スペシャル・ケア・アテンダントのサービスが充実しています。揃いの格好をした専用スタッフがお手伝い。最大の特徴は、電動車いすで、長距離歩行困難者を運ぶこと。後ろに立ち乗りして操作しながら、ターミナルを闊歩。私もこの車いすに掴まって、引っ張ってもらいながら、大きなターミナルを移動しました。(笑)
車いす対応のトイレの数は多くありません。
20年振りのイスタンブール。前回は地下鉄がなかった。新しいのでバリアフリーかなって期待したら、その通りでした。 空港の駅の看板に、バリアフリー情報が記載。これによると、ほとんどの駅がエレベーター設置で、使えるとのこと。路線もたくさんあります。公共交通が使えると移動に便利です。 通常ゲートが狭いため、端にある扉から、車いす、ベビーカー、大きな荷物を持つ人は通ります。チケットチェックがないため、無賃乗車で通る悪い人もいます。車いすはここしか通れないこともあり、無料。私としては、お金を払って乗りたいのだけど、それができない。
車両とホームの段差がないことに驚きました! 車いす単独乗降可能。日本の地下鉄より良いですね。 車内の車いすスペース。ベビーカーマーク、妊婦、高齢者、赤ちゃん連れなど、優先マークあり。
地下鉄と、トラムの乗り替え駅。ホームが隣接され、シームレスな移動。上下移動なく、階段やエレベーターに乗ることなく、ホームの横からスロープを降りると、トラム(LRT)の駅。 ドイツの影響ですかね。欧州でよく見る新型路面電車が、イスタンブール市内中心部を走っています。格好いいです。輸送能力は低いため、1~2分毎にトラムが運行されています。混雑していますが、すぐ次のトラムがやってくる。
駅のホーム。どちらに車いす対応の広い改札があるか表示あり。トラムから降りたときに右に行くか、左に行くか迷うことありません。バリアフリールートの表示。 宿泊したホテル近くの電停。道路に直結なので、すぐに乗れます。 海峡沿いの大きな駅。デザインが近未来的。 城壁沿いを走る。4番線の路面電車。車両はそのままで、駅を底上げ。どの駅がバリアフリーかも通常看板に表記。それを見ると、ほとんどの駅がバリアフリー。
古い電車でも、ホームを改良することによって、バリアフリーになる好例。路面電車は踏切がなく、線路横断には自己責任。日本では難しいかな。とにかく気軽に運用されています。
有名観光地。モスクもバリアフリーに。段差解消の入口有り。スロープも設置。
モスクの入口は段差。そこに簡易スロープを置いてくれます。素晴らしい対応。
土足禁止の内部。汚れた車いすのタイヤで絨毯を汚してはいけないので、係員がタイヤにセロテープを貼りました。雑巾で拭いたり、布を被せたりしたことはありますが、セロテープは初めて。色んな方法があるものです。
有名観光地もバリアフリー。段差解消。車いすトイレの設置など、古い遺跡や建物にも配慮が徹底。全てを見ることはできませんが、中に入れる。最低限は楽しめるのは、とても良いですね。
門を抜けて、王宮へ。段差もなく、車いすでも入れます。 ハレムの内部も、バリアフリールートがあり。驚きました。嬉しい。最後が階段で、来た道を戻ることになりますが、迷路のような内部を探検できるのは楽しいです。
市内を走るバスは、ほとんど低床。ドイツ製ですね。広い、大きい。 店舗やビルの入口には、段差が多いです。写真のようにスロープがある場合もありますが、それは珍しいです。 とても大きな市場。お土産物屋も多数。車いすマークのあるトイレを発見。大きくはありませんが、洋式で、手動車いすが中に入れるトイレ有り。お金(1リラ=40円)を払って利用しました。民間の施設でもバリアフリーがあるのは嬉しい。高齢者とかも兼用で使うのでしょう。
現代美術館は、新しい施設だけあって、バリアフリーにも配慮。使いやすい車いすトイレがありました。
世界的に拡がる、歩道の底上げ。歩行者は段差なし。自動車はでこぼこ有り。日本では、この場合、信号がつきますね。歩行者優先が最大のバリアフリーです。 リフトタクシー (2018年 撮影) 地中海沿いの観光都市メルシン。バリアフリーに積極的な町。リフトタクシーもたくさんあります。フォードの17人乗り。車いすも6台ぐらい乗れそうです。日本にも欲しいなあ。 日本でもよくある大きさの福祉タクシーのサイズ。フィアット。車いす1台。でも天井の高さが高い。体も大きいですからね。 観光バリアフリー国際会議の会場だった、メルシンのリゾートホテル。ビーチのバリアフリーを紹介します。桟橋が整備されていて、車いすでもアクセス可能。簡単にできるので、日本でも真似して欲しいなあ。
ビーチのバリアフリー。フランスのモビマットという商品もあります。日本にも代理店が出来ました。これが普及するといいですね。 |