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ドイツ・ベルギー出張(3)

2018/09-10

リエージュ・ブリュッセル / ベルギー


リエージュへ

ドイツでの展示会視察を終え、ベルギーのリエージュへ移動。ケルン駅では電車に乗るのにキッチリお手伝いをしてもらったが、連絡していたのに、リエージュ駅では迎えは無し(駅員の介助なし)。そんな事態も想定していたので、車掌に担いでもらって電車から降りた。どうやら国境を超えると連絡がうまく伝わらないみたい。言語も違うし、会社も違う。システムも違うのかな。ロンドンからパリ、ブリュッセル。ユーロスターは問題なかったけど、ローカルの特急は難しいのかも。

 

駅に到着したら、翌日の電車、最終目的地ブリュッセルへの切符を購入しなければならない。ホームで翌日に乗る電車の車両を確認すると、やっぱり階段ある車両。切符を購入するときに、カウンターで介助依頼すると、電話して介助予約してと言う。そんなの外国人に無理。お願いして、チケットカウンターにいる職員に代わりに電話してもらって翌日の介助予約をした。

リエージュ駅は新しい。よって駅舎は完全バリアフリー。でもホームと車両に大きな段差が残る。

宿泊は駅前の3つ星ホテル。「車いすなので対応部屋あったらよろしく。設備がなくても泊まるから」とリクエストしていたら、快適な車いす対応部屋あり。設備あるならあるで、HPに一言書いて欲しいなあ。

のんびり2キロぐらい歩いて旧市街へ。路地裏に美味しいケーキ屋さんを発見。帰りに購入しようと思ったら、夕方は店が閉まっていた。。。ベルギー極上スイーツを食べる機会を逃す失態。

こちらは高級食材を売っている惣菜店。ジビエの肉が並んでいます。

ぶらぶら旧市街を散策しながら、ランチの店を探す。

レストランが並ぶところの1つに決めた。定食があること。外で食べられること。手頃な値段だったから。もっとお金出して、ゆっくり美味しいものを食べるべきなんでしょうけど。グルメなベルギーで一人旅は寂しい。ビールは最高。

美味しいパン屋さん発見! 看板なしの店。メニューの値段表もなし。隣は製粉場。おそらく業務用のパン屋さんで、一部小売をしているのだと推測。シンプルな店構え、優しい店員さん、小麦の香り。感動しました! 試食もさせてくれ、食べるとビックリ。激ウマ。ランチを終えたばかりだけど、ワッフルとバケットを購入。後でスーパーで生ハムとチーズを買って、夕食と翌日の朝食はバケットでサンドウィッチ。

ワッフルを食べたら、リエージュの観光名所、大階段を見学。もちろん私は上りません。見るだけ。

スーパーで買物。ベルギーといえば、修道院ビールとして名高いシメイブルーが200円。安いなあ。大量買いして日本に持ちかえりたい(笑)

翌日、ブリュッセルへ移動。介助予約はできていたようで、駅員さんが手伝ってくれました。写真のように電車に段差があるのですが、新しい段差のない車両を導入して欲しいが、ベルギー鉄道は古い車両ばかり。。。


ブリュッセル
 
世界旅で一番美味しいものはと聞かれたら、ブリュッセルのムール貝! ホテルに荷物を置いて、ホテルの人に紹介してもらった店に一人でしばきにいく。住宅街の人気ビストロ。専門店ではなし。店の前は大きな城壁跡。

白ビールで乾杯。2.8ユーロ。ビールの国。安くてうまい。

ムール貝の白ワイン蒸し。セロリ、玉葱がでかい。スープは塩辛く、貝汁は堪能出来ませんでしたが、シーズンで貝は大きくプリプリ。22ユーロと値段は安かったです。チップなし。

店のサービスでミントティーくれました。ホテルの人がいい店教えてくれました。ミッション完了。

ちなみに、旅の美味しいものランキング。2位はナポリピザ。3位はエチオピアのインジェラ。いずれも手で食べるもの。野生が刺激されるのかも。インジェラは発酵したクレープ。エチオピアの主食&皿。おかずにつけて食べます。


旅行の最後に仕事

4年前にカナダのモントリオールで開催された国際会議「全ての人のための観光地」の2回目がブリュッセル。前回に続いて論文を提出して発表もした。

発表では、私が運営するNPO(インバウンド客へのバリアフリー旅行情報の提供)の 顧客と運営費用の捻出を公開。一つの小さな成功の秘密をシェアした。お金かけず民間で観光バリアフリー促進するのは興味ないのか、反応はイマイチ。障害があって大変だから、交通、宿泊、観光地、旅行業界も配慮して欲しい。 その権利主張だけをする人も結構いて驚いた。 No Charity. Equal right. お恵みは要らない。同じ権利を!だと思うんだけど、クレクレ星人だと、一歩遅れた考えだなあと。

考えると、ベルギーのバリアフリーは隣国と比べると遅れている。電車の車両は古い階段ばかり。歩道もガタガタで斜め勾配。ドイツでは、たくさんの車いすを街中で見たが、ベルギーでは少ない。 パリの低床バスの運転手は車いす客を優しく乗せてくれるが、リエージュでは手をあげて合図したのにバス運転手は私を無視して乗車拒否。

コンベンション会場のトイレに車いす対応が無いことにも驚いた。簡易トイレの車いす対応版を2つ、空きスペースに置いて対応していた。リオのパラ五輪が車いすトイレが無く、簡易トイレで対応したのと同じ。

最終日の夕食は、フランスとベルギーの美女に囲まれて。二人ともなんと日本を訪問したことがあるのです。私のような旅ブロガーでも有り。話は盛り上がりました。


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