イスラームの世界へ (8)
2012/09
発展するドバイ / UAE
後輩に会うために イラン人留学生だった神戸大学の後輩が、日本企業の駐在員として働いている。彼女は作家として、新人賞を受賞した。芥川賞の候補に選ばれたこともある。母国語以外で小説を書くだけでも称賛に値するのに、すごすぎ。私も本を何冊か出しているが、彼女の本の方が売れていると思う。まさに尊敬。「白い紙/サラム」文藝春秋。
ようやく念願のドバイメトロに乗る。車いすでも何の問題もなし。日本でも同じように作ればいいのに。改装できればいいのに。
ホームドア完備。車両とホームの隙間や段差は、ほぼゼロ。電動車いすでも単独乗車に何ら問題なし。
お金持ちの国。駅の内装もゴージャスです。涼しげな感じが、灼熱の国にはピッタリ。心が安らぐ。
国際都市ドバイ。表示や案内もわかりやすかったです。エレベーターがどこにあると、キョロキョロ動き廻る必要はなく、スムーズに移動ができました。
後輩シリンさんとは、エミレーツ・モール内にある、スキー・ドバイの前で待ち合わせ。砂漠の中のスキー場。様子を外から見ることができます。スキーをするというより、雪(氷)遊びと、ソリを楽しむといったもの。
イラン美人のシリンさん。食後のツーショット。この後、急いで空港へ移動も、メトロがトラブルで20分停止して、肝を冷やしました。
ドバイ空港 第3ターミナル 特別アテンダント 待合室 中東や欧州の空港では、障害のある人や高齢者、小さな子どもなど、スペシャルアテンダントの乗客は、特別な待合室で待つことになります。ドバイ空港はその規模が半端ない。ダントツの世界一。免税店や売店もあるのは驚きました。買物など出来ない不満を解消してくれます。 この写真は早朝なので空いてますが、時間帯によっては人が埋まる程の混雑。日本と違って、長距離歩行が大変な高齢者の利用がとても多いのです。面白かったのが、掃除をする従業員(もちろん外国人労働者)が、免税店でタバコを購入していたこと。ええんかな?まあ緩いんでしょうけど。税金の節約。少なくとも乗客がいるのに堂々と買っているのには驚き。
その待合室の車いすトイレ。非常に清潔です。
ドバイは4年振り。その時は、こんなにビルを建ててどうするの?と思ったが、確実に発展している。いつのまにか空港もターミナルが3つに増え、待合室も20倍以上に拡大。しかもターミナルは、4番目も建設中。なんとも景気のいいこと。 ドバイは、中東、アフリカ、南アジアへの中継地としての地位を完全に確立。世界各国から金も人も集まるようになった。10年前には、ほとんど何もなかった砂漠だったというのに。世界は変わる。一方で、日本は変わらない。 |