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太平洋 アイランド・ホッピング (4)

2016/02

タラワ / キリバス


寝たきり

日付変更線に一番近い国。朝日が世界で一番最初に見える国。地球温暖化で、国が沈んでしまって消滅する恐れがあるというので、認知度が高いと思うが、海だけ、何もない素朴な国。マーシャルと比較すると、かなりの田舎。素朴さ満点。空港にもアイルチェアー(機内車いす)、昇降機など何も設備なし。

入国にビザは必要なし。出国税が20オーストラリアドル必要。自国通貨はなく、オーストラリアドルが通貨。つまりオーストラリアの援助に頼っている国。

予約していたホテル。空港に迎えを希望していたが、誰もいない。到着時に電話しないといけないのだろう。でも、ホテルの電話番号をメモしてなかった。来てくれるものと信じ込んでいた。アホです。空港にwifiなどはなく、インターネットはつながらない。

交通も少ない僻地なので、親切な人が自動車に乗せてくれて、ホテルまで送ってくれることになった。空港から市内中心部は遠く、道も整備されておらず、スピードも出せないので、50分ぐらいかかる。遠いから、迎えに来ないわけだ。小さな島だから、空港も近いと思いこんでいたが、細長い島の両端。

現地人の車に乗せてもらって、予約していたホテルに到着。ホテルというかゲストハウス。10室ぐらいしかない。中はキレイ。レストランも有り。散歩にも出れず、とりあえず寝る。寝る。寝る。 テレビもないけど本を読んで寝る。キリバスの観光をしたいのに静養のみ。何しに、こんな遠くまで来ているのだか。。。


何もしていないキリバス。1泊だけの滞在。翌日の飛行場へは、ホテルの人が送ってくれた。観光はできなかったので、車窓だけ楽しむ。細長い岩礁。両サイドが海の狭い道。島にはこの道路1つ。

海は穏やかでキレイですね。

マングローブの植林のようです。土壌確保。自然保護。

キリバスの首都タラワの空港。待合室。壁がない。飛行場とは関係なく、住民たちの憩いの場になっている。体の大きい人が多い。何をすることもなく、おしゃべりをしたり、飛行機の離発着を見たりする。空港が住民のたまり場なんて、面白い。初めての経験。

次の目的地はフィジー。2日前に史上最大のサイクロン(台風)がフィジーを直撃。昨日は全便が欠航。フィジー行きの飛行機が飛ぶのか不安であったが、3時間遅れで運行された。飛んでくれるだけ幸運。時間があるので、空港の露天で昼食を取ることにする。露天や売店も南国の雰囲気です。素朴。手作り。

キリバスのランチ。チキンのカレー。500円ぐらい。太平洋の島々は総じて物価が高い。味は、化学調味料、ターメリック(カレー粉)、パサパサの米。 スパイスに深みは一切なく、美味しくもなく、ただ腹を膨らませるだけの食事。食糧事情もよくない離島。贅沢いってはいけませんね。

空港で待っていると、右足を見ると、赤く腫れあがっていた。ちょうど1年前、カメルーンから帰国して発症した蜂窩織炎(ほうかしきえん)という感染症である。左足であったが、今度は右足。ほっておけば足を失う。命を失う。 

ただの風邪だと思ったら、感染症だった。まさかの2年連続。次は右足。。。 どおりでいきなりの高熱。ソロモンかマーシャルかわからないが、足に傷があり、感染したのかもしれない。裸足で出歩いたのが失敗か。急ぎ足の日程が免疫低下を招いたのだろう。

ゆとりのある日程にしたかったが、僻地で毎日飛行機があるわけではない。無理な行程が原因。それに年齢の影響か、体力も落ちてしまった。今度はもっと体調管理に気をつけます。反省。

足を高くして安静。抗生物質を飲むしかない。旅を続けるのはあきらめ、日本へ帰国することにしたが、キリバスからの帰国は大変。とりあえず、翌日にフィジーへ飛ぶ航空券を持っているので、フィジーへ移動。空港で日本へ帰国する航空券を購入して即刻帰国することに。その間に病院へ行くことに決めた。


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