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アイルランド バリアフリー写真

 
低床トラム LUAS  (2007年 撮影)

2004年開通のLRT(ライト・レール・トランジット)。レッドライン、グリーンラインの2路線があるが、観光客がお世話になるのはレッドライン。段差の全くないバリアフリー構造。上下移動がないから楽チン。車両は長くないが、運行本数が多いので、とても便利。 欧州で大ブームのLRTが、ダブリンにも導入されていました!

 

ホームと車両の段差はゼロ。最高です! 車いすだけでなく、ベビーカーにも便利。もちろん高齢者にも、利用者全員に便利です。乗り降りも早く行えます。

ホームには点字ブロックがありました。誘導ではなく、警告ブロックですね。点がとても大きなのが特徴です。景観に配慮して灰色。 また、車両と路面の境目は白色に塗られています。

 

改札はないので、自分で切符を買います。検札は滅多にないですが、無賃乗車はダメです。ですが、液晶画面が斜めで、車いすの私は視線が低いため、画面が見えず一人では買えませんでした。ATMでも、たまにあることですが、液晶画面の角度調整や、背の高さに関わらず見やすい画面が開発されて欲しいものです。

トラムのレッドライン、終点の駅は、ダブリン近郊列車 (DART)と連結。階段、エスカレーター、エレベーターと複数の上下移動ルートが開放感いっぱいに配置。

 

終点駅のエレベーターのボタンは、欧州で見ることの多いUDデザイン。国によって、1階を、0階と表示することがあり、混同しやすいためか、トラム乗場を緑で囲っています。文字も立体的で、ボタンを押した触感も明確で、非常にわかりやすいです。

 

 
近郊列車DRT  (2007年 撮影)

車いす用トイレもありましたが、鍵がかかっていました。「インフォメーションデスクに鍵はあります」の表示。欧州では公衆トイレの車いす用トイレは施錠されていることが多く不便です。障害者専用化の弊害ですね。

 

近郊列車、英国式なため、ホームが高く段差は少ないですが、やはりホームと列車の段差はあります。点字ブロックが警告のため整備されていました。

 

 
街の風景  (2007年 撮影)

歩道と車道の段差解消(カーブカット)は完璧にスムーズです。車いすで通っても衝撃がなく快適です。日本で段差ゼロのカーブカットはありません。歩道の縁石が1センチなり必ず残っています。アパートへのスロープも自然と作られていました。これみよがしのスロープでないのが素晴らしいです。

 

歩行者音声ボタンがありました。日本は「とおりゃんせ」など高音の曲が流れたりしますが、ピッ、ピッという発信音。もうすぐ赤になるというときには発信間隔が早くなります。

市内中心部の主要交差点のみ点字ブロックがありました。横断歩道の前の警告ブロックです。車いすへの配慮のためか、突起が小さくなっています。電車のホームとは明らかに違う大きさです。日本の点字ブロックはもっと突起が大きく、車いすではガタガタしますが、この点字ブロックは振動は少しとなっています。

 

ダブリン観光の目玉といえば、ギネスビール博物館。車いす用トイレの写真です。結構いたれり尽くせりの設計となっていました。

 

 
二階建てバス  (2007年 撮影)

アイルランドもたくさんの二階建てバスが走っています。ほとんど全てが低床。このバスはスロープがついています。緑色の空港へと行く路線バスも、もちろん低床バス。車いす下車ボタンもバッチリありますね。