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インド洋の楽園 (1)

2010/12

香港ディズニーランド / 香港


12時間のトランジット

香港乗換で、レユニオン&モーリシャスへの旅行。この旅行の9か月前に、レユニオンから約50名(車いす6台、全盲者など含む)が日本を旅行した。そのお世話をした人にひっついて、訪問することになりました。

わざと香港で12時間の乗換時間をとった。午後1時に到着。その深夜午前1時30分の飛行機でモーリシャスへ。手荷物だけもって、空港の外へ。男独りで、香港ディズニーランドへ行くことにする。

空港エクスプレスに乗って、青衣駅へ。当日ならば片道料金で、往復の切符が買えるので、かなり得。50香港ドル(550円)。本数も多く、車内も広い。駅も列車も完全バリアフリー。車両とホームの隙間はゼロに近い。日本も真似て欲しい。

青衣駅で、地下鉄へ乗換。香港の地下鉄バリアフリーは、2010年現在とても良い状況になっている。多くの駅でエレベーターが設置された。ホームドアが完備されていること、電車とホームの隙間がないことは、日本より優れている。
最前列、最後列の車両に、車いすスペースがある。

地下鉄で1駅、サニーベイ駅でディズニーラインに乗り換え。車両は完全にディズニー使用。バリアフリーもバッチリ。快適に移動できます。乗換時間も入れて、空港から40分~50分。直通バスはない。タクシーもそんなに高くないと思う。

2011年3月31日まで、香港空港で同日乗継する人限定で、 In-Transit Ticket が発売されていた。198香港ドル(2200円)とお得。通常350香港ドルより、1600円ぐらい安くなる。入口左側のゲストリレーションで搭乗券とパスポートを提示するとパスポートを購入することができる。同日乗継とは、香港空港に着いた日の26時までに出発する便に乗り継ぐ人が対象。

平日、小雨でしたが、想像したよりお客さんは多かった。季節はクリスマスなので、そんな装飾と音楽。中国本土の人が多いのかと思ったら、インド人が多かった。景気いいですね。音声案内も英語が主体。中国語は少々。バリアフリーは米国資本なので完璧。

東京ディズニーランドでは、歩くことのできない車いすの私は全てのアトラクションを利用することが出来ない。しかし、香港では、過激なコースター「スペースマウンテン」を含め、全てのアトラクションを楽しめた。ロス・アンゼルスの本場ディズニーでも全てに乗れたが、なぜ日本だけ、危険だから、事故があったからと乗せてくれないのだろうか? 不満である。

「熊のプーさん」、「トイストーリーのアストロブラスター」には、車いすのまま乗れる車両があった。「イッツ・ア・スモールワールド」、「ジャングル・クルーズ」、「スペースマウンテン」は、車いすから移動した。

シアター形式のアトラクションは、もちろん問題なし。車いす観賞スペースが完備され、優先入場できる。「ライオンキング」、「ゴールデン・ミッキー」は、必須の面白さ。大箱で迫力満点。とても面白かった。

私以外に車いすのお客さんは、高齢女性の2名しか見なかった。日本や米国なら、何十台、100台以上の車いすを見られるのに、まだまだ車いす利用者が少ないことを示している。

オープンしたころ、マナーの悪さとか、小ささとか、散々な評価が報道されていたので全く期待していませんでしたが、なんのなんの充分に面白い。

スタッフが雑談や飲食をしたりといい加減なのは気になるが、大きな問題ではない。パレードはしょぼかったけど、2つのシアターの大きなショーは満足。東京の半分弱ぐらいの大きさだけど充分に非日常。アトラクションにすぐ乗れるし、雰囲気もある。入場券も飲食も手頃な価格。真面目すぎる東京のキャストは苦手だし、むしろ車いすでも全部のアトラクションに乗れる香港の方が印象が良い。実際に行ってみないと経験しないとわからないものですね何事も。お勧めです。


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