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ブラジル コンフェデレーション杯(1)

2013/06

旅行計画&飛行機


10年越しの悲願 ブラジルへ

父の自動車で伊丹空港へ送ってもらうとき、「また海外に行くのか、家族に迷惑をかけることを考えないのか! いつまでも好き勝手に生きて、ええ加減にしろ!」と説教をされた。40歳にもなって、怒られるのもなんだかなと思いつつ、謝るしかない。海外旅行も仕事の一部(執筆、講演ネタ)ではあるが、遊びであるのも事実。今回は、3週間半の南米一人旅。呆れたのだろう。

父には言い訳しなかったが、心の中でつぶやいた。ただの遊びじゃない。練りに練った悲願のブラジル訪問なのだと。10年前にブラジルは訪問しており、世界地図を塗りつぶしていたが、際は、イグアスの滝と、パラグアイとの国境の町だけ。いつかきちんと旅行をしたいと心残りであった。とはいえ、地球の反対側。遠いし、お金も時間もかかる。何かのキッカケを探っていた。

南アフリカ・サッカーW杯の余韻も冷めない、2011年1月。ザッケローニ監督が就任したアジア杯。決勝のオーストラリア戦で、李忠成がボレーシュートを決めた瞬間に、日本のコンフェデ杯参加が決定。同時に、私もコンフェデ杯に併せてブラジル旅行することを決めた。

その頃、同級生が現地法人の社長としてメキシコ駐在になったことを聞いた。イグアスの滝を一緒に訪問したカオリちゃんが、コロンビアで日本語教師として活躍する様子をミクシーで見ていた。ブラジル訪問のついでに、二人の友人も訪問しようと思った。

よって2年半前から計画された旅行なのだ。遊びとしても、熱意があるということで、許して欲しい。


メキシコの空港にて

今回の渡航は、メキシコ航空を利用。成田から直行便が飛んでいる。値段は安くないが、様々な利便性を考えて選択。ちなみに、日本からブラジルに行く方法は、米国経由ではなく、ドバイ、カタールの中東経由が一般的に。乗換もスムーズ。時代の変化。

メキシコシティ空港で、ペルーのリマ行きに乗り換え。現地の新聞を読むと、スポーツ欄に、サッカー日本代表の記事がカラ―6頁。ブラジルW杯を世界最速で決めた、全選手の紹介、本田PKのデカ写真などが、報道されていた。驚いた。日本の新聞ですら、ここまで詳しく報道されていない。

外交面においてもサッカー日本代表が果たす役割はとてつもなく大きい。真面目、規律、機敏、組織的な、日本国のイメージを上げてくれる。メキシコの飛行機に乗りながら感じた。

そのメキシコシティ空港では、制服を着た車いす職員をたくさん見た。8人はいただろうか? 航空券のチェック、搭乗案内の仕事をしていた。障害のある人がサービス業をする様子は日本では見たことがない。多様な就労事例があるのはとても良い。

空港のトイレは、アメリカ型のゆったりトイレ。一般トイレの中に、車いすでも入れる大きなトイレがある。

ゆったりトイレの欠点は、異性の介護者が一緒にトイレに入りにくいこと。それを解決するために、ファミリートイレという形で日本型の多目的トイレの設置も増えています。新しい第2ターミナルでは、そのファミリートイレもありました。重度障害者と小さい子ども向け。

空港の車寄せには、点字ブロックがあり。誘導ブロック。線が細い。同系色。空港の案内所まで伸びていました。日本発祥の点字ブロックは、海外では滅多に見ることがありません。近年、重要施設では設置が増えてます。


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