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米国留学記(4)

2002/09 - 2003/08

毎週お祭り サンフランシスコ


カストロ・ストリート・フェア

前週のフォルソム・ストリート・フェアに続いて、今週はゲイの街として有名なカストロ地区でお祭り。地下鉄BARTでダウンタウンに向かい、MUNIメトロという小さな市電の地下鉄でカストロまで向かう。

エレベーターで地上に上がると、道路が封鎖され早速舞台から声がしてくる。ゲイのお姉さん?が、スペイン語で司会をしてました。出しものは普通。観客も普通。ちょっと安心と落胆。この祭りは一般観光客も多く訪れ、ほのぼのしたものでした。ちなみに入場料は任意で3ドル。募金の意味もあるみたいです。別に払わなくても入れます。

どんどん奥にいくと、別のステージが、今度は艶っぽい語り調の司会。胸が膨らんでいますが、お尻がプリリと小さいあたりは男性。

ドラッグクィーンが歌と踊りを披露。なんだか日本のニューハーフクラブのショーを見ているみたい。せっかくなので、前に進んで撮影です。

観客には一部仮装した人たちが、ここらへんはカストロの雰囲気。ゲイパレードの匂いですね。手前のお兄さんが手にもっているのは怪しいものでした。

一番面白かったのが、メインステージでの男性3名と女性1名のダンス。ノリまくってました。 大喜びの観客はパンツにチップをはさみに行ってました。パンツを脱いじゃったりもしてました。もちろん重ね着をしていますよ。下からまたパンツがペロリと出てくるのです。あードキドキ。

 

前週のフォルソムが、やっぱり異常だったのだと、ちょっと安心したカストロ・ストリート・フェアでした。これなら老若男女、楽しめるお祭りですね。ゲイの街も堪能できますよ。


幸運

カストロ・ストリート・フェアを早々に見学した後、サンフランシスコ・ジャイアンツの野球場に行くことに。試合が1時からで、ちょうど終わるころなと思い、散歩がてらに40分間歩いて野球場に。すると、ダフ屋が道路にいる。人の流れが球場に向っている。訪ねると試合は4時30分からだった。勘違いだった。でも、せっかくなので観戦してみようかと欲が出た。

15ドルの外野席は50ドルだった。高い。ファンでもないので、見れたらいいかと気楽に構える。試合開始後にダフ屋から買えば、値崩れするだろうと、球場周辺を散歩して時間を潰すことにした。試合開始の10分前。 正面ゲートで独り新聞を読んでいると、同い年くらいの男性が声をかけてきた。

「一緒に来る予定だった車イスの父が来れなくなってチケットが余っている。車イス席だ。要らないか?」

ダフ屋から買っても私は車イス。だから一番安い券を買って、外野から立ち見で見るつもりだった。しかし、なんという偶然。彼から、定価の25ドルで、最上段内野席の最前列の車イス席をゲットした!

アトランタ・ブレーブスとのプレーオフ第4戦。常勝ブレーブスの先発はエース、グラビン。試合は、ジャイアンツの打線がグラビンを後略し大勝。シリーズの流れを変えた試合となった。

そのままの勢いで敵地での第5戦も制し、ナショナルリーグ優勝戦へ。4勝1敗でセントルイス・カージナルスを下し優勝。ワールド・シリーズでは、惜しくもアナハイム・エンジェルスに敗れたが、すごいシーズンになった。天下分け目の歴史的な試合を見れたわけです。いいこともあるもんですね。観客数も野球場設立以来の最高人数も記録した試合(ワールド・シリーズはそれ以上)であります。なんでも足を運ぶものです。イエイ!

・・・・・

ワールド・シリーズも二匹目のどじょうを狙って、おなじようにチケットを持たずに会場へ。  しかし、すごい人。チケットを求める人も大勢いる。余剰チケットがないせいかダフ屋もいない。当日の新聞に500ドルとか載っていたのもうなづける。有名人も多数押し寄せていた。ライトスタンド裏の無料で見れるところは、順番を待つ長蛇の列。球場の周りは人だらけ。ボンズのホームランボールを取れば何千万円となるので、外で待ち受けるも敬遠ばかりでした。

ワールドシリーズ。ライトスタンド後ろの海に浮かぶ ファーストフードチェーン「タコベル」の的。ここにホームランが当たると全米でタコスが無料になるキャンペーン。非常に上手な広告ですね。もし当たったらそのホームランボールはスゴイ価値になうるで人が集まっています。結局、ボンズも他の選手も、この的を当てることはありませんでした。


ブルー・エンジェルス


カストロ・フェアの翌週末は、軍隊のお祭り。軍艦や基地の開放をする祭り。メインは、ゴールデンゲート・ブリッジの前で、米空軍 ”ブルー・エンジェルス” の航空ショー。三週続けて、サンフランシスコに来てしまいました。なんで毎週、祭りがあるの? さすが世界の観光都市。集客の仕掛けがいっぱいです。日本の各都市も見習うところは多いですね。

メイン会場は、フィッシャーマンズ・ワーフ。大混雑なので、対岸のオークランドから船で来ました。これも一興。 着くと周りは人だらけ。場所をとるのに苦労しながらも、前座の航空ショーの爆音に首をふりふり。あー忙しや。

ショーが始まりました。写真は4機のトライアングル飛行。この後、東西南北、四方向に散らばり、また合流します。参加したのは計6機。音速よりも早いスピードを利用して、うまく姿を隠したりします。30分間続きます。ショーの内容はうまく伝えれませんが、米国のスケールのでかさをひしひしと感じます。街全体を使ってのショー。軍事力のアピールと国民への親近感。高性能戦闘機。戦争ばかりしている米国は嫌いだけど、ブルーエンジェルスは好きになっちゃいました。

ちなみに、主要イベントに、ブルーエンジェルスはどこからともなく現れます。バークレーとUCLAのフットボールの試合では2機が、ワールドシリーズでも4機が飛び去りました。軍事広告もうまい。いかにも米国です。


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