フランス アルプス (6)
2011/08
華麗なるフランス料理 / フランス
古城でディナー ポルトガルから始まった事前旅行。最後の夜は、シャンベリーの古城にある本場フランスの星付きレストランへ。オリエンテーリング世界大会を見学する、もう一人のご婦人を加えて、6名でディナーへ。
ソムリエが薦めてくれた豊潤な香りの地元白ワインは史上最高。頼んだのは4品コース。ちなみに城には宿泊もできる。新婚旅行にピッタリの場所。 前菜は、酸味と甘みが絶妙なトマト冷製スープ。グラスに入っていて少しずつ食べる。スプーンが小さく、グラスも湾曲しているため、ちょっとずつしか食べれないのが、またいいところ。 続いて、地元数種キノコを春巻きの皮にのせて。食感が絶妙。香りが豊か。ちなみに付け合わせのパンも絶妙の味。ディナーの時間に併せて焼き立てが届けられるフランスです。 メインは、湖でとれた魚をさっぱり緑ソースで。塩加減がバッチリ。付け合わせのチーズグラタン(左上)はジャガイモしか入ってないが、シンプルで飽きない。ラザニアのようにジャガイモを層にして、ソースと表面のチーズを変えていた。チーズグラタンはこの地方の名物である。
デザート前のチーズは、ヤギ、羊、青カビ、牛、灰、など数種から選んで食べる。赤ワインと一緒に。5品コース、6品コースもあったが、4品コースでお腹満腹。ランチはアイスクリームだけだったのに。
最後に、ラズベリーのシャーベット。それに、マカロン、ティラミス、焼き菓子、デザート盛り沢山。59ユーロ+ワイン+コーヒー。ゆったり3時間のディナー。大満足。至福の時。 美味しいものを食べれて幸せ。優雅で豪華な内装。トイレがとてもキレイ。貴族になったような、リッチなひとときでした。流石フランス。レベルが高すぎ。何度でも来れるように、仕事頑張らないと! お金を稼がないとね! フランス人の案内で 運営するNPO に問い合わせのあったフランス人の地元が、今回の旅先と同じ地域だった。彼女はフランスで観光バリアフリーのことを勉強している。せっかくの機会、会って交流することになった。そして彼女の自動車で、アヌシーに連れていってもらった。
とても美しい湖。水の透明さは、氷河の影響か。落ち着いた保養地。歩く人々も優雅。湖畔でのんびりたたずむ人々の平和なこと。
彼女が、いいレストランに連れていってくれた。アヌシー湖畔にある高級ブティックホテル。 金持ちの香りがします。恋人同士で泊まると盛り上がるだろうなあ。景色が抜群。前夜に続いての高級フレンチ。贅沢三昧。宿舎で日本チームのミーティングがあるため、早めに入店。それでも18時30分。だいたい20時くらいから混む。
我々が最初の客だった。シェフの写真付きのメニューを見ながら注文。コースを頼もうとしたら、一番軽いものでも最低2時間30分はかかるという。急いで出して欲しいといったら断られた。ゆっくり食べて欲しいから。料理を作るのには時間がかかるから。顧客本位ではなく、料理人主導。迎合しない。これこそプライド。素晴らしい。
仕方なく、前菜、メイン、デザート、3皿を注文。2人で違うものを注文。ときに皿をシェア。3皿といえども、たっぷり2時間。常に作り立てが提供される。 日本では味わうことのない繊細な味。味覚と触感のハーモニー。それでいてシンプル。
私は肉、彼女は魚を注文。ソースが美味しいのなんの。お皿も美しい。
デザートに、チョコレート3品セットを頼んだ。明らかに食べ過ぎ。赤ワインにも酔った。 トレイルオリエンテーリング世界選手権 2011 トレイルオリエンテーリング世界選手権への参加。これで8年連続。開催地は、スイス、イタリア国境に近いサヴォア地方のシャンベリー。開会式はエクスレバンの町で開催。走るオリエンテーリングも一緒に。旧市街のど真ん中を、500メートルほど行進した。観光客も地元客も何事かと観戦。何とも華やかな演出。
市民公園の野外劇場がメインの開会式会場。式典を終えて、トレイルオリエンテーリング日本代表選手団で記念撮影。選手は、オープンクラス3名、パラリンピッククラス3名。監督、マネージャー、補欠2名の、計10名。
選手団はまとまって大きなバンで移動。私はレンタカーをそのまま継続。 競技はアルプスのスキー場が会場。といってもクロスカントリーのコース。かなりの山奥でした。森が深くて、とてもいい空気。
今年で第7回目の世界選手権。年々、参加国、参加者が増えており、スタート地点は大混雑。競技時間も120分~150分ぐらいかかるので、集中力を切らさないのがポイント。 競技は2日間。2日目は走るオリエンテーリングと会場が同じ。走る方は、テレビ映像も流れ、すごい盛り上がりとなります。オリエンテーリングは欧州では人気があります。
競技を終えて、バンケット(宴会)。その場で表彰式。パラリンピッククラスは、ロシアの車いす男性が初優勝。立位が取れない不利があるのに凄い!
バンケットの会場(市民ホール)に行く途中、シャンベリーの街並み。象さんがいます。歴史ある旧市街の散策は楽しい。 バンケットを終え、これまた旧市街を散歩。もうすっかり夜中です。自動車が入れない、歩行者だけの路地。いいですねー。いつまでも賑やかでした。
フランスのアルプス。想像を越えた素晴らしい旅行となった。山、湖、空気、食事、文化。スイスが有名ですが、より庶民的な感じ。観光化された俗っぽさも少ない。もう一度訪問したいと思わせるところ。長期滞在。昼間は湖ビーチ、夜は美味しい食事。フランスのパンは文句なく世界最高峰の味。生ハムの塊は野性的な味。 とことで、オリエンテーリングの成績。個人はさっぱり。下から数えた方が早い。しかしながら、団体で日本は6位入賞。私の成績がもう少しよければ3位になれたが、これが実力ですね。 |