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中米6ヶ国巡り (1)

2009/12  -  2010/01

発展する都市 / ヒューストン


商社で勤める友人宅へ

年末年始の中米一人旅は、米国のヒューストン経由。現地で駐在する日本人の友人宅に泊めてもらった。人口は全米で4位の街。220万人。都市圏では560万人。いまもなお成長し、拡大する都市。

オイル(エネルギー)のイメージがあったのだが、医療先端都市でもありました。文化芸術も盛ん。超巨大な病院群があり、その周囲に医療機器メーカー、研究所、大学などが集まる。世界から治療に来たりする人も多いそうな。市としての産業育成に感心。東京に一極集中する日本と違って、米国は本当に産業が各都市に散らばっている。

友人宅の場所を、グーグルアースで調べたところ、綺麗なアメフトスタジアムが気になりました。スタジアム見学が大好きな私は、友人に連れていってもらい、中に入って見学をしました。高校のアメフト専用スタジアム。人工芝。観客席は1万人くらい収容。掘りこんだ土を盛って観客席に。日本でもサッカー場とかのモデルとなるような設計です。てっきり私立の金持ち校かと思っていたら、公立高校。度肝を抜かれました。

名門校で、週末には地域の人も応援にくるのだとか。日本の高校野球みたいなものですが、グランドすごすぎ。体育館、野球場、ソフトボール場、陸上トラック、テニスコートもあります。米国って、豊かだなあと思った次第。

ヒューストン観光の一つ、NASA(米国航空宇宙局)、ジョンソン宇宙センター。現在、スペースシャトルの打ち上げは、フロリダで行われているが、宇宙飛行士の訓練や、管制などの業務はここで行われており、多くの人が働いている。宇宙体験やセンター見学などするテーマパークが隣接している。

 

テーマパークはもちろんバリアフリー。目玉となる見学ツアーの乗物も、リフト付き。研究施設を紹介するビデオも、字幕キャプション付き(聴覚障害者への配慮)。エレベーターの導線もあるので、車いすでも問題なく見学できる。ただ少し子供向け。宇宙船の見学は面白かったが、古い施設も多く、興奮しない。無理して訪れる必要はない。

 

欧州で増えたLRTは、北米でも増えています。超自動車社会のヒューストンにも、2004年に開業。市内中心部のみ。自動車のない人が使う、低所得者層の利用で、治安が悪いというイメージもあるが、バスターミナルと複合の駅があったりと、思ったより利用者は多かった。

 

米国は、世界で一番バリアフリーなのは間違いのない事実。障害者専用トイレは存在しなく、通常トイレの一つ以上が、車いすでも利用可能なように広くなっています。トイレが一つしかない場合は、それが広くなっており、車いすでの利用が可能。どこにいっても車いすトイレがあるのは感動です。自然な形、まさにユニバーサルデザイン。

 

ただし、異性の介助者がいる場合が問題点としてありました。それを解決すべく、ファミリートイレの設置も進んでおり、ヒューストン空港で事例が見られました。重度障害者だけでなく、小さな子ども、介護が必要な人が利用できるものです。バリアフリーデザインも変化します。


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