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日本の事例紹介 日本のバリアフリーの特徴 豆知識 考察

 
メキシコ バリアフリー写真

 
メキシコシティ空港 第2ターミナル  (2013年撮影)

タクシー、送迎の自動車から降りる場所から、点字ブロックがありました。同系色。幅は日本の半分。最短距離で、空港のインフォーメーションまでつながって、終わり。点字ブロックは日本発祥で、日本が圧倒的に整備が多いですが、外国ではアレンジして導入されることが多いです。

この空港。車いすで働く職員がたくさんいます。述べ10人ぐらい見ました。女性もいます。搭乗券の検札、ゲート番号の案内などが、彼らの仕事。

日本では、車いすの人が、障害のある人がサービス業に就くことはありません。少なくとも私は見たことなし。海外では、米国の空港で同じく案内、南アフリカのケーブルカー乗場で検札などありました。職業の幅が広がるのは良いこと。経済的には日本より貧しく、バリアフリーも不充分なところもあるメキシコですが、先進事例もあります。学ばないと。

空港のトイレ。車いす対応の「ゆったりトイレ」が、どこにもあるのは米国型の整備。一番奥が広くなっています。

 
グアダラハラ チーバス オムニライフ・スタジアム  (2013年撮影)

私はスタジアムオタクです。スポーツ施設を見るのが趣味。そのバリアフリーも気になる。メキシコ第二の都市グアダラハラにある人気サッカーチーム「チーバス」のホームスタジアムが最新型!こけら落としは、レディーガガや、マンチェスター・ユナイテッドとの試合も行われました。

試合はなかったけど、飛び込みでスタジアム見学ツアーに参加。素晴らしいサッカー専用スタジアム。見学に来る人は多いそうな。

車いす席は、1階席の最後列に何カ所もあり。視界も遮るものはなく、素晴らしいデザイン。

こちらはゴール裏。全てのエリアに車いす席があり。ちなみに2階、3階はボックス席。ボックス席は、12人までしか入れない。リビングや食事もできますが、年間契約でなく、生涯契約とのこと。このボックス席を持つことは、いわゆるステータスですね。

コーナー付近の車いす席。いいなあ。最高ですわ。米国の会社が設計したそうな。流石にバリアフリーは完璧。この1階席の最後列は、いわゆるメイン導線で、外からスタジアムに入ったコンコースが後ろになります。

とても広いコンコース。ボックス席や4階席に行くのに、エレベーターもあります。でかい!

 
グアダラハラ市内中心部  (2013年撮影)

街のシンボル大聖堂。裏側にスロープありました。座っている人は物乞い。

州庁舎に、有名な壁画があります。古い歴史ある建物。入口にはスロープと嬉しい。

壁画のある階段には、昇降機で上がることが可能でした。職員に手伝ってもらって上がりました。ちなみにエレベーター無し。昇降機は怖いです。首が痛くなりますが我慢。贅沢いってはいけません。

オロスコ作「立ちあがる僧侶イダルゴ」 天井いっぱいに、すごい迫力です。

セントロの商店街を歩いて、世界遺産「オスピシオ・カバーニャス」へ。ここにもオロスコの壁画があり。 スロープが整備されており快適でした。

「オスピシオ・カバーニャス」は、もともと社会的弱者の孤児、病人、高齢者を救うために造られた施設。現在は、美術館になっている。入口の横に鉄製のスロープ。歴史的建造物を壊さないうようにしていました。

テキーラ(有名な酒を作っている町)の歩道と車道の段差解消(カーブカット)です。舗装が適当ですが、完全に滑らかにしようとしています。

 
都市間移動 高速バス  (2013年撮影)

高速バスは乗り心地が良いです。世界の他も同様に、これだけはバリアフリーは無理。2階建ての場合は、1階席が乗りやすいですけど。最前列の座席を購入して座ります。歩けない私は座席まで、床に尻をつけて両手でプッシュアップして移動。

バスの待合室。便座が2つありましたが、その1つが広くなっていて、プチ「ゆったりトイレ」。手動車いすなら入れる大きさ。嬉しいですね。バリアフリー。出来ることはする。

バスの待合室のトイレは便座が壊れて無くなっていました。こちらは違うトイレ。日本と違って、便座が大きいです。広いです。お尻が浮かない私には広い便座は使いやすい。メキシコは、肥満率が世界一(2012年)で、体重の重たい人が多いため、便座も大きいのです。

 
車いす、妊婦用 駐車スペース  (2013年撮影)

メキシコで気になったのは、このマーク。車いす用(障害者じゃないですよ!肢体不自由者)の駐車スペースは世界中にあり、その許可証の発行対象に妊婦を含むことはありますが、最初からマークがあるのは初めて。

そもそも、米国ほど車いす利用者や、障害のある人が外に積極的に出る環境はないため、ショッピングセンターなどで法律で車いす駐車スペースを作っても、停める人がいない事もあり。対象者を広げる、せっかくの施設、色んな人に使ってもらうのは良いこと。許可証の掲示はあまりないようで(発行も微妙)、妊婦さんなんかは勝手に停めています。一般車が停めるような不正なシーンには出会わず、そのマナーはとても良いようでした。