カンボジア旅行(2)
1999/12
キリングフィールド
映画「キリングフィールド」を見たときのショック。 プノンペンでは、一日タクシーを借り切り(25ドル)、一日中観光を楽しんだ。 スーレー博物館 ポルポト独裁政権時代の収容所。もともとは小学校だったのを収容所に変えた。いわゆる知識人や教師、僧侶など何の罪もない人々が突然連れ込まれた。この後、郊外に強制連行され、殺されたのだ。信じられない歴史がそこにある。
キリングフィールド カンボジア国内には、多くの虐殺場が残っている。後に、追悼の意味をこめて、亡くなった人々の頭蓋骨を集めて塔を建てている。まわりには穴があり、そこで銃殺や毒殺、撲殺され放りこまれた。今でも、殺された人の骨が。地面の間から見れて生々しい。
ここで何千人もの人々が殺されました。両親兄弟をポルポトに殺され、 一人生き残ったガイドさんが詳しく説明してくれました。 ガン・シューティング 郊外の軍事施設内で銃が打てる。キリングフィールドに行った後に訪れて不謹慎だが、やったことがなかったので経験してみる。
カンボジアはポルポトの影響か、文化モラル規範があまりない。なんでもありの国だと思う。「飲む打つ買う」なんでも自由だ。お金さえ払えば、銃でも薬でも何でも手に入りそうだ。ポルポト時代に、文化は破壊され(図書館の本が焼かれたり文化人の虐殺)、文化的支えとなる宗教も完全に破壊され(指導者の虐殺)ルールがない。タブーもない。そんな負の遺産があるのではないかと思った。 |