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日本の事例紹介 日本のバリアフリーの特徴 豆知識 考察

 
コスタリカ バリアフリー写真

 
都市間バス  (2009年撮影)

都市と都市を結ぶバスの半数ぐらいに、車いすマークがついています。リフト付きバスです。すごい!しかし、リフトは壊れていることが多いようです。理念先行で、実際の利用者も多くなく、整備維持もされてないのでしょう。とはいえ、スペースが広いので、車いすを担いでもらうのは楽です。車内に車いすスペースがあるのも嬉しいです。

 
リベリア 街並み  (2009年撮影)

公衆電話の一つが低くなっていました。
バスターミナルで客待ちをするタクシーの一つが、車いすマークのついて大きなバンタイプでした。リフトがついていて、車いすのまま乗れるのではなく、単に大きい、広い、車いすも積めるという意味なのでしょう。やたらめったか車いすマークを付けるのも問題ですが、裏を返せば、バリアフリーを推進しようという意識の表れです。

 
リベリア ホテル  (2009年撮影)

バスターミナルの近くにある、安宿です。入口に段差なし。内部の階段もスロープをつけて段差解消されており、感動しました。
車いす対応の、広いバスルームの部屋はありませんでしたが、充分に利用できました。

 
スーパーマーケット  (2009年撮影)

スーパーマーケット、ショッピングセンター、ファーストフードなどの駐車場には、車いす用の駐車スペースがあります。中米諸国に共通することですが、特に米国資本の店では整備が顕著です。実際に、どれだけの人が駐車許可証を発行され、利用しているのかわかりませんが、コスタリカが一番モラルがあり、利用者も多いような気がしました。この写真では警備員がいて、コーンをどけてくれます。

 
バスの優先席  (2009年撮影)

地方都市から、首都サンホセに向かう特急バスです。バリアフリー推進のポスターがありました。バスに乗るのも、最初に乗せてくれました。物分かりがよく親切でした。

バスの最前列は、高齢者、障害者、妊婦、赤ちゃんの優先席になっていました。日本の鉄道の優先座席と同じ考えです。色んな国のバスに乗りましたが、バスの優先席は初めて見ました。ちなみに、鉄道の優先席は日本でしか見たことがありません。私の隣は、赤ちゃんの連れた女性が座りました。このアイデアは素晴らしいと思います。

 
ホテル 車いす対応部屋  (2009年撮影)

首都サンホセで泊まったホテルです。英国人の車いす旅人が過去に泊まったとの情報を得ていたので訪れると、車いす対応のバリアフリー客室がありました。少なくとも2つはあるようです。客室の値段は普通客室と同じです。部屋は少し広め、バスルームがとても広く、車いすのまま入れます。椅子を借りてシャワーを浴びましょう。服をかける衣装棚のハンガー掛けが、低い位置にも設置されていました。極め細やかな配慮に驚きです。感動です。

ホテルの最上階はレストランなのですが、その男性トイレが、車いす対応の広いトイレでした。素晴らしい!理想の整備状況です。

 
サンホセ市内  (2009年撮影)

段差解消などが多くされている街です。しかし山の中にあり、丘や坂が多いので、車いすで歩くのは大変です。

官公庁エリアで、点字ブロックを設置しようとする工事をみかけました。強引に作ろうとしています。ここでしか点字ブロックは見ていません。実験的なのかもしれません。日本風に黄色です。溝は深くありませんでした。

 
地元ファーストフード  (2009年撮影)

中米で多店舗展開する、フライドチキンのファーストフード店です。車いす用トイレがあるのに驚きました。施錠されていますが、警備員がいるので、彼にいえば鍵を開けてくれます。


空港のリフトバス  (2009年撮影)

飛行機に乗るのに移動するバスにリフトがついていました。コスタリカのバリアフリーは素晴らしい。軍隊のない永世中立国。教育水準も高い。政治も安定している。開発途上国の見本となるバリアフリー整備でした。