への責任があります。医療ケアが必要なとき、学生は大学の医療サービスを受けることができます。とはいえ、多くの学生は街の医師を利用しています。なぜなら街の医師の方が対応が早いからです。もし、学生が社会保障局を通して、補助金(SSI)が認められるなら、大学の医療サービスを含め、多くの医療サービスもまた、それによって保障がされているので、利用可能です。 費用 リハビリテーション局からレジデンスプログラムに、予算が出ています。学生はその承認を得ています。またリハビリテーション局は、授業料や書籍代の補助もしています。レジデンスプログラムのコーディネーターは、リハビリテーション局について多くの情報を提供することができます。社会保障局からの補助金は、もう一つの財政補助となり、寮費や生活コストの支払いのために使われることが多いです。また、バークレーに来たときから、学生は介助人を雇う費用として、アラメイダ郡の家庭内サポートサービスの基金に申請書を出すことができます。そして、もちろん学生奨学金も一つの費用源です。 多くの費用に関する最新情報と、それに対する申請書について、レジデンスプログラムのコーディネーターが随時、把握しているので、相談したらよいでしょう。 学生に求められるもの ・ UCバークレーへの入学と勉強 (DSPのスタッフがアドバイスします) 問い合わせ先 申し込みや、より詳しい情報、電話、手紙などは、レジデンスプログラムのコーディネーターまで Coordinator, Disabled Students' Residence Program 2002年 3月8日 更新 翻訳/文章責任 木島英登 2003年 8月 |