シルクロード(7)
2005/05
サマルカンド / ウズベキスタン
ティムール帝国 紀元前から人々が住み、アレキサンダー大王の遠征にも登場。その中心であったゾグド人は、1220年 モンゴル軍の攻撃で全滅。街は完全に崩壊させられた。しかし、ティムールがサマルカンドを再建。青い街を蘇らせた。 ティムール帝国を築くうえで、どこに首都を置くか問題となっていた。広大な中央アジアの草原地帯の街で、もっとも肉が腐らないところが、サマルカンドだった。適度な乾燥。恵みの雨と木々。温暖な気候。ザラフシャン川からの農業。中央アジアで最も住み良いところとして、首都となった。 そのティムールと一族が眠る グリ・アミール廊。青いドームがとても美しく、非常に大きな建物。横からスロープで少し入場することも可能。超歴史建造物なのに、周りで子供達が遊ぶくらい、廊が日常にとけこんでいるのが面白い。 サマルカンドの中心。レジキスタン広場。3つのメドレセ(神学校)が、広場を取り囲んでいる。世界でも最も美しい広場の一つであろう。 レジキスタン広場のメドレセの一つティラカリ。礼拝所の天井が黄金に輝いている。天井は平面なのにドームのように丸みがあるように装飾している。 現在は、閲覧できるメドレセの内部はお土産物屋さんが並んでいる。歴史を感じながら、タイムスリップして、お店を冷やかすのは楽しい。タイル装飾は見事の一言。 サマルカンド観光のハイライトともいえる ジャズィーンダ廊は、長い階段が続くので入るのを諦めた。周りの人に介助してもらいながら入れなくもないが、改修工事中だし、無理することない。サマルカンドは数年後の観光産業化を目指して、頑張っています。 サマルカンドは、パンが中央アジアで一番美味だと有名です。三日月型のナンではなく、中身がつまった大きな香ばしいパン。私は一番美味しいとは思いませんが、ボリュームたっぷりでお腹は膨れますよ。 |