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日本の事例紹介 日本のバリアフリーの特徴 豆知識 考察

 
チリ バリアフリー写真

 
サンチャゴ 地下鉄4号線  (2007年撮影)

2006年開業の地下鉄4号線は完全バリアフリー。新しいデザインが興味深いです。
こちらは駅の入口。スロープ整備とエレベーター設置。段差には注意喚起のため黄色いタイルになっています。

エレベーターは車いすの人だけでなく、妊婦、高齢者、赤ちゃん、けが人のマークも併記されています。
より多くの人が設備設置を享受することは素晴らしいことです。

コンコースにおりると、明るい近代的なデザインにビックリ。出入口は外光を取り入れ明るく、わかりやすいです。
自動改札は狭いので、車いす用の入口があります。警備員が常駐しているので、彼らに開けてもらいます。
日本は人件費が高いので、こんなわけには行きませんね。幅の広い改札を用意してもらいたいものです。

 

この駅は、近未来にきたみたい。青色照明が格好いいです。天井の高い曲線デザインは圧迫感がなく開放的。
地下鉄の入口は2つあり、エレベーターのない入口からは線路の上の通路を通ります。

 

地下鉄4号線は、チリで初めて!?視覚に障害のある人への配慮がされています。
誘導ブロックも各駅に設置。日本の点字ブロックは後付けの突起ですが、凹んだタイルとなっています。優れたデザインですね。
これなら突起につまづいたり、ガタガタしたりすることはありません。

誘導ブロックはエレベーターまで続いています。
注意喚起は、大きな突起の点字ブロックです。日本と同じですね。でも一面に敷いており、ちょっと広すぎでしょう。

※4号線は、スペイン・ビルバオの地下鉄をモデルにしています。
 

 
サンチャゴ 地下鉄5号線  (2007年 撮影)

地下鉄は他に3路線ありますが、1号線、2号線はバリアフル。5号線は一部バリアフリー。
昇降機が階段に設置されていたりしますが、形だけのバリアフリー。使えない代物です。
時代が進むにつれ、より多くの人が快適に利用できるようにバリアフリーになっているようです。
中心街の大きな駅には、エレベーターがありました。ベビーカーの利用などありますね。おじさんが座っているのは愛嬌です

 

こちらは地下鉄5号線です。ホームに液晶テレビが設置され広告が流れています。近代的ですね。でも、車両は格好悪いです。
液晶はサムスンでした。頑張れ日本!コロンビアは韓国企業の進出が目立ち、電化製品は韓国製品ばかりでした。

 

5号線の駅にも凹んだ誘導ブロックがありました。
車内はあまり大きくありません。混雑すれば、ぎゅうぎゅうになります。

 

  
メトロ バルパライソ  (2007年 撮影) 

サンチャゴからバスで1時間半。太平洋に面した港町バルパライソから、リゾート地ビーニャ・デル・マルまで電車が走っています。
バルパライソから、ビーニャまで利用してみました。改札は相変わらず狭いですが、車いす入口がありました。
ただし車いす対応のトイレはありません。そもそも公衆トイレがありません。

 

車両は格好いいデザインです。ホームと車両の段差もほとんどありません。
車窓が楽しめるように窓が大きいです。車いすスペースも用意されています。車いすマークがかわいいのでパチリ。

 

ビーニャの駅に到着。ずっと地上の海岸線を走っていましたが、途中から地下鉄になりました。
すっきり明るいシンプルなデザイン。エレベーターも設置されておりバリアフリー。他の駅もスロープなどありバリアフリー。
エレベーターの表示が、車いすだけでなく、妊婦、高齢者も含まれているのが素晴らしいですね。

 

改札です。出口のところがやはり外光を取り入れ(外はガラス張り)、明るくなっており導線を明示しています。
地上へ行くには、もう一度エレベーターを乗換えなければいけません。

 
車道を底上げ  (2007年 撮影) 

大都市サンチャゴの中心街の横断歩道です。
歩行者が段差なく快適に歩けるようにと、車道部分を底上げし、横断歩道をフルフラットにしています。
とても良いアイデアだと思います。初めて見ました。

こちらの道路もやっぱり横断歩道では底上げされています。人通りが多い地区ではすべてこのようになっていました。
歩道と車道に段差なく車いすでもストレスフリー。交差点、横断歩道が全くの段差なしになっています。

 
その他  (2007年 撮影)

教会の前の段差解消。自然にフルフラットにしています。いわれなければスロープがあることも気づきません。
日本だと、豪華なステンレス手すりがついたスロープを別に作ることでしょう。自然な景観が一番です。

 
スロープ  (2007年 撮影)

映画館と銀行の前のスロープです。整備されているのは嬉しいことです。多くの商店や商業施設で配慮がされていました。
チリのバリアフリー。南米の中で最も進んでいると思います。経済的に豊かなこと、教養豊かなことが理由でしょう。

 

 
市内バス  (2007年 撮影)

市内を走るバスです。稀にノンステップバスも走っています。町に車いすの人は多くみるので、利用者もいることでしょう。
世界的に、急速にノンステップバスは普及しています。一般の乗客にもバリアフリーですから。

 

こちらは古いタイプのリフトバスです。どこかの施設の貸切バスかもしれません。

 

 
町中でよくみる障害のある人  (2007年 撮影)

南米では、街中で、障害のある人、車いすの人、片足の人、白杖の人を本当に多く見ます。
彼らは、雑貨や菓子を売る露天商をしていたり、宝くじを売っていたりしています。
底辺の仕事ではありますが、社会で生きている証です。職業として定着しているようです。
日本では小売業などで障害のある人は見ません。出来る仕事もたくさんあるのに保護・隔離されていると思います。

 

下写真は、同じ南米コロンビアの町中の風景です。車いすのおじさんが働いています。
公衆電話代わりの携帯電話サービスです(携帯電話は高いので裕福な人以外は持っていないので)。