ポートモレスビー/パプアニューギニア パプアニューギニアは、散髪屋、美容院を見つけるのが世界で一番難しい国ではないだろうか? 少なくともこれまでに私が訪問した128ヶ国の中では、ダントツに店がない。田舎の都市ではまず見ていない。 天然パーマのちりちり毛なので、自分たちで切っているのか? 編んでいるのか? 髪を切る習慣がないのか? 全くの謎である。現地人に尋ねても曖昧な返事のみ。店があってもそれは高級店だけ。サロンと呼ばれる美容院(男性も切れる)のみ。マダンという栄えた町でも、2時間ぐらいダウンタウンを歩きまくり、高級ホテルに1つ、繁華街の中心部に美容院が1つ、本当にそれしかなく、唖然とした。100円ぐらいで市場周辺で散髪しようかなと考えていたが、大きな誤りだった。西アフリカや東アフリカでも散髪屋さんは簡単に見つかるのに。不思議である。 首都ポートモレスビーだけは、ジャングルの秘境ではなく、世界の途上国の首都と同じく、栄えている。他都市にはないタクシーも走っている。逆を言えば地方都市にはタクシーすらない未開の国である。帰国便の乗換時間を利用して、日本に留学経験のあるパプア人と再会し、彼の案内で散髪屋を探した。 商店やスーパーが集まるショッピングセンターみたいなところに、美容院が2件あった。赤い派手な店で散髪。オーナーはフィリピン人の女性。かつてパプア人と結婚していた。庶民のための散髪屋や美容院はないようで、金持ち相手だけに存在すると推測。パプア人のスタイリストは、フィリピン人がオーナーだけあってか、直毛の私も意に介さず、とても上手に切ってくれた。執念で7日間の旅行最終日に、散髪屋を見つけて、髪の毛を切ることができました。 25 キナ = 1200円 2013年12月
同じショッピングセンターにもう一軒、美容院があった。朝早いからか、スタイリストが来てないから、切れないと言われた。商売っ気がないのに驚く。価格も日本と同様ぐらいなのにも驚く。髪の毛を切ることも、特別な行為なのです。パプアニューギニアでは。
地方都市マダンで見つけた美容院。ここともう一軒はホテルだけ。カミキリが高級品とは、、、 |