世界遺産の旧市街など、中心部には石畳の道となっています。歩道と車道の段差解消のため、カーブカットがされていました。それもスムーズに。また車いす駐車スペースも各所に用意されていますが、路上駐車がビッチリなので曖昧です。
市内路線バスのほとんどが低床のノンステップバスで驚きました。欧州では急速に普及しましたが、日本では数があまりにも少ないですね。ちなみにリガでは、郊外と市内を結ぶワンボックスカーのミニバスも多いです。 新しくできたスウェーデン資本のデパート前の道。景観にあった自然なスロープです。北欧資本とともに、バリアフリー概念も輸入されており、良いことですね。 ラトビアは、旧ソ連ということで、あまりバリアフリーが整っていないと思ってましたが、低床バスの100%近い普及率と、歩道の段差解消など、バリアフリーがされています。とはいえ、路上には多くの障害をもった人や高齢者の物乞いを見かけます。心や制度、就労のバリアフリーは、まだまだこれからのようです。 駅には、車いす用トイレがありました。ただし鍵がかかっています。公衆トイレは有料で、掃除管理おばさんが集金しており、そのおばさんが鍵を開けてくれます。 駅のホームには昇降機がつけていました。電車とホームにもかなりの高さがあるので、どこまで電車利用者がいるのかわかりません。おそらくほとんど利用者はいないでしょうが、日本の交通バリアフリー法と同じく、とりあえず形だけでもバリアフリーにしたのでしょう。EU加盟のため基準でもあるのかな? バルト3国の一つ。リトアニアは、ラトビアの南にある国。首都ヴィリニュスの駅構内に入るのにスロープがつけられていました。新しい駅なのに、後からあわてて取り付けたようです。 冬には凍結したり、雪が積もったりするので、金網になっています。 駅を探検してみると、一つだけポツンと車いす用のトイレがありました。しかし、鍵がかかっており、職員をどこかで呼び出して、開けてもらわなければなりません。一般のトイレは地下にあり、階段だけなので行けません。別離はいかんですね。日本でも鍵がかかっていて実際には利用しづらいことってありますよね。似ています。 リトアニアの電車です。欧州でよくみられる列車です。1メートルぐらい高さがあります。最新車両は段差が低くなっていますが、このような列車に乗るのは、車いすでは大変ですね。 新装された中央市場。公衆トイレがとてもきれいでした。もちろん有料(20円くらい)。なんと、車いす用トイレも作られていました。いいことです。利用者があまり多くない車いす専用トイレでは、バリアフリー途上国では、掃除おばさんの荷物や、清掃道具が置かれていることが多いです。専用トイレはよくないですね。一般トイレの中に車いすでも使えるトイレがあるのが好ましいです。
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