繁盛していたマクドナルドの入口にあったスロープ。車いす用というより、台車用かな。車いすは街にいません。店舗は階段が多く、まだこれでもスロープがあるだけ良いです。 旧市街と公園を結ぶ、近代的な橋。観光の目玉。新しいのでバリアフリーが考慮されています。段差のない構造。 しかし、橋の最後はガタガタ。一般道との接点がうまくいってません。点ではバリアフリーでも、それが線にならない。途上国にありがちなパターンです。 ケーブルカー乗り場 (2014年撮影) 公園にケーブルカーが作られていました。新しいから、バリアフリーだとうと思っていくと、乗り場に車いすマークがあれど、階段でしか切符売場にいけない。スロープぐらい設計してくれたら良いのに。
係員に、車いすで入れる通路はないのか聞くと、ないとの返事。でも車いすを担ぐからと。親切です。ケーブルカーは、最近よくみる完全段差なしの素晴らしいデザイン。ゴンドラ内の椅子も跳ね上げ式で広くなる。せっかくのバリアフリーも、乗り場にスロープがあれば完璧なのに、中途半端。
ケーブルカーからの眺め。こちらも現代建築がブームなようです。 首都トビリシには、メトロ(地下鉄)が走っています。エレベーターはありません。階段だけ。バスもノンステップは非常に少なかった。車いすの私は、タクシーが移動手段となりました。 三位一体教会 (2015年撮影) 旧ソ連から独立の際に、街を見下ろす丘に建てられた大きな大聖堂。正面玄関から横手に段差のない坂道のルートがあるが、わかりにくいので表示が欲しいところ。教会に入るのにも後付けでスロープあるが、扉が施錠されている。メインの入口にどうしてスロープがないのか不思議なり。
古都ムツケタ (2015年撮影) 世界遺産です。現地NGOが、バリアフリー改修に取り組んでいました。この半年後には変わると言ってました。メインの入口には階段なので、昇降機を取り付けるそうです。 大聖堂の入口も階段。簡易スロープで私は入りました。近い将来は、常設のスロープ設置になることでしょう。
鉄道 (2015年撮影) 鉄道会社の広報が、新しい車両を紹介してくれました。残念ながら日本製ではなく、中国製でした。。。 ジョージアで初めての渡し板です。それまでは何も配慮なし。現在、車いすの乗客はゼロですが、今後は利用者が出てくることを願っています。写真を取っていたら、ちょうどベビーカーが来ました。ベビーカーも乗れるので便利ですね! しかし車両には、車いすが入るスペースがない。。。 座席を1つか、1列を取り外すように助言しました。トイレも車いすで入るといいのですが、そこまでの要求は無理。せめてスライドドアでドア幅を広くしたら、ちょっとは便利かなと助言。 ところで、特急列車の車いすスペースは、日本でも問題です。新幹線を含め、電動車いすが乗るスペースがない。あっても少ない。ベビーカーにも優しい広いスペースが出来るといいですね。 他の車両は、渡し板はなし。その代り簡易の板が階段に設置。田舎の駅では、プラットホームは地面になるため、車両には階段が必要なんだそうです。駅によってホームの高さが違うから、大変なんですね。 この1年前に、プライベート旅行でトビリシ中央駅を利用しましたが、そのときは車いすトイレがあるのを見つけれませんでした。有料の公衆トイレの中に、綺麗な車いすトイレが設置されていました。掃除用具ロッカーになってはいませんでしたが、タバコ臭かったです。施錠されていますが、お金を徴収するおばさんがすぐに開けてくれます。しかし案内板は一切なく、そこにく車いすトイレがあるのがわからない。勿体ないです。トイレに車いすマークを設置するようにと助言しました。使われナンボの設備ですから。 ホテル (2015年撮影) 現地NGOが手配してくれたホテル。部屋数が少ない落ち着いた4つ星のブティックホテル。新しいので、バリアフリーの法律が適応されているようで、車いす対応の部屋があり。バスルームが広い部屋が他にも3つあり、計16人が泊まれるとのこと。フロントとレストランのある1階の公共トイレが、車いす対応で驚きました。素晴らしいことですね。こんなホテルが増えて欲しいものです。
丘の上にあるレストラン (2015年撮影) 市内中心部から、登山列車に乗れば、丘の上にある公園に到着。その登山列車も、昇降機がとりつけられバリアフリーに改良されていました。丘の上にある駅は巨大なビルで、各階にレストランやパーティルームが有り。車いすトイレも各階にあり。新しい施設や主要な観光ポイントは、バリアフリー化が進んでいるようです。
街中の教会 (2015年撮影) 坂が多い首都の中心部にある地元民がたくさん訪れる教会。メインストリートからスロープが設置。教会の入口も段差解消されています。素晴らしいですね。どんどんと増えて欲しいものです。
国立博物館 (2015年撮影) メインストリートに面した博物館。バリアフリーに改良されていました。中もエレベーター、トイレと設備あり。 リフトタクシー (2015年撮影) メルセデス・ベンツのリフト付きヴァンです。大きいですね。現地NGOが手配してくれました。 現地では、ソーシャルタクシー(社会タクシー)と呼ばれています。値段も安いそうです。この運転手さんは英語が全く話せませんでした。空港まで送ってもらいました。 世界遺産をバリアフリーにする取り組み。現地のニュースに少しだけ取り上げられました。 |