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日本の事例紹介 日本のバリアフリーの特徴 豆知識 考察

 
アイスランド バリアフリー写真

 
車いす駐車スペース  (2010年撮影)

どこの国にも、車いす利用者の駐車スペースがあります。許可証のある自動車が停めることができます。不正駐車の多い国や、誰が停めていいのかルールが曖昧な日本など、その運営状況は実にさまざまです。アイスランドの首都レイキャビクでは、一般車が車いす駐車スペースに停める不正駐車を何台か見ました。その影響なのか、車いす駐車スペースに煉瓦が敷かれ、歩道と同じ高さにしている例が多くみられました。不正駐車の防止が理由です。カラーリングも一つの方法ですが、歩道の高さと同じにする方法もあるものですね。一般の駐車スペースとの違いを、運転者に明確にすることと、降車後の段差解消が狙いです。

 
UDトイレ  (2010年撮影)

車いすが入れる、ゆったりトイレ(UDトイレ)をアイスランド国内で非常にたくさん見ました。素晴らしいことです。上段の3枚は、観光地にあるビジターセンター(レストラン併設)のトイレです。1つしかないトイレが車いすでの利用も可能に。下段の3枚は、民間のレストランです。高級店です。男女2つあるトイレの、女性用が車いす兼用。素晴らしいです。欧州では一般的に、男女トイレとは別に、車いす専用トイレが作られていますが、アイスランドではゆったりトイレをたくさん見ることができました。車いすで利用できるトイレが多いのは良いことですね。

 
温泉  (2010年撮影)

火山の国。温泉が非常にたくさんあります。バリアフリーが考慮されており、車いすでのアクセス可能なルートも確保されていました。

 
温泉プール (2010年撮影)

温泉プールは市民の憩いの場。どの町にもあります。首都レイキャビクには各町内にあります。競泳プール、遊びプール、スライダー、スパ、サウナ、シャワーなどが完備。特別に車いす用の更衣室やシャワーがある施設もありました。公共施設のためか、少し過剰な対応のときもあります。

 
氷河観光 (2010年撮影)

ヨークトサルーンという氷河が流れ出る湖の観光です。水陸両用車を使って、クルージングします。自然地形を利用して、坂の部分に乗場を設置。木製のスロープを使って、段差を解消しています。車いすが乗れるのはもちろん、一般の方も階段昇降がなく、安全で簡単です。とても良い知恵ですね。