カオスという言葉(2)
2004/12
ダッカ 市内観光 / バングラディシュ
アッサン・マンジール 旧市街。船乗り場のそば。超にぎやかなカオスのところに、英国統治時代の太守の住まい建造物がある。この観光名所に来るまで案内してくれる人はいるし、入場料の小銭を両替してくれる人もいて、みんな親切。 史跡の中に入ると、カップルが私を呼ぶので、一言二言、会話を交わすが、時間がなかった。夕方に約束をしているので、足早に去る。
建物の中は博物館になっている。31の部屋があり、23の部屋が開放されている。中を案内してくれた親切な人と記念撮影。階段を担いでくれたり、芝生を押してくれたりした。最後にチップを要求されるかと警戒していたが、何もなし。疑って悪いことをした。どうやらバングラディシュは観光客ずれしていないらしい。そもそも観光客がいない。 スターモスク ダッカには無数のモスクがある。さすが首都である。美しいといわれるスターモスクを探したが、英語が通じないのか、あまりに大きな街なのか混乱。聞く人、聞く人、違うことをいう。旧市街の迷路を彷徨った。自転車にのる親切な若い兄ちゃんが、先導してくれて、ついに到着。小さいけど、きれいな装飾。心が休まります。
なぜか中には、富士山? 富岳百景? 日本の銭湯にあるような風景画のタイルがあった。 偶像崇拝禁止なのになぜだろう? モザイク模様でないのはなぜ? 日本が援助したのか?それにしても、富士山にそっくりの山に、松の木。バングラディシュにはない風景。
ラルバッグ・フォート ダッカ市民の憩いの場。デートスポットです。とってもいい。外せない観光ポイントです!1678年に建てられた要塞。ムガール帝国の時代です。当時の総督が住んでいました。 若い女性の集団が、記念撮影をしていました。とってもかわいいので、横から盗み撮り。車イスの変な人が面白いのか、「スマイル!」と声をかけたら、笑ってくれました。 金持ち風カップルです。新婚旅行でしょうか?ただのデート? 微妙な距離感。二人ともおしゃれです。 こちらは散歩する親子。近づいてきて、「写真を撮って」とお願いされました。紹介しまーす。 芝生に微妙に隠れるカップル。 見えないところ。死角にカップルが、蟻のようにいます。手をつないでずっと話したりしています。さすがにキスはしていません。イスラムですから。 外に出ると、カオスが復活。どうしてこんなに賑やかなのだ。移動手段は、リキシャです。意外に乗り心地が悪いんです。椅子が固い。浅い。クッションがない。揺られながら、ホテルや市内に戻りましょう。 ちょっと一杯の紅茶 チャ 南アジア、インド文化圏には、紅茶は外せない。バングラディシュも紅茶の名産地。街中には、チャ(チャイではない)がいっぱいある。ストレート。コンデンスミルク入り、牛乳入り、砂糖、細かい注文も可能。めちゃ甘くして飲むのが基本。 犬も歩けば、チャイ屋にあたる。ちょっと歩き疲れたら、チャイ屋で一休み。 一杯。2タカ(4円)なり。安すぎる。どこも同じ料金。味は微妙に違う。クッキーや、タバコ、パンなど軽食や嗜好品を置いているところもある。 カップは水に通して洗うだけなので、衛生状態は良くないと思う。水は飲み放題。お茶屋がいっぱいあるので、ペットボトルの水を持ち歩く必要もないですよ。 バングラ料理 インドのカルカッタ(コルカタ)やガンジス川河口と同じく、ベンガル文化圏。食事は同じ。典型的な安食堂のカレー。牛肉カレー(右)と、豆のスープ(上)、そしてライス。もちろん手で食べる。 バングラディシュで、美味しいのは、どこでも焼きたてのパン(ナン)。その場でこねて、焼きたてを売っています。その香ばしいことったらありゃしない。朝には、そこらじゅうで小麦粉をこねて焼いています。 包丁はないようで、床にナイフを刺して、キャベツを千切りしていました。ところ変われば、調理方法も変わる。 下町グルメで、大ヒットなのが、野菜のてんぷら。もちろんカレー味。めちゃ美味すぎる! 緑豆、かぼちゃ、肉じゃが(ミンチコロッケ)、がんもどき(大豆)がネタ。 ダブリート? ダブリン? ジャンムリ? なんというのかわからないがそんな名前。 ぽん菓子(米を爆発)と、ひよこ豆、じゃがいも、きゅうり、カレーを混ぜる。しゃかしゃか食感が最高。てんぷらと一緒に食べる。全部で10タカ(20円)。これで腹いっぱいになる。ただし腹痛には注意ください。 こちらも、ダブリート屋さん。おいしいので、すぐ買い食い。トマトが入ったり、ちょっと材料もかわったりします。スパイスが味の特徴。ピリ辛い。 驚いたのが、ときおり歩く人たちが、お金を払わずに、つまみ食いをしていくこと。貧乏な人達でお恵みというか、許しているんだろうけど、悪気もなく手が伸びてくるのには閉口。バクシーシ文化。そうなのかな。 |