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国営アルプスあづみの公園 + ちひろ、わさび

2019年

長野県にある国営アルプスあづみの公園に、家族で遊びに行きました。とっても大きい園内。山の斜面にあるので坂も多いので、車いすをこぐと、かなりの運動になります。広い園内を走る無料のシャトルトレインが、車いす対応だったので紹介します。

折りたたみ式のスロープ。手動なので壊れることもない。操作も簡単。似たような園内列車のバリアフリーは、東京、武蔵野公園でもありました。いずれも国営ですね。多くの人が楽しめるように、バリアフリーもばっちり。ただし大きな電動車いすは、このシャトルトレインには乗りません。電動の人は、モーターの力で園内を周遊ください。

私にとって、この公園の目玉は、空中回廊。地上6メートルから、9メートルのところを、木の上部を歩けるのです。鳥になった気分。それが完全バリアフリーで感動しました! 車いすで自然を体感できるって貴重です。

当然のように安全な手すりが用意されていますが、柵の間も広くて、そこから景色が見えます。子ども、車いすユーザーも自然の景色を楽しめます。

全長なんと640メートルもあるんです。網目になって、下が見えるような場所もあり。充分な幅もあるので、すれ違いも大丈夫。

空中経路のゴール地点には、芝生の美しい、室内でも遊べる大草原の家。その他、アスレチック遊具(一部バリアフリーで車いす入れる)、花壇、散策路、川遊び、マウンテンバイクのコースも有ります。とても広いので、時間と体力の余裕ももって、行ってください。
 


あづみの観光。高速道路インターチェンジの近く、大王わさび農場へ。バリアフリーも配慮されていて、車いすでも充分に楽しめるので紹介します。 入場無料、駐車場無料なので、気軽に立ち寄れます。

本わさび。高級すし店にでも行かないと、なかなか見る機会ないですよね。私も、わさび(山葵)の本当の形を知ったのは、会社勤めをするようになった20代でした。それまでチューブの緑色わさびしか、知らなかった。。。本わさびって、すりたて白いんですよねー。何より味が格段に美味しい!

清流の流れる場所。たくさんのわさびが育てられています。直射日光を避けるため、黒いシートが覆われてます。わさびが生育されている現場を学習できます。砂利に埋まっているそうです。

わさびの石像。インスタスポット? 

ランチをここで。そばレストランがバリアフリーだし、長野なんで、そばを食べたかったが、子どもがいるので、レストランへ。

レストランの、お得セット。わさびづくし。平打ち麺と、わさび丼(まぐろ、鰹節)、葉っぱの天ぷら、茎の漬物。デザートは、わさびソフトクリームも売店で販売されているので、そちらもどうぞ。


ちひろ美術館にも立ち寄りました。世界初の絵本美術館。建物が素晴らしい。雰囲気が素敵。併設されている公園も美しい。もちろんバリアフリーも考慮さています。

いわさきちひろさんが、絵本作家アンデルセンの母国デンマークを旅行した影響でしょうか、北欧の香りがします。建築家は日本人ですが、自然あふれる、冬の寒さの厳しい土地、木のぬくもりと、自然光たっぷり。

置いてある、椅子も素晴らしいんですよね。優しい感じ。

展示室を結ぶ廊下。外に出ないといけません。大自然を感じれます。デッキチェアで昼寝している人もたくさんいました(笑)。それだけ心地良い空間なんでしょう。

外にある公園とつながっています。もちろん再入場可能、もちろんバリアフリー。

ラベンダー? かなと思ったら、サルビアでした。花も美しい。

黒柳徹子さんの自伝「窓際のトットちゃん」の挿絵で、いわさきちひろさんは有名に。800万部、日本で最も売れた本、ベストセラーともいえます。そのトットちゃんの学校トモエ学園の校舎でもあった電車が復元されています。車いすで車内には入れませんでしたが、天気の良い日、アルプスと平野を眺めながら、公園を散歩するのは気持ちがいいです。

癒しの空間でした。