タクシーブルースに揺られて
(5)
2006/08
トゥレアール / マダガスカル
アフリカ情緒のある南国の町 夜行バスが続いたので、トゥレアールでは静養することにした。 プールのある良いホテル(でも3500円!)で3泊。ゆっくり市内観光を楽しんだ。 トゥレアールは、島の南東にある大きな港がある都市。熱帯気候。中央部の山岳地帯とは違い、平坦な土地。マレー系は少なく、アフリカ系の住民が多い。インド文化の影響か、リキシャが街中を走っている。自動車通行禁止、リキシャ通行可能の看板まである。 リキシャ運転手の多くは、農村部からの出稼ぎであろうと推測される。夜になると、家がないのだろう、軒下やリキシャの中で寝ている人をたくさん見ることができる。昼間でも寝ている人(上写真)もいる。その身一つで稼ぐのであろうが、いかんせん過当競争。驚かされるのは、彼らの身軽さ。服一枚、毛布一枚、サンダル、それが全財産である。 町には、たくさんのレストランがあるが、電気・ガス・水道などありゃしない。薪で炊いている。都市部にはインフラはありますが、ちょっと農村部にでれば、インフラは何もなし。シンプルライフです。 繁盛する屋根つき食堂。美味しかったの2日続けてランチを食べた。マダガスカルは、海に囲まれた島であるので、魚は豊富。とっても美味しいです。
夜は、焼肉を賞味。牛肉は固いのですが、細かくしているので大丈夫。炭火焼きで美味しいです。味付けは塩のみ。串1本が、5円と値段はめちゃ安いです。10本ぺろっと食べて満足です。 こちらは朝ごはん、軽食の屋台。パンやドーナツなどをコーヒーやお茶を飲みながら食べます。バゲットはフランスの植民地であったので、とても美味しいです。 マダガスカルの歌 トゥレアールで泊まっていた宿がちょっと高級で、夜にレストランで歌とダンスのショーがあった。 マラリアの恐怖 トゥレアールで出会った日本人旅行者Yくん。彼の趣味は「釣り」。マダガスカルでも80センチの大物を釣り上げ、現地の漁師から祝福されたそうな。夕食を共にして楽しい時間を過ごした後、翌朝、タクシーベーで再会。彼は私より先に出発。車内から私を撮影してくれました。この旅のベストショットです。感謝! さて、私はトレッキングで有名なイサロ国立公園の入口、ラノヒラという村へと移動した。 昼過ぎに到着したが、どうも体調が悪い。夕方には急激な発熱。村なので病院はない。大切な陰嚢が顔の大きさほどに伸びていた。遺伝子が死んでしまうと脂汗。死ぬかと思った。 高熱なのでマラリア発症の恐怖が襲ってくる。こんなところで死ねるか!根性をひねり出す。精神だけは負けないぞ。かかってきあがれ! とにかく寝た。安静にした。でも寝るのも難しい。体調を壊した原因はわからない。風邪をひかない健康体なのに。何かウイルスに感染したのか? 翌朝すぐに大きな町へ移動した。 どうにもこうにもならない場合は病院へ行こうと思ったが、 幸いにも熱が下がったので病院にはいかず、フィアンナツァのホテルで静養した。 しかし、内臓機能が極端に低下していて、内臓がまったく動いていなかった。下痢が襲う。ふらふらに。 食欲がないけど夕食を無理に押し込んだが後に大変なことになってしまった。 就寝中に汁うんちが出てしまった。シーツに何本かの黄色い線。寝ながら漏らすなんて初体験。 首都では、友達に紹介してもらった青年海外協力隊員(次ページ参照)が、ホテルへ来てくれた。(ラグビーで派遣。マダガスカルで一番人気のスポーツとのこと。意外でしょ) 彼とお茶して、そのまま他の友達やゲストと一緒に食事会があるから同行することに。 美味しい料理が並べられるが、さすがに食べれない。コーラとお茶で我慢。 それでもピーピー。レストランでも汁うんちが漏れてしまう。ホテルに戻り、お風呂で体を洗い、ズボンを洗濯した。しかし、また寝ながら漏れてしまう。 既にズボンは洗っていた(2つしか持っていってない)ので代えはない。 漏らしたまま、そのまま寝た。また汁が出た。ベッドは薄い黄色に染まった。 翌日、ホテルはベッドをキレイに洗ってくれた。予防のためシーツの下にビニールをひかれた。 でも、もう漏らすることはなく、徐々に体調は回復した。 ホテルの人。ゴメンなさい! 正露丸を飲んだのがダメだった。ウイルス性の下痢?には逆効果になることがある。バングラディシュでも同じ経験したのに、成長しない私。ビオフェルミンを食うのがいいらしい。善玉菌を入れるのがいいらしい。 後日談 |