カメルーン旅行(1)
2015/02
ヤウンデ
未訪問の地域、中部アフリカ 2014-2015の年末年始に、カメルーン人家族を自宅に泊めることになった。それも縁と渡航を決めた。エールフランス(KLM)のマイレージが貯まっていたので、パリからアフリカの往復便をゲット。カメルーン人はフランス在住の大学教員なので、友達を紹介してくれた。ビザの取得もややこしいが、現地の教育省からの招待状を貰えたので簡単だった。 フランスでスキー。チュニジアのリゾートホテルで集客の仕事を終えて、アフリカへ。エールフランスの飛行機には、めっちゃ金持ちがいた。ファッションショーに出ているかのような高級ブランドに身をまとう黒い肌をしたアフリカンの人々。格好いい。高級官僚か、政治家か、経済人なのかわからないが、ビジネスクラスの座席も多く、それが埋まっていた。ファーストクラスの座席もあったが、そこは今回は誰も座っていないようだった。 夜のヤウンデ空港は平和で安心。友人の友人2人がお出迎え。 空港のトイレに車いすマークがあったので、中を見て見ると、車いす対応トイレだった。しかし、扉の鍵はかからない。水は流れない。壊れていた。。。 それが現状です。
私以外にもピックアップするカメルーン人が1名いて、その人も乗せて市内へ移動。どこか1階に部屋のある安宿を紹介してくれたらいいなと思ってたら、結局、友人の家に泊めてもらうことになった。時刻は夜の11時。遅い時間だが、腹が減っているので食事へ。 賑やかな交差点にある、繁盛する魚のBBQレストラン。美人ウエイトレスがそろっていたり、DJブースがあったりと少し高級な趣き。味もバッチリ。ビールを飲んで1名1000円ぐらい。 友人の友人は、ヤウンデ大学の哲学科教授。空き家となった大きな建物があるので、その一室を使う。教授は隣にある小さな家に住む。そこには学生くんも2名下宿させていた。面倒見の良い先生である。
夜は停電があったりするので、真っ暗になることも。懐中電灯は必須。ベッドに蚊帳などないので、マラリア対策のため防虫スプレーを体中にして、長袖長ズボンで寝た。
ガボン ビザ取得に向けて 翌日。次の訪問地ガボンのビザを取得しに、教授の車でガボン大使館へと向かう。通用門が段差。大使館の自動車が通る門を開けてもらうのに一苦労。大使館の中に入るのも階段だった。警備員は一切無視。大使館員も降りてこない。かなり不親切。仕方なく、私達と同じように大使館に来ている人達に声をかけて担いでもらう。 ヤウンデのガボン大使館。ブスッとした女性職は「カメルーン居住者以外はビザ発行はできない」と一蹴。「日本で取りなさい」「陸路で行くのは無理」「空路で行きなさい」とのこと。 事前調査では、簡単に取れると思っていたのだが、甘かった。ヤウンデでのビザ取得と陸路移動を諦め、空路で移動するプランに変更することにした。ガボンの空港でアライバルビザを取ることに変更する。 教授が、日本大使館も近くにあるから寄ってみようと言う。素晴らしいアイデアである。 ヤウンデの日本国大使館。確かに私は緊急の用ではないけど、日本人なのに門の前で30分待たされる。入っても職員は忙しいのか30分待つ。 長い時間待たされたが、出てきた日本人職員の人はとても親切だった。「ガボンではカメルーンのビザは取れない」「たとえ、ビザあっても入国断られることもある」「ヤウンデでガボンのビザが取れなかった日本人も多い」 との情報をいただく。 日本国大使館に非常時のために、旅行日程や個人情報を伝えて、さようなら。そのまま、カメルーン航空のオフィスへと向かった。カメルーンの経済都市ドゥアラから、ガボンの首都リーブルビルへの航空券を購入。約200ユーロ(=2万6000円)。一気に現金が飛ぶ。 大使館での交渉。航空券の購入。ずいぶんと疲れた。遅い昼飯にする。ヤウンデ大学の前にある高級レストランでブッフェ。一人8ユーロだが、納得の美味しさ。
お世話になった教授と、ヤウンデ大学で記念撮影。 空調の利いた涼しい教授のオフィスへと移動。教授はお仕事。訪問者への対応や雑談など。私はインターネットを借りるが、とても回線が遅い有線なので、のんびりと使う。 でも突然、停電になり回線が切れる。停電は大きな問題。データが吹っ飛ぶ。メールも打っている途中で消えてしまう。カメルーン人はだらけていると言われるが、停電が多い状況ではメールの返事もすぐに出来ないこともあるんだと教授たちは嘆く。 カメルーンの知識人達と記念撮影。光栄でございます。結局、教授の家に2泊。タクシー代も使わず、教授の車でうろうろ。案内もしてもらい世話になりっぱなし。 カメルーンに来て気づくこと。街に人が多い。朝から人であふれる。活動的。皆、家に居ない。高齢者もすることがなくても路上にいる。家が狭い、快適でないのも理由だろうが、ずっと部屋に閉じこもる、家に居る日本人とどっちが豊かだろう?いつも誰かとおしゃべりできる空間。何もすることなくてもぶらぶら外にいる。アフリカは貧しいイメージがあるが、精神的には日本より豊かかも。孤独な人が少ない。 少し内陸で涼しいときもあるヤウンデ。スポーツ(ジョギング)する人をたくさん見た。草サッカーもたくさん見る。スポーツができることは豊かな証拠。緑も多く、人もそれほど密集せず、よい街でした。 |