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石垣島 & 西表島

2007年

那覇空港で、石垣行きに乗り換え。ブリッジがつかないため係員4名で車いすを担いでくれる。だが、空港にある機内用車いすは持つところなく不安定。しかもターミナルまで行くバスも階段があり大変。ブリッジが足りないこと、ノンステップバスがないこと、車いすを飛行機に乗せる昇降機がないことに驚きました。

石垣空港もブリッジはなし。小さな島の空港のため仕方がない。こちらは階段に昇降機が取り付けられていたが、昇降車を用意するほうが早いと思う。飛行機からターミナルへは、リフト付きバスでの移動。わずか100メートルの距離なので、歩いたほうが時間も労力も楽なのに、丁寧にもリフト付きバスに乗せられる。大仰である。たったの30秒の移動。世界の空港、この程度の距離なら、滑走路を歩くのが常識なのだが。


世界で普及する搭乗スロープ。アナログで簡単な解決方法。


気を取り直して観光。川平湾でグラスボートに乗りました。世界有数の美しさを誇る海。幾つものさんご礁、豊富な種類の魚、綺麗な水と風景。切符売場で尋ねると、車いすでも過去に乗った人がいるそうな。スロープは狭くて車いすは通らないため(広いといいなあ)、手すりを持ってつっかえ立ち(歩けません)。肩を抱えてもらい船内へ。とても親切なスタッフが肩を抱えてくれ船内へ。気兼ねなく手伝ってくれること。心のバリアフリー。

石垣島からは、竹富、西表、小浜など各離島へ高速船が運航されています。庶民の足。観光客の足。乗船口は、一般的に段差がないことが多いのですが、もちろんこちらもバリアフリー。

「ちゅらさん2」という新しい船もありました。バリアフリー席も用意。車いすをたたんで座席へ。どなたでもというのが素敵です。車いす対応トイレもありました。船内中央部。専用ではなく、ユニバーサルデザイン。電動車いすも入る大きなスペース。ただ船内に不必要な点字ブロック。ガタガタと突起があり逆にバリアとなっていた。もっとスマートなやり方はあるでしょう。

大自然が残る西表島。家族が運転するレンタカーで浦内川の遊覧船へ。車いすでも乗れそうだったので、お手伝いしてもらいながら乗船。スタッフは気兼ねなく親切。

船には、車いすが置けるスペースがあります。運転手の後ろの一列が取り除かれていました。片道30分、マングローブ林のジャングルクルーズ。最高です。

 

遊覧船の終点からは、2時間の簡単トレッキング。神秘的な滝がゴールです。多くの人が歩きますが、車いすの私は当然行けません。家族が歩いて、いい写真を撮影してきてくれました。

お昼ごはんは、遊覧船乗場から車で3分のレストランへ。段差のない入口。嬉しいユニバーサルデザインです。ソフトクリームが美味しく、ロケーションも良く、サービス満点で、繁盛していました。