2010年開業のバス専用レーンを使った公共交通システムBRT(バス・レール・トランジット)。南米では、コロンビアの首都ボゴタのBRT「トランスミレニオ」の成功を受け、どんどん導入が進む。ペルー訪問前に訪れたエクアドルの首都キトにも、BRTが3路線走っていた。 ホテルに近くにBRT「メトロポリターノ」の駅があった。そもそもリマにも導入されているとは知らず、嬉しい驚き。切符を自動販売機で買ったり、ICカードにチャージしたりして乗る。BRTはどこも改札制度で均一料金。車いすが通れる改札もあります。 BRTのホームは、転落防止のホームドアは必須。バスの扉が開く時に、ホームのゲートも開く。 段差はなし。あるのは車両とホームの隙間。エクアドルではバス本体から隙間解消の渡し板がパタンと降りてきたが、ペルーは運転手の技術が高いのか寄せてくる。 隙間ができたとしても10センチ以内。何か幅寄せの工夫があるのかな? 車内には、車いすスペースがあります。路線や時間帯によっては、とても混雑するため、乗り降りが大変なときがあります。 少し郊外の駅。車いすマークと妊婦マークは、優先扉のこと。こちらから優先乗車してくださいとのこと。 高速道路のど真ん中をバス専用レーンにしているため、幾つかの駅では階段だけでした。とても残念。下記写真のようにスロープで段差なく中州にある駅舎をつなぐところもありました。ボゴタのBRTにデザインそっくり。
中心部の広場ですが、歩道と車道の段差解消(カーブカット)を見てください。いわゆる米国と同じデザイン。日本のように2センチほどの段差が残ることはなく完全段差なしになっています。 南米の空港、チェックインカウンターや荷物検査など、優先レーンが作られています。こちらでは、車いす、妊婦、高齢者、赤ちゃんのいる人などが該当。ピクトグラム(絵文字)がかわいいです。 空港のトイレ。米国式に、一般トイレ内に車いすでも使える「ゆったりトイレ」があります。日本では、別途「多目的トイレ」として作られるのが一般的ですが、違う考え方です。 一番奥が広くなっていて、開き扉です。中は簡素ですが、充分に使えるスペースがあります。
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