2019年 東京セレブエリア。南青山にある「根津美術館」。庭園が素晴らしく、車いすでも廻れるので感動しましたので紹介します。 大きくありませんが、無料の駐車場があります。車いす用も1台あり。都会のど真ん中に駐車場。最高です。入場料はちょっと高いですけど、車を停められるなら、お得な感じ。
建物は、東京五輪2020新国立競技場の設計者でもある、隈研吾さんの設計。和風、木目調、シンプル。もちろんバリアフリー。 展示室内の撮影は禁止。ロビーのみ撮影。東洋美術、茶道具、中国古代美術など、オリエンタルな展示物が並びます。 特筆すべきことは、庭園の案内図に車いすルートが標準でついていること! 赤線が、車いすで通行可能なところ。あくまで通行可能なので、車いす操作に自信がない人、介助者がいない人は注意が必要です。 いざ庭園へ。本館の1階から外へ。ぐるっと時計周りで歩いて、本館地下1階に戻るプラン。下り道を選択。 庭園にあるカフェ。日本人には大人のデートスポットかな。周囲も高級ブランド街で、ザ・東京な場所です。 傾斜のきつい坂道もあり。自然地形だから仕方なし。この写真の道は路面状態も良いので快適。紅葉も綺麗。フランス人観光客も楽しんでいました。
仏像や芸術品が、庭園に並べられています。 段差のない、石畳の隙間を埋めた散策路。車いすにはチャレンジな道。でも楽しい。 飛び石の場所も、工夫して段差解消しています。少しガタガタしますが、車いすで通行可能。景観を壊さないように、バリアフリー化している。素晴らしいですね。 館内レンタル車いすは庭園禁止とパンフレットにあり。車いす操作に自信がないと危ないでしょう。慣れた私には、ちょっとした冒険気分が味わえて最高でした。誰かに車いすを押してもらうなど、手助けを借りることなく廻れました。 車いす独りでの散策終了。本館地下1階のエレベーターへと戻ってきました。元来た道を戻るのは上りで大変。下り一方通行で散策するのが良いでしょう。 静かです。趣あります。まさに都会のオアシス。
「昔は段差だらけで、バリアフルな庭園だった」と友人談。かなり工夫しての段差解消をしていた印象です。でもそれが自然な形で配慮されていることに気づかない。景観とバリアフリーをうまく調和。客層もよく、教養の高い外国人旅行客には穴場かも。訪日外国人で日本庭園に行きたい人、東京にはあまり良いところがなかったのですが、今度からここをお勧めにすることにします。 |