ブラジル コンフェデレーション杯(9)
2013/06
メキシコ第二の都市「グアダラハラ」
高校ラグビー部の同級生宅 この旅、最後の目的地。メキシコ駐在する同級生の家に滞在するので気楽なもの。立場が現地法人の社長なので、かなり大きな家。食事も、酒も、遊びも全て接待してくれ、快適の一言。 途上国では当たり前のことだが、中流家庭以上では、お手伝いさんがいる。彼の家では、掃除、洗濯、アイロン、食器洗い、片づけなどを担当。よって自分で整理整頓の必要なし。小さい子どもと赤ちゃんがいるので、奥さんは家事の負担が減り助かりますね。
滞在中に、プエルト・バジャータというリゾート地を訪問し、リゾートホテルにも滞在したが、友人宅の方がずっといいなと思う次第。 社長業をする友人によると、努力しないメキシコ人を働かせるのに苦労するらしい。帰りの飛行機で隣席になったメキシコに工場を持つメーカー勤務の日本人ビジネスマンも言っていたが、メキシコ人は怒られたら、男でも大声で泣くことに驚いたと。親は子供を叱って躾けないから、誰かに怒られることに全く免疫がないらしい。 飛行機で一緒になった人のメキシコ工場。地方都市で、賃金は130ペソ(1100円)/日。日本だと賃金は7000円/日なので、単価の安いメキシコに工場移転したとのこと。商品は北米向け。昼食と送迎付きが、日系企業のホスピタリティ。給与は週給制。月給だと待てないらしい。友人の会社のローカル社員は、ホワイトワーカーなので、工場の5~10倍以上の給料。かなりの格差。インセンティブとして会社の自動車を無料支給するのが、喜ばれるらしい。 グアダラハラ市内観光 さて、友人が仕事に行ったので、私は一人、市内中心部の観光へ。セントロのランドマーク「カテドラル・メトロポリターナ」を見学。後にスロープがあり、車いすでも中に入れました。出口の先には、物乞いのおばさま。
思ったよりも、見応えがありました。信仰心の強い人も多く、皆が熱心に祈りを捧げていました。 グアダラハラ観光の目玉といえば、オロスコの壁画でしょう。「立ち上がる僧侶イダルゴ」は、迫力満点。メキシコはどくろ好き、おどろおどろしいのが好き、そんなイメージがピッタリ当てはまる。日本人にはない色彩、血なまぐささ、現実主義。 この壁画は、ハリスコ州政府の庁舎内にあります。もちろん入場無料。公共施設なので、バリアフリーにも配慮。 歴史ある州政府の建物。中庭はスペイン風。とても美しいです。 壁画は、2階へと上がる階段の踊り場にあります。エレベーターがないので、手動の階段昇降機があったので、それを利用して壁画の見学へ。 迫力ある壁画。革命の様子でしょうか? 怖い。 庁舎2階の様子。パーティなど開かれる広間でしょうか? シャンデリアも美しい。壁画だけでなく、建物も楽しめます。 円型の会議堂にも、オロスコの壁画がありますが、残念ながらそこへは階段のみ。昇降機を使って上がることはリクエストしませんでした。狭いし、充分に満足だから。 1階へ降りるときに、改めて壁画を鑑賞。圧倒される迫力。 昇降機を使って、車いすの私を上げ下ろししてくれた職員と記念撮影。 歩行者天国のメインストリートを歩く。スロープがあって、車いすの私も快適。ファストフードや商店が並び、活気があります。街を歩いて観光するのは楽しいですね。
アイスリーム屋さん。マンゴアイスにチリパウダーがかかった「チャモヤーダス」というのを注文。甘いアイスに、激辛唐辛子。こんな組み合わせって何?と思って食べてみたが、マズイ! 一口だけ食べて、後はゴミ箱に捨ててしまいました。ごめんね。何でも食べれるんだけど、これはちょっとダメ。メキシコ人の味覚は、日本人には理解不能かも。ビールにもチリパウダーを振ったりしますから。世界は広い。
ダウンタウンの歩行者天国。カテドラルから1キロ弱、東へ歩くと、終点が世界遺産の「カバーニャス孤児院」。現在は美術館になっています。ここにもオロスコの壁画がたくさんある。 とても大きな建物で、敷地も広く、部屋も多い。メインの壁画だけでなく、美術作品の展示もちらほら。 歴史ある建物の中を散策するのも楽しい。 オロスコの壁画がある講堂。凄い空間です。 中庭から、講堂を眺めた写真。シンメトリー(左右対称)の造り。美しいです。 教会、壁画、広場、商店、半日の市内観光は楽しいものとなりました。 |