米国留学 報告書(5)
2002/09 - 2003/08
企業訪問
ドットコム・バレー 日本にいるとき、ホームページをお互いのリンク集に入れることになって、知り合った人がいた。URLから、職業としてサイトを運営しているのかと思ってた。サイトもそれだけ素晴らしいもの。米国に来て、お世話になった人、関係者に一斉メールを送ったとき、その人から連絡が入った。 「きーじーさん、家近くじゃないですか。ご飯でも食べに行きましょう」って。まさか米国に住んでいるとは思いもしなかった。でも、よくみると米国に住んでいないとできない情報発信と地元ネタがたくさんある。考えればすぐわかることだった。 職業としてサイトは運営していなかったが、やはりその道のプロだった。名前はカズさん。アップルコンピューターで開発の仕事をしている。もうすでに米国市民で、20年以上住んでいる。せっかくの機会なので、シリコンバレーの企業訪問をさしてもらうことにした。
アップルのメインオフィスは、中庭を取り囲むように低層のビルが建っている。入り口には、車いす用の自動開閉ボタンがあり、もちろん段差はありません。 そして、ロビーに、3枚の額があった。 ・ 雇用均等ポリシー カズさんによれば、カリフォルニアの法律らしく、どこの企業も掲げなくてはいけないらしいです。きっちり企業の姿勢を開示するあたり、素晴らしい。もちろん 障害を持つ人も多く働いています。 また、有名なのは、アップル社員のゲイコミュニティ。多くのゲイが働いています。そんなの仕事に関係ないですからね。ずっと女装をしている社員がいて、ある日をきっかけに女子トイレを利用することになった。さすがに問題なので調べると、彼は性転換手術をしたので、そのような行動をとったとのこと。もちろん、認められました。カズさんがそのエピソードを紹介してくれました。 日本では性同一性障害の社員がそのことを理由に解雇されたりしていますが、この地域では、そんな心配はありません。
中庭と社員食堂です。ダウンタウンの中に会社はないので、充実しています。芝生で寝転がったり、バレーボールをする人もいます。当然ジムも完備されています。なんだか学校みたい。
各国の料理が並んでいます。寿司バーまであります。CEO(社長)がベジタリアンなので、ベジタリアン用食事も充実。また、ピザの釜があって、やきたてのピザが食べれます。うまいです。時間のない人ように、持ち帰り用のランチパックもたくさんあります。これなら、毎日来ても飽きることありませんね。社員に対する自由さ。 創造的な発想をするための環境。 さすが世界に誇る企業ですね。 |