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西インド諸島 訪問国稼ぎ(8)

2018/09-10

案外いいかも / スリナム


旧オランダ領

南米大陸の右上。旧オランダ領のスリナム。空港には、KLMオランダ航空のA380が停留していた。搭乗ブリッジはないので長い階段での乗降。巨大飛行機。そんなに客がいる路線ではないと思うが、ビジネス、ファーストクラスも埋まるとは思えないのだが、欧州とつなぐ基幹路線。良い飛行機を飛ばしているのかもしれない。 

空港から市内。50キロぐらいある。1時間以上かかるのに、値段を聞いたら、30ドル。安い! 他に一人旅のオランダ人若者がいたので、仲介人は彼とシェアしたらいいと、15ドルになった。ラッキー!

助手席に座り、空港からのタクシー運転手と、ネスティの話題で盛り上がる。スリナムを代表する人物とえいは、黒人初、水泳の金メダリストだよねと。運転手は、セードルフ、ダービッツ、フリット、ライカールト、オランダの黒人サッカー選手の多くもスリナム出身と言う。知らなかった。へー。

タクシー運転手に市内中心部の良いホテルを紹介してもらえた。タクシー代も安かったし、お礼にチップをあげると喜んだ。空港から色んな話をして仲良しになっていたので、2日後に仏領ギアナに行くのにも、国境まで60ドルでいいよというので即決。バス乗り場までタクシーで移動して、段差のあるバスに這って上ってのって移動する手間を考えたら、安いもの。

写真は、ホテルの部屋から朝の風景。ユニークな建物は携帯ショップ。

ホテルでの朝食。屋上のプールサイドに吹き抜けのレストラン。空調はなし。自然の風が気持ちいい。人生最高の朝食を思い出す。それはキューバ。老舗ホテルの最上階のレストラン。四方の窓は全て開けられ、自然の風が入ってくる。弦楽3重奏の音楽付き。優雅だった。音楽はないけど、雰囲気だけは近い。

朝食会場にあった新聞みたら、一面にネステイの写真。30年前のこの日(9月21日)に、ソウル五輪で金メダルだって。しかし、8月に開催される東京五輪は大丈夫だろうか?  

市内を散歩。個人商店が並びます。

都市を結ぶ中長距離バスターミナル。ミニバスですね。装飾がインド映画風。スリナムにはインド系住民がとても多いので、その影響でしょう。ここでも日本車が大活躍。トヨタ、コースター。温泉旅館とかの送迎バスの中古がスリナムにも流れついているかも。

市場の中で床屋を発見。今回の旅で、一番物価の安いスリナムで、恒例の散髪。65ヶ国目のカミキリ大変。

船乗り場。対岸の町にいく船が出ています。

木造の教会。歴史あるそうです。数年前に寄付やEUの援助により建て替えがされたそう。スリナムの首都パラマリボの数少ない観光名所ですね。素晴らしい建築物です。

スリナムの住民はインド系が多い。カリブと違ってアフリカ系は少ない。日本人にも似たインディオ系も沢山。スーパーや商店は中国人が駆逐。最近はブラジル人が増えたとか。オランダつながりでインドネシア系も。ムスリム、カトリック、プロテスタント、ヒンドゥーと宗教もごちゃまぜ。

期待してなかったけど、首都パラマリボは多様で面白い街でした。しかし、問題点もあり。それは、アルコールカジノ。人を破滅させるトラップが無秩序にある。自殺死亡率が高く(日本も高いがそれ以上)、大きな社会問題になっていた。ちなみにカジノの上にはホテルが併設されていることが多い。最初そこに泊まろうと思ったが階段だけだったり、立地が悪かったりで諦めた。カジノホテルがいわゆる安宿、中級ホテルになるが、ひょっとしたら売春宿、連れ込み宿も兼ねているのかも。


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