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イスラームの世界へ (2)

2012/09

市場を散歩 / オマーン


1泊2日の滞在

中学生のとき地図帳で、この国を見つけたとき、妙にドキドキした男子は私だけではないだろう。名前は知っているが、実情は何も知らない国の代表格。
 
ドバイからのエミレーツ航空は往復で1万3000円。1時間のフライトだが、ファーストクラスが約20席、ビジネスクラスが約80席もあった。金持ちや王族の利用で、たまにどかっと埋まるのかもしれない。

到着は朝。予約しているホテルのチェックインには早い。荷物をホテルに預けて、市内観光に行く予定だったが、タクシー代が結構高いので、直接市内へ。

目指すは、旧市街マトラ地区。海岸沿いに魚市場とスーク(市場)がある。

タクシーを降りたところ。車いすマークの駐車スペース。きっちりスロープも有り。不正駐車がいないのは良い。金曜で休みの日だからか交通量も駐車も少ないからかも。

マトラスークの入口。建物は新しく整備されています。ごちゃごちゃしていません。通路も広い。床もツルツル。日本でいうと大きな商店街という感じ。

オマーンの通貨は、1レアル=210円と大きい。よってジュースなどの値段が、0.100とか、0.150とかの表示。1/2札、1/4札なんて、お札がある。ハーフやクォーターの札って不思議な感じ。庶民の物価は、ジュースや紅茶が20円。サモサが3個で20円。卵サンドウィッチが40円など。

マトラ・スークの中。天井が高く、上部に空気が流れるのが特徴。もちろん全てに屋根付き。酷暑の天候もありますから。涼しくなる構造。空調はなし。昔ながらの自然の知恵。

お土産物屋さんもあります。他の湾岸諸国と比較すると、昔ながらのアラブの風習も残っている。外国人労働者もUAE、カタール、バーレーンなどと比較するとかなり少ない。現地人も働いている。

美しい天井のステンドグラス。刀剣や水差し、飾り、民芸品など、オマーンのものがデザイン。

通り抜けて外へ。このスークを探索するぐらいしかない首都マスカットです。

ランチは、スークの裏道にあるインド料理屋。ピラフはオマーン風。チキンはインド風。これで1レアルだったかな。200円ほど。インドからの外国人労働者相手の食堂でした。

素敵な家。扉の装飾が凝っています。これぞ歴史とアラビア。

スークから、海岸沿いを歩いて5分。魚市場へ。海に面したオマーン。漁業がとても盛ん。美味しそうな魚がたくさん。寿司屋も開けますよ。

色んな種類の魚があるのに驚きました。

魚を購入すると、さばいてくれる職人さんがいます。有料なのか無料なのかはわかりません。ウロコや内臓を処理するのは汚れるし大変ですもんね。生ゴミも発生するし。これなら安心して生魚が買えます。

体長60センチほどある鯛。大物ですね。こんな美味しそうな魚がたくさん売っていました。

こちらはホテルに面した海岸。旅行者やビジネスマンは、レンタカーする人が多い。観光なら海岸線や山岳地域をドライブするのが楽しそう。ちなみに、ガソリンは、8リットルで200円と激安。

ホテルのテレビ。中東のCNNアルジャジーラです。カタールにある放送局。ニュースに手話の字幕がありました。バリアフリーの取り組みも進んでいます。

帰りのマスカット空港。スペシャルアテンダント(搭乗の際に配慮が必要な人)の待合場所。長距離歩行が大変な高齢者も気軽に介助を頼んでいます。非常にサービスが良かったです。

空港の車いすトイレ。きっちりあったので安心でした。ただ街中やローカルの場所などは、まだアラブ式(ぼっとん便所)が多くて大変です。


おまけ。

飛行機場で聞いた、オマーンへ出稼ぎに出ているインド人の話。1ヶ月の給料は、400オマーンリアル=1,000USドル。11ヶ月の労働+1ヶ月の休暇(インド帰国)らしい。


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