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アフリカ大爆走(9)

2003/12  -  2004/01

ヨハネスブルグ & プレトリア / 南アフリカ


ヨハネスブルグ

ナミビアのスワコプムンドという都市で、高級ホテルに泊まった。日本のラジオ番組に出演し、アフリカレポートをするため、確実に通信が取れるようにするためである。宿泊費が高くても、出演料が貰えるので問題ない。

ラジオレポートを無事終えて、朝ごはんを食べるためレストランに行ったら、日本人夫妻がいた。声をかけて、一緒に食卓を囲まさせていただくと、とても話が面白かった。この旅の最終目的地であるヨハネスブルグに駐在中ということで、宿泊させてもらうかもしれないと、お願いをして、連絡先を聞いた。

何の因果か、レンタカーをしてしまったので、途中で電話をして、お邪魔させてもらうことにする。だけど、道路地図がない!(世界地図をコピーしてきたけどね)ので、家を探すのは大変だった。目印となるショッピングセンターで待ち合わせをした。 

南アフリカは完全なる自動車社会。白人はバスにも乗らない。バスに乗るのは黒人だけ。だから公共交通機関なくて、旅行者は困ります。公共交通を利用するのは貧困層だけですから。

高級なショッピングセンターは、白人だけが集まる。一方で露天商もあるが、自動車での移動では接点はない。米国と同じだ。米国と似ている点は、ちゃんと車イス用の駐車場が、ショッピングセンターにあること。日本でも、最近は増えてきたが、一般の人が駐車して、嫌な気分になることがあるけど、南アフリカではない。設備の面でも日本より優れていました。ただし、貧困層のエリアでは、バリアフリーの配慮はなし。金持ちなエリアだけ、バリアフリーが行き届いています。そんなもんです。

こちらは、でっかいカジノ。イタリア建築をそのまま持ってきており、ラスベガスみたい。とってもきれい。中は、これまたラスベガスのフォーラムショップスと同じく、箱の中の町並み。ちなみに、キャセイパシフィック航空のスチュワーデスの宿は、このホテルの隣。働いている友達が言っていた。私も、買い物や食事をしているスッチーを見ました。たぶん翌日の私のフライトで、サービスしてくるのかもね。

南アフリカの住環境は世界一といわれます。ダントツでしょう。米国に1年住んでいたので、比較すると、米国の2倍はある感じです。プールがあるのは当たり前。お手伝いさんは当然1名以上はいる(黒人の人件費が安いから)。ただし、住宅街は高い塀と、電流の流れる鉄条網に囲まれている。陸の孤島。門に銃をもった警備員。そんあ塀のある住宅街が増えてしまって、完全に街が分断。治安の悪化を余計に招くと思う。お金持ちのエリアは、家にテニスコートなんて当たり前。目の前にゴルフ場があって、家を出たらプレーできるところもある。そして何人ものお手伝いさん。

お世話になった鈴木さん夫妻。奥さんの料理がとってもとっても上手で、久しぶりの日本食を堪能。もう感動しまくりです。それもそのはず、いっぱいの日本食材が蓄えられてました。

鈴木さんと、首都プレトリアをドライブ。独立の記念碑からの眺めです。広大なアフリカの地です。ヨハネスブルグも世界で最も緑の多い大都市だそうです。確かにそうだけど、都心から郊外へ人が流出し、自動車社会になり、都心が空洞化。世界で最も治安の悪いところになっています。残念ですね。


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