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南インド(5)

2008/01

ボッタクリのビーチ / コヴォーラム


コヴァーラム

カーニャクマリから、コヴァーラムビーチまでは、タクシーで移動。途中に、寺院と宮殿に立ち寄って、1100ルピー(3300円)なり。カーニャクマリからすぐ、チチンドラムという町にある「ブラマン・ビシニューシヴ寺院」を訪問。

タクシー運転手が私の介助人。段差などを押してくれるので、じっくり20分、内部を廻った。最高!ちなみに、寺院に入るには、上半身裸裸足にならないといけません。内部は、お香も焚かれ、お参りする人もたくさんいて、宗教的な雰囲気。やっぱり中を見れるといいですね。

そのチチンドラムにある宮殿は、外国人200ルピー(600円)、インド人25ルピー。値段が高いし、車いすでは、中を全部見ることができないため、外から見学することにした。

寄り道をしながら、カーニャクマリから、コヴァーラムビーチへは、所要3時間。快適なドライブ。コヴァーラムは外国人観光客のためのビーチリゾート。安宿もあるが、段差や階段ばかり。観光ハイシーズンのため、値段も高く、車いすで泊まりやすいところも少なく、宿探しに一苦労。ビーチ沿いの遊歩道はタイルになっていて、段差もなく快適だったのが救い。

 

正直、世界中にあるビーチと何ら変わらない。コヴァーラムの物価は、インドの平均より2倍。めちゃ高い。これではインドじゃない!食事も、500円~1000円。他地域の3倍以上。 ビールや酒が飲める(こっそり提供している)のが魅力か。

ビーチとしては、きれいな入り江で、魚介類BBQ料理があり、とてもいいのだが、わざわざインドに来て、俗っぽいビーチに来る必要はないだろう。ビーチなら世界中にあるから。インドに住んでいる外国人にとっては、快適で少しノンビリできるかもしれないが。

宿も高いし、普通の単なるビーチなので、2泊の静養予定を、さっさと1泊に変更。しかし翌朝、キャンセルしたら、ボスがいないのも理由だが、宿泊料が全て返却されなかった。

また、トリヴァンドラムへのリキシャ。運転手達が結託して、200ルピー(600円)でしか行かない。18キロ・20分の距離なので、高くても150ルピーが妥当だが、外国人相手にした性悪独占商売。流しできた(送りにきた)リキシャと交渉して、150ルピーで乗ろうとすると、運転手達は血相を変えて、そのリキシャを追い出した。よそ者を排除する。結局、横からタクシー運転手が現れ、300ルピーで乗った。

ちなみに、現地英語新聞にも、コヴァーラムのハイシーズン(12月15日~1月15日)のホテル、値段の高騰を批判していた。指導する行政組織がないと。やくざな商売なコヴァーラムビーチ。こんなところで、お金を落とすのは嫌です。


トリヴァンドラム

ぼったくりのコヴァーラムを引き上げ、トリヴァンドラムで1泊。宿泊したホテルのレストラン。キレイで美味しくて最高。滞在中の3食をここで済ました。

鉄道駅で、翌日の切符を買い、リキシャで美術館・動物園の観光エリアへ。22ルピー。ネイピア美術館は趣きのある外観。ただし階段だけなので、車いすは入れない。どうしても見たいわけではないので、担いでもらうことはしなかった。同様にギャラリーも階段なのでパス。

美術館のエリアは、大きな公園となっており、景観がいいので、デートコースの定番、カップルが多い。映画の撮影も行われていた。緑が多く、くつろげるのでオススメです。動物園にも入ったが、坂が多くて大変。学生の集団がいたので、押してもらってなんとか切り抜けた。高台にあり、帰りは下りになるので、ゆっくり4キロほどの道を、車いすでこいで帰った。


電車

翌日、クイロンへの電車。 インドの鉄道は本当にバリアフリー。介助も頼めるとの看板があるが、周囲の乗客に声をかけて、いつものように乗り込む。駅にある車いすが、とても面白かったので撮影。手作りの工夫された車いす。椅子がポイントです。

ホームには点字ブロックもありました。警告と誘導。日本みたいにケバケバしくありません。

違うホームにも、点字ブロック。端の部分が凸凹。中央部はつるつるの石。障害者用の座席もあります。広い洋式トイレも。長い距離のときは寝台車が快適ですが、短い距離のときは、この座席が便利です。


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